今日も皆さんと一緒に、発達障害等に関する学びや情報交換の場所となることを願って投稿させて頂きます。 今日のトピックは「発達障害歩き方」についてです。
「うちの子の歩き方が変かも…」
「太ももよりふくらはぎが発達している」
「何もない場所でよく転ぶ…」
これらのような点に当てはまれば発達障害の可能性があります。
この記事では、自閉症、ASD(アスペルガー症候群)の歩き方の特徴を解説しますので、最後まで読んでください。
目次
自閉症の歩き方の特徴
自閉症の子の歩き方には特徴があり、かかとをつけずに、つま先だけで歩く、「尖足歩行」がよく見られます。
尖足歩行になる理由として、
①足の裏が敏感になっており、床につけることができない
②逆に刺激が欲しくてつま先歩きをする
③気持ちや心拍数を司る前庭覚が感じにくいため
発達障害の影響は歩き方にも?歩行に難のある子供の仕草に気付いて
ADHD(注意欠陥多動性障害)の歩き方の特徴
ADHDは、衝動的で落ち着きがないという特性があり、歩くのが早いケースがあり、一人でバタバタと歩いて行ってしまいます。
歩くのが早くなる理由として、
・ゆとりがなく、いつも急いでいるから
・じっとしていることができない
・やりたいことやすべきことがどんどん浮かび上がり焦りで早くなる
自閉症、ADHDの歩き方の特徴を挙げましたが、障害でない人も特徴に当てはまる歩き方をすることがあるので、一概に障害を持っているとは言えません。
正しい歩き方
では、正しい歩き方とはどのような歩き方でしょうか?下の動画で確認しましょう。
歩き方のおさらい
1.姿勢 顎を引き、胸を張り、背筋を伸ばす
2.歩き方 ももを上げ、つま先を上げて、かかとから着地し、真っすぐに蹴る。両手は前後に振る
3.バランス 歩くときに前から見て左右のバランスが均等になるようにする
参考元 障害を持つ方の就職情報サイト
発達障害の影響は歩き方にも?歩行に難のある子供の仕草に気付いて
歩き方の改善方法
発達障害を抱えている子どもは、周りの子どもと比べてしまい、できないことで自信を失ったり、自分の殻に閉じこもってしまうことも少なくありません。
そのような子には、まずできそうなことから取り組み始め、少しでも前進した時や、努力の姿勢が見られる時は、ちゃんと褒めてあげてください。
子どもとの信頼関係が深いほど、頑張って克服しようとします。
尖足歩行
つま先歩きを改善する方法は、遊びを通じて感覚の発達を促すのがオススメです。足裏の感覚が敏感な子には、無理にかかとをつけて歩かせるのではなく、その子にとって心地よい素材で練習しましょう。
例えば、クッションや座布団の上を歩いていく遊びや平均台歩きなど。
反対に感覚刺激を求めている子には、ブランコやトランポリン、縄跳び、台からジャンプ、あと足つぼマッサージの上を歩くのも良いかもしれません。
あくまで子どものペースで練習することが大切です。
早歩き
早歩きは、子供のうちは気にしなくても良いと思いますが、改善する方法として、あわてないように時間管理を心がけゆとりを持ちましょう。
焦りや集中が切れることにより,早歩きにつながるので、集中や注意を調節するために服薬も効果的です。自分でも集中力をコントロールすることも大切です。
あと、手順や予定を決めることにより、落ち着くことができ、早歩きの改善が期待できます。
道具で歩き方を改善する
歩きやすくするためにインソールを使ってみましょう。
土踏まずのアーチを作ることで、捻挫防止につながったり、疲れを軽減する効果があります。
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専門家に相談してみる
中には、自分の歩き方に対するこだわりが強かったり、重度の感覚過敏の場合、なかなか直すのが難しいかもしれません。
そのような時は、理学療法士の方に相談してみたり、子どもにぴったりのオーダーメイドのシューズを使うこともおすすめです。
参考元 発達障害の影響は歩き方にも?歩行に難のある子供の仕草に気付いて
まとめ
発達障害の歩き方の特徴と改善策を解説しました。歩き方は、練習次第で改善が大いに見込めますので安心してください。大人になってからよりは子供のうちの方が直しやすいのでできるだけ早めに対処しましょう。
この記事があなたのお役に立てたなら幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。