今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所になることを願って投稿させていただきます。今日のトピックは「発達障害 親」についてです!

毎日子どもと接していると、こんな悩みを抱えることがあるかもしれません。

・発達障害って育て方のせいなのかな…
・遺伝とか環境のせいなのかな…
・どう子どもと関わればいいか分からない…

発達障害がなぜ引き起こされるのかを知らないことは危険です。正しい知識がないと自責にかられてしまう可能性があるからです。まずは知識として発達障害がなぜ引き起こされるのかを知り、自責を最小限にとどめられるようにしていきましょう。

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浩二
今回は発達障害の要因と、発達障害の子どもとの関わり方に加え、子育てに疲れてしまったときの対処法まで紹介させていただきます!

発達障害は、親の育て方のせいではない

はっきりと言えることですが、発達障害は親の育て方のせいではありません。

https://twitter.com/taso3238/status/1470179553989754880

発達障害は、先天性の脳機能障害です。生まれた時点で存在する障害です。確かに0歳から9歳までの環境が要因だとされる考え方もあります。妊娠初期の喫煙や出産前後の栄養の偏りなど要因の可能性となるポイントはいくつか指摘されていますが、何が環境要因とするのかは明らかになっていません。

昔は「発達障害は育て方のせい」という考え方が主流だったため、心無い言葉をかけられて不安になった方も多いと思いますが、安心してください。

発達障害は親の育て方のせいではありません。

書籍紹介

発達障害の子どもとその親の不安を解消してくれる書籍です。少しでも不安を吹き飛ばしたい方におすすめです。

解消される不安の例

・自分を否定する気持ち
・自分を責める気持ち
・「自分が産まなければ」という罪悪感
・「いい母親でいないと!」という呪縛

▼概要

著者Shizu
出版社KADOKAWA
価格1,650円(税込) 送料無料
発売日2021/8/30
2021年8月20日現在 Amazonより抜粋
口コミのご紹介

・子育て中の母の気持ちに寄り添っている
・たくさんの実体験が乗っていて共感できる
・悩みを客観視できる
・少し非科学的な要素もある

などといった声が多くみられました。

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浩二
マイナス思考を吹き飛ばしてくれるような一冊です!

どの程度遺伝するかは、分かっていない

「遺伝のせいなのかな…」と自責したり、過度に心配することはありません。

発達障害は遺伝が原因だとする考え方は主流なものです。確かに遺伝子による要因があることは事実です。しかしどの程度発達障害が遺伝するかは明らかになっていません。全て遺伝のせい、自分のせいと考えるのは少しやり過ぎです。

それに悪い部分ばかりが遺伝している訳でもないです。

ちゃんとあなたの良い部分だって遺伝しています。悪い部分とされているところも活かしていくように考えればいいです。ちなみに遺伝しないで何パーセント発達障害が引き起こされるかも明らかになっていません。

参考記事

発達障害の遺伝についてもっと知りたい方はこちら。発達障害研究の結果も紹介されています。


環境のせいなのかも、分かっていない

「環境のせいなのかな…」と自責したり、過度に心配することもありません。

なぜなら、遺伝のせいなのか、環境のせいなのか分かっていないからです。現段階では発達障害は遺伝要因と環境要因の両方が原因とされています。

しかしどの程度遺伝をするのか、環境要因とはなんなのかが明らかになっていません。とにかくその2つに類する様々な事柄が混じり合い、発達障害を発現させているとされています。つまり、どれだけ考えてもなぜ発達障害が引き起こされたのかは分からないのです。

自分が産まなければと自責したり、過度に心配してしまうかもしれませんが、分からないことは分からないでいいと認めるのも1つ手ではないでしょうか。

ちなみに、親の社会階層や家計収入と自閉症の発症率は関係がないことが明らかになっているので、このポイントで悩む必要はありません。

参考記事

環境要因について詳しく知りたい方はこちら。

親と子の正しい接し方

両親の関わり方次第で、発達障害の子どもは大きく変わります。どれだけ理想的な関わり方をしても、いきなり発達障害が改善されることはありません。だからこそ、継続的なケアをしていくためにきちんとした知識を付けていくことが大事です。

親が子どものためにできること

まず親御さんは、お子さんが発達障害であることをまずは認めましょう。

認めることから支援はスタートします。この記事を読んでいるあなたは今まで必死に頑張ってきたのだと思います。時に叩いてしまったり、思ってもないことを口にだしてしまったとしても、それは子どもが大事に想うからこその行動なのだと思います。

「障害」という言葉に抵抗感を抱く気持ちは自然です。

これまで頑張ってきたあなただからこそ、発達障害を認めてあげることができます。少しずつ、子どもの発達障害を認めてあげてください。

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浩二
認められたのなら、親子で協力して前に進むことができますから!

発達障害の子どもご本人が目指すゴール

お子さんに求められるものは「自己理解」と「自走力」になります。

まずはゆっくりと自分の特性を自分自身がしっかりと理解しましょう。自分がなにを苦手としているのか、それに対してどんな対策ができるかを覚えておきましょう。こんなことが苦手だから、できたらここは助けて欲しいと自分から誰かに助けを求めることも大事です。

最終的には、どんな考え方でもいいので自分なりの考えを構築し、それを活かせることを見つけましょう。

自らで考え、自らの考えを持ち、それに活かして生きる。それがゴールです。

子育てに疲れてしまったら

子育てに疲れが溜まっていると感じたら、やることは「運動」と「睡眠」です。これ以上に疲れやストレスに効くことってありません。

毎日、散歩しましょう

散歩をする習慣を付けてください。 散歩にはほかの運動方法にはないメリットが沢山あります。

散歩のメリット

・お金がなくともできる
・今日からできる
・自分の時間を取ることにつながる
・歩くだけなので考え事もできる

運動が出来てくると睡眠も取りやすくなります。適切な睡眠時間は人によって異なりますが、眠りに着くまでの時間を短くすることは誰にとっても大事なことです。ベットに入ればすぐ寝られて、眠りも深い。それが理想です。

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浩二
どうぞ、毎日散歩の効果を実感してみてください!

向き合うことを辞めてはいけない

あなたが子どもの凹凸を理解しようとし、できたことは褒め、出来る限りの肯定で接したとしても、発達障害はいきなりは改善されないものですよね。少しづつの積み重ね、長期的な支援の継続が大事と分かっていても疲れは必ずやって来ます。

例えばこういった気持ちは疲れに繋がります。

疲れに繋がる気持ち

・他の親と比べてしまう
・自分の子育てに不安を感じる
・できていないことばかりに目が行ってしまう
・子どもにイライラする自分を自己嫌悪したり、ひとりで抱え込んでしまう。

子育ての途方のなさに、絶望や無力感を覚えることもあったかと思います。

しかし、あきらめてはいけません。向き合うことをやめてはいけません。子どもを想った行動をし続ける覚悟を持ってください。子どもの苦手なことばかりを見つめるのではなく、良い所も見つめてあげることが愛情を持って接してあげられる糸口になります。

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浩二
いつか終わりは来ます。子どもが周りに支えられながらも自立するその瞬間まで、どうか支えてあげてください。

参考動画

自閉症スペクトラム発達障害の息子さんと向き合い続けた6年間の苦悩を語ってくださっています。

まとめ

1,発達障害は、育て方のせいではない
2,どの程度遺伝するかは、分かっていない
3,環境のせいなのかも、分かっていない
4,お子さんが発達障害であることをまずは認めましょう
5,疲れが溜まっているなら、運動と睡眠を見直そう

最後までお読みいただきありがとうございました!