今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは、「子育ての一番大変な時期」についてです。
子育ては年中無休。熱があっても体調が悪くても、会社員のように「欠勤」することはできません。子どもが生まれたその日から、一度乗ったら二度と降りられないジェットコースターに乗っているようなものです。
しかし、幸いなことに子育ては同業者が最も多い仕事のひとつでもあります。発達ステージ別の悩みと、乗りこえ方について探っていきましょう。
目次
子育てで一番大変な時期
色々と調べてみると、0~3歳ぐらいまでの子育てがいちばん大変だと感じている人が多いようです。しかし、子どもの性別や気質、他に兄弟がいるかによっても大変な時期は人それぞれです。
子どもはひとりひとり違いますから、大変な時期もそれぞれ違って当然ですね。
子育てが一番大変な時期の親のストレスは計り知れません。どんなにかわいい我が子でも、つい怒鳴ってしまって自己嫌悪に陥ってしまうことがありますよね。
早速、発達ステージごとの悩みからみていきましょう。
イライラ、怒りへの対処法(アンガーマネジメント)について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧下さい。
乳幼児期
0歳~1歳
子どもが生まれてすぐは、とにかく親の睡眠時間が削られます。授乳とおむつ替えを昼夜問わず無限に繰り返しているような感じです。
子どもが第1子の場合は、親も慣れないことばかりなので余計に大変ですよね。
頻回授乳が辛い
お母さんの体力維持が一番大事です。夜間の頻回授乳が辛い場合は、粉ミルクに頼るのもよいのではないでしょうか。最近の粉ミルクは品質も高いですので、母乳にこだわらなくても大丈夫ですよ。
・母乳より腹持ちがよいので授乳間隔が長くなる
・お母さんだけでなく、お父さんや他の人からも与えることができる
寝かしつけが大変
生後6ヶ月までが、最も寝かしつけに苦労する人が多いそうです。
お母さんの腕の中でゆらゆらし続け、やっとの思いで寝かしたと思っても、そっとベッドに下ろしたとたん目を覚ましてしまうということもあります。これが赤ちゃんの「背中スイッチ」と言われるものです。
そんな眠りの浅い赤ちゃんにお勧めなのが、「おやすみたまご」です。
新生児から授乳クッションとして使えます。クッション材のポリエチレンビーズが体を包み込むようにフィットします。
自由に形を変えられるので、頭の部分を高くして、授乳したまま眠ってしまった赤ちゃんをそのまま寝かせておくことができますよ。
価格 | 21,780円(税込み)楽天(2021年8月現在) |
良い口コミ | 最高、よく寝てくれるようになった、双子の同時授乳にも使える |
悪い口コミ | 夏は熱がこもりやすい、ファスナーが当たるのが気になる |
口コミ参照先 | 楽天レビュー |
1~3歳
1歳を過ぎて歩けるようになると、行動範囲が広がるので親はヒヤヒヤするようになります。何でも口に入れるので目が離せません。
そして2歳にもなれば自我が芽生え、自己主張を始めるようになります。いわゆる「魔の2歳児」の誕生です。
これは3歳になっても続き、4歳頃には収まることが多いことから、「悪魔の3歳児」「天使の4歳児」という言い方もされています。
子どもの成長の証なので嬉しいことである反面、苦労している親もたくさんいます。
自閉症スペクトラム障害(ASD)について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧下さい。
家に帰るのがイヤ
この頃の子どもは、まだ気持ちの切り替えがうまくできません。
公園で遊んでいて帰る時間になっても、なかなか遊びをやめられないのもそのためです。
帰る時間の30分くらい前から段階的に、「そろそろ帰るよ」と声を掛けるようにしましょう。そして、家に帰った後に起こる楽しいことについて伝えることにより、気持ちがそちらに向きやすくなります。
3歳くらいになれば、「時計の長い針が3のところに来たら帰ろうね」とか、スマートフォンのアラームを設定して、音が鳴ったら帰ることを習慣付けるようにするのもいいですね。
食べるのがイヤ
1歳を過ぎた頃から、食べ物の好き嫌いや、これまでは嫌がらず食べていたものを急に食べなくなることが多くなります。
