今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは、「子育て中の働くママのキャリア形成」についてです。
結婚を機に退職したり、産休・育休と、キャリアに空白の期間ができ、キャリア形成が難しいと感じているママは大変多いと思います。
旦那さんが単身赴任になるケースもあり、更に大変さが増すこともありますよね。
この記事では、「子育て中のキャリア形成」について、具体的な方法を詳しく解説いたします。是非お読みください!
目次
子育て中のキャリア形成は、まず「自分の価値観」を明確に!
まず、キャリア形成を考えるにあたり、ご自身の価値観を整理することが何より重要です。
仕事に対して、やりがい、給与、勤務、時間など色々求めたくなりますが、全てを網羅できる理想の仕事はありません。
ご自身が何を大切にするのか、価値観を整理することが大切です。まず、初めの一歩として、以下3つのポイントを、書き出して言語化することから始めましょう。
・自分にとっての最も大切なことは何か。
・ここで仕事をする意味は何か。
・10年後どのような自分でありたいか。
そして、この質問を人に見てもらい、「なぜそう思うのか?」「〇〇って具体的にどういうこと?」等深掘りをしてもらってください。
きっと仕事に何を求めるか、価値観が明確になります。
因みに、私にとっての最も大切なことは「家族と楽しく暮らすこと」で、現在の仕事をする意味は、「自分自身が学び成長できること」です。この2つを達成できる二軸で仕事を選んでいます。
私の知人には最も大切なことは「お金」という方もいらっしゃいました。それは価値観の違いであり、優劣のあるものではありません。あくまで、自分が何を大切だと思うのか明確化することが大切です。
なお、より深くご自身の価値観を整理をするためには、「価値観マップ」を作成することがおすすめです。以下動画を掲載しておきますので、作成にあたり参考にご覧ください。
現状を変えるために大切にしたい3つの会話
価値観が整理できたら、自分が望む現状の働き方やキャリアのイメージが、掴めたと思います。
もし現状に不満があり、変えていきたいと思うなら、周囲のキーパーソンに向けてアプローチをする必要があります。キーパーソンとの会話を大切にしましょう。
ここでは大事にすべき3名のキーパーソンとの会話につき、それぞれ説明していきます。
パートナーとの会話
パートナーも仕事をしていて共働きの場合、当然ながら家事・育児の分担を決める必要があると思います。最近は、家事・育児に協力的な夫も増えているようですが、先進諸国と比べると日本は大変遅れています。
日本の夫の家事時間はわずが1日当たり25分となっております。
夫婦のみの共働き世帯について、土日を含む週7日間における1日当たり平均生活時間(週全体)をみると、仕事時間(通勤を含む。以下同じ)は夫が7時間54分、妻が5時間18分と、夫の方が2時間36分長くなっています。一方、家事時間(買い物を含む。以下同じ)は夫がわずか25分であるのに対して、妻が3時間3分と、妻の方が2時間38分長くなっています。
統計局ホームページ/夫と妻の仕事、家事・育児、自由時間の状況 -「男女共同参画週間」にちなんで- (stat.go.jp)
理想の働き方、キャリアを形成するためにも、家事・育児の分担については、公平な分担となるよう、パートナーと相談するべきでです。
しかし、パートナーが何度言っても家事をしてくれなかったり、育児の大変さを理解してくれないケースもありますが、基本的には折れずに対話を重ねることが重要です。
長い夫婦生活、今後の子育てのためにも、粘り強く対話しましょう。
なお、夫婦円満育児のコツは以下の記事も参考にしてください。
また、時短家電を導入し、家事の時間を圧縮することも一案です。以下記事も参考にご覧ください。
上司との会話
次に、現状の業務負荷調整や部署の変更等が必要だと感じた場合には、上司に相談してみましょう。
まず当たり前ですが、会社は希望を伝えないと動いてくれません。
転職や退職をすることを考えれば、今の会社に希望を伝えてみるのは、非常にリスクが低いです。
現状を変えたいと思われる方は、まずは話すことから始めましょう。
また一度伝えたからといって動いてくれる可能性は低いです。現状の大変さも伝えながら、面談の機会などに都度お伝えしてしましょう。
転職エージェントとの会話
上司との会話を経て、今お勤めの会社ではどうしても求める仕事ができない、生活が成り立たないというのであれば、転職も視野に入れてみるのも一案です。
転職はリスクがありますが、転職活動はノーリスクです。転職ができるのは、内定先を得て初めて可能になります。
時短勤務中や育休中であっても、まずは一度転職エージェントに登録をし、話を聞いてみるところから始めましょう。
昨今はコロナ禍の影響で、転職活動はほとんどオンラインで完結することができます。時間のない働くママでも、実施することができます。
転職活動をするにあたり、まずは大手エージェントに数社登録しましょう。そこで、何名かと面談をして、相性が合う担当者を探してみてください。そこで自分自身の市場価値を測り、自分にどのような選択肢があるのか認識してみましょう。
場合によっては今後のキャリアの伸ばし方や、取得した方が良い資格などのヒントが得られ、今後のキャリア形成の指針に気づくかもしれません。
なお、エージェントの選び方は職種やそれぞれの状況により異なります。以下動画も参考にしてみてください。
「会社のプロ」ではなく、「仕事のプロ」を目指そう
今後のキャリアを考える上で、会社の中のポジションではなく、「仕事のプロ」を目指すことが大切です。
昨今は時代の変化が激しいVUCAの時代と言われます。10年前普及してかったスマートフォンは今や全員が1人一台もち、簡単に情報を得られるようになりました。
今後の時代変化が益々激しくなるとすると、皆さんが今している仕事がなくなる可能性もあります。
また、パートナーの転勤や、子供の都合でキャリアを中断せざるを得ないケースもあります。
そういった場合、自分自身が仕事のプロであれば、新しい転職先も見つけられるでしょうし、フリーランスとしても柔軟に働くことができます。
キャリアを継続できる強みを磨き続け、「仕事のプロ」を目指しましょう。
なお、仕事のプロになるためには、目の前の仕事の質を上げていくことが大切です。例え先に違う仕事に進もうとも、どんな仕事でも普遍のスキルはあります。
以下動画を参照し、自分の仕事に不足している点はないか、チェックしてみてください。
(補足)キャリアも大切だけど、ストレス発散も大切
仕事のプロを目指すのは大切ですが、育児中は仕事・育児・家事の3つを同時にこなすだけでもとても大変です。キャリア形成に高い目標を掲げることは大切ですが、それよりもストレスをためず、日々安定した気持ちでいることが何より重要です。
心身の安定が、すべての活動の基盤になります。
特に発達障害のお子さんを抱える方は、キャリア形成の難易度も上がります。以下記事を参考に、ストレスを発散しながらキャリアに向き合いましょう。
まとめ
以上、子育て中のキャリア形成について、ご説明しました。
子育て中のキャリアを形成するために
1.まず自分自身の価値観を明確にする
2.「パートナー」「上司」「転職エージェント」との会話を大事にする
3.仕事のプロを目指す
キャリア形成については誰もが悩む問題です。
漠然としていて、何から手をつけたらわからないと思いがちですが、「価値観」を明確にして「目標」を設定し、具体的に行動すれば必ず成果が得られます。
是非、行動を起こしてしてみてください!