今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「子育てにやってほしい事とやめてほしい事」についてです。

最近は共働きの夫婦も増えてきたせいか、家事や育児に積極的に関わるパパも増えて来たように思います。一方で、夫の家事や育児への関わり方に不満を持つママも、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

なぜ子育てにおいて夫婦間で温度差が出てしまうのか、妻が夫に求めていることや夫婦円満育児のコツについて一緒にみていきましょう。

子育てで夫にやってほしい事とやめてほしい事

やってほしい事

夫も自分と同じように積極的に育児に参加してほしいと思っているママは少なくないでしょう。

https://twitter.com/sc2_42/status/1424702148231663623

自分でできる事は自分でやってほしい

「うんちしてるみたいだよ」「鼻水でてるよ」など、教えてくれるのは嬉しいですが、できれば気がついたら自分で対応してほしいですよね。

子どものことならまだしも、夫の靴下が脱ぎっぱなしだったり、食べた後の食器がそのままだったりすると、「そのくらいやってよ!」と言いたくなってしまいます。

もっと子どもの面倒をみてほしい

食事の支度中、子どもを見てくれるように頼んでいたのに夫はスマホやテレビに夢中・・・なんてことはありませんか? 夫が目を離している隙に危ないことにならないか、安心して料理を作っていられませんよね。  

あるいはもっと単純に「子どもともっと遊んであげてほしい」「積極的に関わり合ってほしい」と思っている人も多いのではないでしょうか。

やめてほしい事

子育てにおいて「手伝うよ」という言葉や「手伝ってあげてる感」を出す夫にモヤモヤしてしまう気持ち、分かりますよね。

何でも妻任せにする

子育てについて気持ちを共有したり、協力しあうことを妻は願っています。

仕事でくたくたになって帰って来て、更に子どものお世話・・・と思うと大変なのも分かりますが、帰宅してからテレビやゲームに熱中してばかりいると文句もいいたくなりますよね。

細かく口出しする

子育てに関心がないことも問題ですが、逆にありすぎて自分の考えを押しつけてあれこれ指図するのはよくありません。

育児って教科書通りにいかないものですよね。口ではなく手を動かしてもらいたいものです。

どうしてわかってくれないの?

話しても理解してもらえないこと、分かり合えないことが多くなると、悲しい気分になりますよね。「生んだ覚えのない長男」のお世話にストレスを感じる人もいるのではないでしょうか。

もともとの性格や相性はさておき、ここでは性別の違いにおける原因について焦点をあてていきますが、発達障害が原因である場合もあります。

次のようなことが多くあてはまる旦那さんは、アスペルガー症候群(知的障害のない自閉症スペクトラム)である可能性があり、そのような夫をもつ妻が、精神的に病んでしまうことをカサンドラ症候群と言います。

その場合は生まれつきの脳の特性であるため、理解を得るのは難しいかもしれません。

アスペルガー症候群の夫によくみられる特徴

・人の気持ちを察したり、場の空気を読むことが極端に苦手
・予定が変わることを嫌い、臨機応変な対応ができない
・マイルールに忠実である
・暗黙の了解が分からない
・趣味や活動がパターン化しており、興味の幅が狭い

avatar
静江
これらが当てはまるからといって、必ずしもアスペルガー症候群というわけではありませんよ。
avatar
浩二
そうですね。特徴が「極端であるか」というのがポイントです。

アスペルガー症候群やカサンドラ症候群についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、気になる方はご覧になってください。

脳の特性の違い

直感や感性を司る右脳と、言語や思考を司る左脳。この2つは脳梁(のうりょう)という神経でつながれていますが、女性の方が男性より20%ほど太いと言われています。

そのため男性は女性に比べて何かの機能に特化する傾向にあるといえます。

もちろん全員がそうではありませんが、脳の違いを知ることで相手の不思議な言動が理解でき、少しは許容できる気がしませんか?

男性脳女性脳
思ったことを言葉にするのに時間がかかる直感的で、思ったことをすぐ口にする
問題解決を求める共感を求める
一つのことに集中する一度に複数のことをこなせる
目的達成や結論を重視過程を楽しむ
空間把握能力に優れる言語能力に優れる

男性脳・女性脳について詳しく知りたい方は、こちらの動画がおすすめです。

親としての自覚が妻より少ない

女性は妊娠してから、自身の体の変化や胎動を感じたりすることにより、出産までに母親としての自覚が芽生えやすいですが、男性はそうはいきません。

男性はどちらかというと、子どもが生まれてから徐々に親としての自覚が湧いてくるようです。しかし、子どもが生まれてからも妻に比べて子どもと接する時間が少ないので、父親としての準備に時間がかかるのかもしれません。

夫婦円満育児のコツ

感謝の気持ちをまめに伝える

男性と女性の脳の違いについて前述しましたが、男性は気持ちを察することが苦手なため、ハッキリ言ってもらわないと分かりません。

感謝の言葉は、男性脳の人がいちばん気持ちよくなる言葉だそうです。

家ではゲームばかりしていても、「妻子のために仕事をがんばることが自分の役目」だと思って上司やお客さんに頭を下げ、毎日歯をくいしばって頑張っているかもしれません。

「ありがとう」という言葉をたくさんかけるようにしましょう。

「ありがとう」と言われて嫌な気分になる人はまずいませんし、「そんなに感謝してもらえるならもっと頑張ろう!」と活力にだってなります。夫婦は鏡、というように、やがてその言葉も自分の元に帰ってくるかもしれません。

子どもにパパの悪口を言わない

自分に懐かない子よりは、自分に懐いてくれる子のほうが正直かわいいものです。妻が夫に「子どもに靴下履かせて!」と言うより、子どもが「パパがいい~!パパ靴下履かせて!」と言ってくれた方がやってくれる確率は上がる気がしませんか?

ママがパパの悪口を言っていると、子どもはその言葉を鵜呑みにし、ママと一緒になってパパの悪口を言うようになります。

子どもをパパっ子にしてしまうぐらいが、どちらかに偏った負担が減るのでママとしては楽できますよ。

頑張り過ぎない

何でも完璧にやろうとすると、疲れてしまいます。疲れると心の余裕がなくなります。余裕がないと小さなことでイライラします。

疲れてる時は外食やお惣菜、コンビニ弁当で済ませてしまってもいいと思います。コンビニ弁当はさすがに、、、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろそんな時のためのコンビニです!

母乳でなければならない、離乳食や夫の食事は手作りでなければならない、掃除は毎日しなければならない、といった呪縛から自分を解き放ちましょう。

食事が手作りであることより、ママが笑顔でいてくれた方がよっぽど夫や子どもにとってよいのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?

最近は子どもを抱っこひもに入れて歩いている男性も珍しくなくなってきました。

そのように育児に対して積極的に関わる男性が増えて来ている一方で、妻にすべて任せきり、という人もいるようです。

男女の脳の違いもあって考え方に違いが出たり、思うように気持ちが伝わらなかったりしますが、「ありがとう」という感謝のことばで夫婦の溝を埋めていきましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。