今日も皆さんと一緒に、発達障害等に関する学びや情報交換の場所となることを願って投稿させて頂きます。 今日のトピックは「発達知的障害」についてです。

最近になり、少しずつ発達障害や知的障害といった言葉が認知され始め、医療の間で研究がされ始めてきました。

ところで、発達障害と知的障害は同義のように使われていますが、実際のところ違いはあるのでしょうか?今回は両者の意味や違いを明らかにしようと思いますので、ぜひ最後まで読んでください。

発達障害と知的障害に違いはあるの?

結論から言いますと、米国精神医学会では、精神医学的には発達障害と知的障害は精神障害というカテゴリーで同じであり、同義であると言えます。

しかし、日本では、行政の体系に従えば、別々の障害として捉えられています。行政の枠を超えて考えると、両者は、幼児期から症状が出始め、障害に大きな変化はなく、生涯向き合って生きていくという点はどちらも同じです。

どうやら、違いはあまりなく、国によって同じカテゴリーで捉えたり、別々に捉えたりするようです。それでは、両者の定義を細かく説明していきたいと思います。

参考元 ユースアドバイザー養成プログラム

発達障害の定義

発達障害は、生まれつき脳の一部に障害が起こることで何らかの障害が起こることを言います。

心と体の成長や発達が上手く働かなかったり、アンバランスになったりすることを指します。発達障害の多くは、知的障害を伴わず、生活上のコミュニケーション能力や、行動面、学習能力など、ある特定の分野に困難が生じるものです。

発達障害の方はこのように苦手とすることがありますが、人より優れている能力も持っているので、短所ばかりに目を向けるのではなく、長所を伸ばしてあげることも大切です。

発達障害には、大きく分けて3つに分類されます。

ADHD(注意欠陥多動性障害)

ADHDの特徴として、

  • 注意が散漫でケアレスミスが多い
  • 常に落ち着きがなく動き回る
  • 衝動的に行動する

このような特徴があります。

ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)

ASDの特徴として、

  • 対人関係(社会性)の障害
  • 非言語コミュニケーションの欠如
  • 物事に対する強いこだわりや変化を嫌う

このような特徴があります。

LD(学習障害)

LDの特徴として、

読む、書く、推論する能力など、特定の分野で著しく習得が難しかったり、使用ができない障害です。

参考元 ユースアドバイザー養成プログラム

知的障害の定義

知的障害は、行動や思考の深さ、複雑さなどが年齢相応の能力水準よりも著しく低いことと定義されています。知的機能の発達水準が低いために社会生活に困難が生じます。

厳密に言うとIQが75以下で知的機能と適応機能の低下が18歳までに現れるものをいいます。知的障害は、

軽度:50~75

中度:20ないし、25~50

重度:25ないし、20以下

最重度:20以下

と軽度から最重度まで4段階に分類されます。

程度別の特徴

軽度:軽度の障害の場合、適切な教育支援を受けられれば、学校教育も問題なく終えられるでしょう。生活面においても、最低限の支援で自立した生活を送ることが可能です

中度:中度の障害者では、日常のコミュニケーションに問題はありませんが、社交的な場での複雑な意思決定やコミュニケーションは難しくなってきます。日常生活においては、更なる支援が必要になってきます。

重度:コミュニケーションレベルは、最低限度になります。身の回りにおいても支援が必要不可欠になってきます。安全に関する判断も困難なため、介助・介護が必要です。

最重度:日常生活において、全面的に解除・介護が必要になってきます。コミュニケーションも困難になってきます。身体面や知覚においても制限が付きます。

知的障害を持つ子供は、周囲から求められる様々な要求や支持が理解できずに、強い不安や劣等感を抱くことが多く、うつ病や統合失調症、不安障害などの二次障害が現れることも少なくありません

こちらの記事で知的障害について詳しく解説しています。

知的障害の発症原因

知的障害は、3つの要因で発症することがわかっています。

病理的要因

染色体異常や自閉症などの先天的な病気、生まれてくるまでの過程での事故、生まれた後の高熱などの病気や事故が原因。

生理的要因

特に問題なく妊娠、出産を迎えましたが、たまたま知能指数が低く生まれてしまうケースです。大体の人の知的障害の原因が生理的要因と言われ、ほとんどが軽~中程度の障害となっています。

環境要因

親からの虐待、人との交流が極端に少なく、外部からの刺激が少ないことが原因で発症する場合もあります。

発達障害と知的障害は遺伝するの?

結論から言いますと、

発達障害は遺伝的要因と環境的要因に起因するため、遺伝する可能性があります

知的障害については、遺伝性はないようです。

 

まとめ

 

発達障害と知的障害の両者の違いを解説させていただきました。

簡単にまとめると、

発達障害=知的発達に遅れはありませんが、脳の一部に障害が生じ、コミュニケーション能力や行動面、学習能力など、特定の分野に困難が生じる障害

知的障害=知的機能の発達水準が低いために社会生活に困難が生じる障害

両者は似ている部分も多いですが、異なる部分もあるので、この記事を参考にしていただき、障害についての理解を深めてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。