今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「子育て中に観てほしい映画」です。


子育てに疲れたと感じたら、自分ひとりの時間を持つことはとても大切です。映画館に行くことは出来なくても、今はDVDやストリーミング配信サービスなどで手軽に映画を視聴することが出来ますよね。
ちょっと日常から離れて映画の世界に浸ってみませんか? おすすめの映画を見終わる頃にはきっと、「また明日から頑張ろう」という気持ちになりますよ。
目次
子育てに疲れたら見てほしい映画

「泣くことがストレス発散になると知っているけど、どの映画を観ればよいか分からない!」という方のために厳選した3本をご紹介します。
ライフ・イズ・ビューティフル
第2次大戦時の強制収容所。ユダヤ系イタリア人のグイドは、息子・ジョズエのために、収容所での生活をゲームに例えながら、恐怖心を与えないよう精一杯おどけて、明るく振る舞います。
「戦争」「ホロコースト」と聞くと抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、実際はそこまで重くないですし暴力的でもありません。前半部分はラブコメディーですので、普段そういった重い映画が苦手な方にもお勧めです。
監督 | ロべルト・べニーニ |
制作 | 1997年 イタリア |
キャスト | ロべルト・べニーニ ニコレッタ・ブラスキ ジョルジオ・カンタリーニ ほか |
価格 | 724円~ (Amazon)2021.09現在 |
評価の高い口コミ | ・映画館で観たとき終わってしばらく立ち上がれませんでした。 人生で最高の映画。 ・小さな子供がいる人が観るとおそらく同じように号泣すると思います。 |
評価の低い口コミ | ・重厚なナチスものを期待していると気抜けする。 ・ホロコーストを雑に扱いすぎ。 (参照:Amazonレビュー) |


7番房の奇跡
知的年齢が6歳の父親ヨングと、しっかり者の6歳の娘イェスン。とても仲のよい親子だったのに、突然ヨングが殺人容疑で逮捕され、収監されてしまいます。
無実の罪で収監されたヨングの「娘に会いたい」という願いを叶えるために、7番房の仲間達がある作戦を決行しますが・・・
数年後、弁護士となったイェスンは、父が本当に守りたかったものを知ることになります。
コメディー要素もたっぷりなので、笑ったり泣いたり、忙しくなるかもしれませんね。
監督 | イ・ファンギョン |
制作 | 2013年 韓国 |
キャスト | リュ・スンリョン カル・ソウォン パク・シネ ほか |
価格 | 3,500円~ (Amazon) 2021.09現在 |
評価の高い口コミ | ・お涙頂戴映画だと分かっていても、2時間ちょっとでここまで人を感動させられるのは凄い。 ・俳優が豪華で、子役の子の演技が素晴らしい。 |
評価の低い口コミ | ・作りすぎで、いかにもお涙頂戴映画。 ・ファンタジーすぎる。 (参照:Amazonレビュー) |


Mommy/マミー
2015年、架空のカナダが舞台。いつも息子の尻拭いばかりさせられるシングルマザーと、お母さんが大好きなのに正反対な行動ばかりするADHDの息子が、愛憎をぶつけ合います。
「ぶっ殺してやる!」と母親のクビを絞めたかと思ったら、「Mommy」と書かれたネックレスを渡して「世界で一番ママが好き」と言うんですよね。
人生は運命と選択の連続。発達障害をもつ息子にとって、一番の幸せは何か。「自分が親ならどうしただろう」と考えさせられる映画でもあります。母の愛は偉大ですね。
ADHDについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧下さい。
監督 | グザヴィエ・ドラン |
制作 | 2015年 カナダ |
キャスト | アンヌ・ドルヴァル スザンヌ・クレマン アントワン=オリヴィエ・ピロン |
価格 | 4,136円~ (Amazon) 2021.09現在 |
評価の高い口コミ | ・劇場での上映終了後、深く感銘を受けて、しばらく立ち上がれませんでした。 ・人物の感情の発露、物語、映像、音楽、全てが美しい。 |
評価の低い口コミ | ・母親に共感できなかった。 ・画面のアスペクト比に終わりまで慣れなかった。 (参照:Amazonレビュー) |


