今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「発達障害 クールダウン」についてです。
あなたは、またはあなたの子供が、「心に溜まっていたものが爆発してしまった」という経験はありますか?
日常生活において、様々なストレスが身体への重荷へとなります。普段なら気にしないことが、その時に限ってイライラしてしまうことも。

この感情の爆発は、発達障害に限ったことではりません。しかし、発達障害の影響により、癇癪を起こしてしまう子供は少なくないのです。
そこで大切なのがクールダウン。
クールダウンできる環境があることで、自身の気持ちを落ち着かせることができます。ポイントは、このクールダウンできる環境が「ある」か「ない」かです。
この記事では、発達障害を抱えた子供達に適したクールダウン法について解説していきます。
目次
感情をコントロールする為に

感情の爆発は、発達障害の有無に限ったことでは無く、誰にでもあります。
しかし、発達障害の影響により、感情のコントロールが苦手という子供は少なくありません。
「〇〇が今すぐ欲しい」「いつもの順番じゃなきゃ嫌」など、我慢することや強過ぎたこだわりが、急な癇癪へとつながっていきます。保育や学校の現場では、口論や喧嘩などのトラブルへと発展してしまう場合もあるでしょう。
発達障害の影響であれど、他人に手を出すことはいけません。
そこで、感情を落ち着かせる為の「クールダウンスペース」を準備しておくことをおすすめします。
発達障害を抱えた子供によってクールダウンの方法は様々です。しかし、気持ちを落ち着かせる環境があることで、トラブルの発生を未然に防げる効果が期待できます。

ストレスを抱えやすい子供達
発達障害を抱えた子供は「疲れやすい」特徴があります。
障害の影響により、できないことへのストレスや周囲からの声、子供によっては感覚過敏を併存している場合もあるでしょう。
なので、ストレスを抱え込んでいることが多く、感情が不安定になりがちです。
感情を落ち着かせるクールダウンは、発達障害を抱えた子供達に有効と言えるでしょう。
また、「発達障害を抱えた子供は疲れやすい」をトピックスにした記事があります。こちらで詳しく解説していますので、よければ併せてご覧下さい。
クールダウンの方法は

お子さんが興奮したり、イライラした時のクールダウンの方法はいくつかありますよ。下記の内容をご覧ください。
- クールダウンするスペースや空間に速やかに移動する
- ストレスや刺激の多い場所から離れる
- ひとりにして感情が落ち着くまで待ってみる
- そっとしておく
- カウントダウンする(例:1から10までカウントするなど)
- ストレスに感じる刺激を遮断する(目を閉じる、耳栓をする)
感情が抑えられなかったりイライラしている時にはクールダウンのスペースに移動して、落ち着くまでその空間で過ごすという方法もあります。
学校でそのような対応をとる場合もあるようです。お家でもひとりで落ち着けるスペースを作っておくといいですね。
下記はクールダウンのスペースの必要性を伝えていますよ。

カウントダウンが効果がある場合もあるようです。泣き出してから10秒カウントしている様子が動画になっていますよ。
お父さんに抱きつく安心感を与えながら気持ちを切り替えられるように10秒カウントを組み合わせているようですね。参考にしてみてください。
落ち着くまでそっとしておく
外出先で子供が癇癪やパニックを起こしている時に、なだめたり声かけをしても落ち着かないことは珍しくありません。
また、周りの視線が気になると余計に落ち着かないこともありますよね。
親御さんは可能であれば場所を移動し、なだめたり声かけをあえてせずに静かに見守ったり、少しの時間そっとして子どものクールダウンを助けてあげることも大切ですね。
一方で事情を知らない人は、クールダウンを助けている親御さんの対応を見て「えっ何もしないの?」など迷惑な顔をされたり周囲の人が子どもに声をかけててしまう場合もあるようです。
今後発達障害のクールダウンの対応についても、理解が進んでいくことを期待したいですね。

紹介してきたクールダウン方法は一例です。子供によって適する方法が異なる場合はあるでしょう。 それぞれに最適なクールダウン方法を見つけ、取り入れていくことをおすすめします。
下記は子どもさん向けのおすすめの本ですので、参考までにご覧くださいね。

だいじょうぶ自分でできる怒りの消火法ワ-クブック /明石書店/ド-ン・ヒュ-ブナ-posted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング
困ったら相談を

発達障害を持つお子さんを抱えていると困ったことや対応に悩まれることも多いのではないでしょうか?
そこで発達障害の専門機関や発達障害を持つ親御さんが相談できる窓口を紹介していきますね。以下の窓口になりますよ。
- 自治体の相談窓口
- 保健所
- 児童相談所
- 発達障害情報支援センター
- 放課後等デイサービス
自治体では就学前には集団健診していますし、個別で発達相談を受け付けているケースもありますよ。
保健所や児童相談所も相談も受けている場合もあります。
発達障害情報支援センターは発達障害を持つ子どもさんや親御さんが相談できる窓口になり、発達に関する相談などの業務を行なう公の窓口になります。

次は放課後等デイサービスについて紹介しますね。この放課後等デイサービスは子ども健全な育成や発達を支援する事業です。
お子様が発達障害をお持ちの場合でも、ご相談・ご活用頂けますよ。
施設紹介
放課後等デイサービス・アレッタでは放課後等デイサービスで横浜市を中心に、小学1年生~高校3年生の子どもさんを対象に事業を行っていますよ。
アレッタはお子さんのお気に入りの場所、親御さんの安らげる場所を目指しています。
気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。

また、発達障害お役立ちトピックスでは、発達障害に関する様々な情報記事を公開しています。ぜひ参考にご覧下さい。
まとめ
今回はクールダウンについてでしたね。発達障害を抱えていると子どもさんは感情のコントロールが苦手な傾向にありましたよね。
親御さんはストレスの向き合い方を一緒に考えたり、クールダウンする手助けをしてあげてくださいね。
しかし、発達障害を抱えている子どもさんを持つ親御さんでも対処が難しい場合もありますよね。苦しい時、辛い時には相談できる窓口も開かれています。辛い時には是非相談してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。