一生懸命作った食事を、全く手を付けずに残されたりすると悲しくなりますよね。
だからといって、嫌いな食材を食卓から消してしまわないようにしましょう。食べやすいように切り方を変えたり、調理方法を変えてみるとよいかもしれません。
食材を一緒に収穫したり、手に取って触れさせたり、一緒に料理を手伝わせて食材に興味を持たせることも効果があるみたいですよ。
子どもの偏食を改善する方法については、こちらの動画で現役の保育士さんにより詳しく解説されていますので、興味がある方はご視聴ください。
就学前
幼稚園に入り家庭の外で集団生活を送るようになると、子どもは社会性を身につけ始めます。言葉で自分の気持ちを伝えたり、ひとりで出来ることが増えて頼もしくなる反面、まだまだ善悪の区別が難しいところがあります。
まだまだ悩みは尽きませんね。
しつけの悩み
子どもが言うことを聞いてくれないことに悩む親は多いですが、子どもの気持ちを汲み取り、頭ごなしに怒らないようにしましょう。
とはいえ、危険なことや、絶対にやめて欲しいことは、強く伝えることも大切です。普段から強い言葉を投げかけていると効果がなくなりますから、ここぞという時だけにしてくださいね。
電車やバスの中など、公共の場で静かにしてほしいときは、「静かにしなさい」と言うよりも「このくらいの声でおしゃべりしようね」と小声で伝えるなど、具体的にどうしたらよいか伝えるとよいそうです。
他の兄弟とのバランス
新しく家族が増えるのは嬉しいことですが、上の子からするとちょっと複雑です。いままで独占できていたお父さんやお母さんの関心が下の子に移ってしまうことにより、寂しさを感じたり反発するようになることがあります。
上の子の複雑な気持ちを理解し、変わらずに愛情表現をしてあげましょう。間違っても「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから我慢しなさい!」とは言ってはいけませんね。
小学生
小学生にもなれば、身の回りのことも殆どひとりでできるようになります。食事や着替え、排泄など、手がかからなくなった分、楽になるような気もしますよね。
しかし、ゲームに夢中になって勉強をしなかったり、学校や習い事に行く準備をしなかったりと、別のイライラが出てきます。
注意をしてもすぐ言い返してきたり、反抗的な態度を取られると、可愛げがないと感じてしまうこともあるでしょう。
ADHD(注意欠如・多動性障害)について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧下さい。
子どもの友人関係
ママにべったりだった子も、やがて友達と楽しく遊ぶようになります。一方、いじめや、子どもが小学校で友達と喧嘩をして学校から連絡がくる・・・なんてことがあるかもしれません。
子ども同士のトラブルは、大人からしてみれば些細なことがきっけとなることが多いようです。子どもと普段から何でも話せるような関係を築くことも大切ですが、何でも親が首を突っ込まないようにしましょう。
子どものちょっとした変化に気づく観察力と、時にはそっと見守る包容力を身につけたいですね。
勉強をしない
勉強を教えるより、なぜ勉強をした方がいいのか、勉強する目的を教えてあげることも大切です。人から言われて仕方なく勉強するよりも、自分から進んで勉強したときの方が成果も上がるのではないでしょうか。
また、何かやって欲しいことがあるときは、「やりなさい」と言うよりも親が実際にやっているところを見せる方が効果があると言われています。
「本を読みなさい」と言うよりも、親が率先して本を読み、楽しんでいるところを見せる方が良いのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
子育てで一番大変な時期は人それぞれ違いますが、言葉が話せるようになったり、身の回りのことがある程度自分でできるようになる3歳ぐらいまでが一番大変だと感じている人が多いようです。
しかし、それ以降も子育ての悩みは、寄せては返す波のように大きさや形を変えてまたやってきます。
完璧を目指さず、誰もが通る道だと割り切って、我が子の成長の過程を楽しみながら惜しみなく愛情を注いでいきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。