今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「発達障害の特徴」についてです。
発達障害は早く発見した方が良いですよ、と言われても子供の成長速度は個人差があります。
最近では育児方法や成長過程について、本だけでなくネット上にも様々な情報があふれています。何が正解なんだろう?この子の成長は普通なの?
そんなとき、ふと頭をよぎるのは「ちょっと成長が遅いかも?育てにくいのはなんで?この子発達障害では?」という想いではないでしょうか。
そこで今日は、発達障害の子供の『年齢ごとの特徴』を解説していきます。
目次
発達障害の特徴|0歳~1歳
10か月間お腹の中にいた子供と対面した時は、他の何にも比べられないくらい感動するものです。普段泣かないお父さんも隣でこっそりと涙を浮かべていたりして。何時間でもずーと見ていられるし、何をしても可愛らしくて自然と笑顔になってしまいます。
しかし個人差があるとは言え、統計的に1歳くらいまでにどんなことが出来るようになるのか研究されています。
一般的に言われている成長過程
- お母さんの声に反応する
- お母さんの姿を目で追う、いなくなると泣く
- 笑顔が増える
- 音に反応し、名前を呼ばれたら反応する
- 手足をバタバタさせて良く動く
- 「あー、あー」といった言葉を発する
- 早ければ「ママ、抱っこ」など言えるようになる
- 寝返りが打てるようになる
- 欲しいものを指さしたり、バイバイと手を振ったりする
- 歩けるようになる子もいる
発達障害の子供に表れてくる特徴
- お母さんがいてもいなくても平気で泣かない
- 誰が抱っこしても嬉しそうではなく、かといって人見知りもしない
- 名前を呼んでも反応しない
- 抱っこされることを嫌がる
- 目が合わない、合わせようとすると目をそらす
- 1人だけで機嫌よく遊ぶ
- 転んでも泣かない
- 人差し指で欲しいものを指さすのではなく、人の指をもっていく
- おとなしく良く寝てるので手が掛からない
- 表情がなく、どちらかというと不機嫌そうに見える
幾つか該当があったとしても、その子の「性格」にもよりますし、成長スピードは違います。
もし不安なことがあるなら、市町村などで行われる定期的な健康診断の際などに相談してみるのも良いかもしれませんね
大事な1歳半健診
1歳半検診の時に「お子さんは発達障害かもしれませんね」と初めて指摘されることもあるようです。1歳半健診は厚生労働省が定めた定期検診です。ぜひ有効に利用しましょう!
その際には次の3つの点をチェックしてくれます。
- 身体的な成長のチェック(身長・体重・聴覚・視力・歯のチェック他)
- 健康状態のチェック(栄養状態・離乳食での栄養の取り方指導他)
- 精神面のチェック(言葉の理解度・指さしをするか・人のマネが出来るか他)
精神面の成長チェックの際に、少し発達が遅いのでは?と気づかれるようです。しかし個人差があるので、しばらく様子をみたら改善したというケースも多々あります。
いつもニコニコして離乳食も何でも食べてハイハイするようになり、名前を読んだら反応してくれる。順調に成長してきたはずの我が子。1歳を過ぎたら急に笑顔が無くなってきて目が合わなくなったり、偏食になってきたといった変化が出てきたら一度相談してみましょう。
発達障害の特徴|3歳
魔の3歳。と表現する人もいるほど、子供の自我が成長する時期ですね。コミュニケーションが取れるようになって、より一層可愛らしくなります。一方でその子の性格・性質も徐々に明らかになってくるので、保育園や幼稚園での生活に備えて少しずつルールを教えてあげましょう。
知的障害が無い場合は、3歳ころに発達障害の特徴が分かりやすく出てくるようです。
一般的に言われている成長過程
- 片足で立ったりつま先で立ったりで出来るようになる
- 服のボタンをはめられるようになり1人で服を着られるようになる
- 同じ年頃の子に興味を持ち、近づいて行って一緒に遊ぶようになる
- 単語を並べて意思の疎通が出来るようになる
- 色んな事に興味をもって「どうして?なんで?」と聞くようになる
- 自分の思い通りにならなくても、ちょっと我慢できるようになる
- 数が少しづつ分かるようになる
- したくないことを「イヤイヤ」という、いわゆるイヤイヤ期がくる
発達障害の子供に表れてくる特徴
- 言葉が遅い、興味のあるものの単語しか話さない
- じっと座っていられない、ひたすら走りまわる
- 自分の思い通りにならなかったら友達をたたく
- 食へのこだわりが強くなり、決まったものしか食べなくなる
- 知らないところへ行ったりすると極度に不安になる
- 手をつなぐのを嫌がり、急に走り出す
- 皆の輪に入ってくのを嫌がり、一人で遊ぶ
- 癇癪を起したり、自分を傷つけたりする
- いつも同じ所に座ったり、道順も同じでないと嫌がる
- 意味のない言葉を大声で叫ぶ
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
発達障害の特徴|7歳~
いよいよ小学生です。それにしても、最近のランドセルの高い事!私の通勤カバンの何倍するんでしょうか?
保育園・幼稚園とは違い決められた時間内に様々なことをこなして行かなければなりません。今まで以上にストレスを感じる環境になります。このころになると発達障害であった場合、その特徴がより分かりやすく出てきます。学習障害も発見しやすくなります。
一般的に言われている成長過程
- 片足で立ったりつま先で立ったりで出来るようになる
- 服のボタンをはめられるようになり1人で服を着られるようになる
- 同じ年頃の子に興味を持ち、近づいて行って一緒に遊ぶようになる
- 単語を並べて意思の疎通が出来るようになる
- 色んな事に興味をもって「どうして?なんで?」と聞くようになる
- 自分の思い通りにならなくても、ちょっと我慢できるようになる
- 数が少しづつ分かるようになる
- したくないことを「イヤイヤ」という、いわゆるイヤイヤ期がくる
発達障害の子供に表れてくる特徴
- どこを見ているの分からない、ぼーっとしている
- 椅子にじっと座っていられない
- 簡単な数の計算ができない
- 会話がかみ合わない
- 読んだ内容や言われた内容が理解できない
- 質問したら同じ質問で答える
- 好きなものには集中し、覚えることが出来る
- 誰にでも大きな声で話しかける
発達障害と一言によっても、色んなタイプがあります。オンラインでチェックできるサイトがありました。こちらをご覧ください。
放課後等デイサービス・アレッタでは、心身に障害のある小学校1年生〜高校3年生までの児童を対象にサービスを行っています。さまざな疑問に答えるトピックも準備しています。ぜひご利用ください。
まとめ
「あなたの子供には障害があります。一生治りません。」これほど衝撃的な言葉があるでしょうか?
「この先どうしたらいいのだろう?なんでうちの子が?何が悪かったの?」答えの出ない質問を何度も何度も繰り返してしまいます。
でも、自分を責めないでください。それだけ悩むという事は我が子を本当に愛し、本当に大切に思っている証拠です!一緒に成長していきましょう。
ご拝読ありがとうございました。