感動して泣くことが心身にもたらす効果

ストレス物質の排出
涙と一緒に流れるストレス物質
感動的な映画を観たり、本を読んだりして感情が高ぶった際に流れる涙は、ストレスの原因となる様々な物質を排出してくれます。
プロラクチン | 脳下垂体から分泌される。本来は母乳の分泌を促したり、妊娠後の排卵を抑える働きをする。 |
コルチゾール | 副腎皮質ホルモン。心身にストレスを受けると急激に分泌が増える。 |
ACTH | 副腎皮質刺激ホルモン。39個のアミノ酸からなる。 |

ストレス物質が低下することによる効果
涙によりストレス物質が排出されると、次のような効果が期待できます。
✔ ホルモンバランスが整う
✔ 血圧や心拍数が落ち着く
✔ 免疫力の低下を防ぐ

鎮静効果
エンドルフィン(脳内モルヒネ)
涙の中に含まれる「エンドルフィン」というホルモンは、痛みを和らげると言われています。別名「脳内モルヒネ」とも言われるくらい、その効果は高いそうです。
怪我をして痛いときに涙が出るのは、痛みを和らげるための防衛反応かもしれませんね。
セロトニンの増加
涙を流すと、セロトニンの働きにより副交感神経が優位になって体がリラックスします。そのため、たくさん泣いた後に眠りにつきやすくなるのです。

笑って涙を流したい方向けの映画

前述したように、感動の涙を流す方がリラックス効果はありますが、声を出して笑うこともストレス発散になります。
「感動映画ってちょっと苦手」という方のために、泣けるほど笑える映画もご紹介します。
サバイバルファミリー
原因不明の大規模な停電によりサバイバル生活を強いられる、バラバラで平凡な家族が、困難を乗り越えながら東京から脱出する過程がコメディータッチで描かれています。
ある日突然、電気やガス、水道が使えなくなったら・・・
決してありえない話ではないだけに人ごととは思えないのですが、家族のダメダメ具合が観ていて面白いですし、応援したくなりますよ。
監督 | 矢口史靖 |
製作 | 2016年 日本 |
キャスト | 小日向文世 深津絵里 泉澤祐希 ほか |
価格 | 3,640円~ (Amazon)2021.09現在 |
評価の高い口コミ | ・鑑賞する価値がある素晴らしい映画 ・笑いあり、涙ありで家族の成長が感じられた |
評価の低い口コミ | ・電気が使えなくなった理由が最後まで分からない ・リアリティーさに欠ける (参照:Amazonレビュー) |


TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ
同級生のひろ美ちゃんのことが大好きな、普通の高校生、大介。修学旅行中に事故に遭い、目覚めたらそこは地獄だった・・・
地獄専属ロックバンドを率いる赤鬼「キラーK」による鬼特訓のもと、転生にむけてチャレンジします。
クドカンこと宮藤官九郎監督らしい笑いの要素が、隅々まで散りばめられてありますよ。
監督 | 宮藤官九郎 |
製作 | 2016年 日本 |
キャスト | 長瀬智也 神木隆之介 尾野真千子 ほか |
価格 | 3,227円~ (Amazon)2021.09現在 |
評価の高い口コミ | ・ここまでおバカな作品は貴重 ・最後の最後まで楽しめる! |
評価の低い口コミ | ・声が小さすぎ、音楽が大きすぎ ・色々とチープ (参照:Amazonレビュー) |


まとめ
いかがでしたか?
子育てで疲れたときに観てほしい映画をご紹介しました。
時代や国、家族構成は違えど、親が子どもを愛するという点では同じですよね。映画を観た後はいつもより子どもに優しくできそうな気がしませんか。
思い切り泣いたり笑ったり、感情を外に出すことって普段は意外と出来ていなかったりします。ご紹介した映画のうち1本でも、あなたの琴線に触れるものがあればうれしいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。