今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所になることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「発達障害 wiki」についてです。

「この子、他の子に比べて何か違う気がする…」

子供の成長を見続けるのは、親として楽しいひと時ですよね。けれど、他の子と比べ何かが違う。子供の何気ないしぐさに、ちょっとした違和感を感じた経験はありませんか?

あなたが気づいた違和感は、ある障害が影響しているかもしれません。

そこで本記事では「発達障害のwikipedia」として、そもそも発達障害とは何か?違和感に気付いた時の対処法とは何か?について解説します。

静江

あなたが気づいた違和感の謎を解き明かしましょう!

発達障害wiki:そもそも発達障害って何?どんな子?

「ひょっとして、発達障害なんじゃないかな…?」

といった不安を覚えた経験があるかもしれません。では、発達障害を抱える子は、いったいどんな子でしょうか?

それは、生まれつき物事の捉え方や見え方が異なるため、周囲との違いに悩み、生きづらさを感じている子です。

発達障害を抱えた子供は、生まれつき脳の発達が偏っています。そのため、一般的な子と比べて違う表現をしたり、他の子供達となじめなかったり、極端に学習の苦手な子がいるなどさまざまです。

一方で、一般の子にはまねできないような、想像力や発想が豊かな子も少なくありません。

例えば、文字が苦手で書けなくても、絵なら物事を具体的に表現できるなど、文字より色や形で物事を表現するのが得意な子はいます。

つまり、その子供だけに持つ「その子らしさ」な特性があるのです。

言語や表現、行動や態度、捉え方や見え方など、子供達がそれぞれに抱える特有の違いを、3つの主な障害に分類し定義しました。これら障害の総称を「発達障害」と言います。

静江

まずは、違和感の原因について考えていきましょう。

発達障害wiki:子供が抱える「その子らしさ」とは?

画像引用:厚生労働省_発達障害者支援法の改正について

発達障害とは「3の主な障害に分類し定義された障害の総称」とお伝えしました。3つの障害とは下記です。

  • 広汎性発達障害(PDD)・自閉症スペクトラム障害(ASD)
  • 注意欠陥多動性障害(ADHD)
  • 学習障害(LD)
浩二

ここから、それぞれの障害について具体的に解説していきますよ。

広汎性発達障害(PDD)・自閉症スペクトラム障害(ASD)

広汎性発達障害(PDD)または自閉症スペクトラム障害(ASD)とは、発達の遅延や偏りによって、主に対人とのコミュニケーション分野が極端に苦手な子です。他にも興味や関心に強いこだわりを持ち、同じ遊びを繰り返す行動が目立ちます。

  • コミュニケーションが苦手
  • こだわりの強い
  • 同じことを繰り返す遊びが多い
  • 自己表現や意思表示が苦手

例えば、積み木を並べたり、組み立てたりを繰り返す。同じ場所でずっと遊んでいる。他の子供達の輪に入らず、ひとりで遊んでるなどです。

他にも、ひとりで遊んでいる時に邪魔されることや、自分が好きな場所から移動することを極端に嫌がります。

wikipedia:PDDとASDの違いとは?

PDDとASDの違いは、担当する範囲の違いです。

ASDは、精神障害の診断マニュアルの進展(DSM-5)によって追加された精神発達の診断名の1つ。PDDより症状が軽い子をASDとして定義しており、現在ではASDが広く認知されています。

なお、広汎性発達障害は、下記にご紹介する5つの障害を総称した名前でもあります。

  • 自閉症
  • アスペルガー症候群
  • レット障害
  • 小児期崩壊性障害
  • 特定不能の広汎性発達障害
静江

保育士さんから「ずっとひとりで遊んでいる時間が多いんです…」といった報告を受けたことはありませんか?

浩二

自己表現が苦手なので、無口な子はいます。

注意欠陥多動性障害(ADHD)

主に、気が散りやすくてじっとしていられず、衝動的な行動や我慢することが苦手といった行動に関する障害です。

ADHDを抱えた子は、下記の特徴が挙げられます。

  • 同じ席に座り続けているのが苦手
  • 集団行動から外れやすい
  • 落ち着きがない
  • 物事を覚えるのが苦手
  • 忘れ物・無くし物が多い
  • 我慢するのが苦手
  • 集中し続けるのが苦手で飽きやすい
  • ながら作業が苦手

同じ席に座り続けるといった我慢することも苦手なので、席を立って行動に移しがちです。順番を守れず我先にと行動し、他の子供とトラブルになる場合もあります。

他にも、忘れ物や、物を無くしやすいのもADHDの特徴です。

例えば、忘れ物をしないようにメモを取っても、何かのきっかけでメモ帳をいつもと違う場所に置くと、どこに置いたのか覚えていません。大切なメモも一緒に、メモ帳ごと無くしてしまうのです。

また、いろいろな物事にミスが多い子でもあります。

静江

自分勝手でワガママな子みたいなイメージを持つかもしれません。けれど、これら特徴は障害による影響なのです。

学習障害(LD)

知能的な発達の遅れがないにも関わらず、話す・聞く・読む・書く・計算(推論)するといった行動の1部に、極端な苦手部分を持つ子です。

文字の認識が困難な読字障害(ディスレクシア)、文字が正しく書けない書字表出障害(ディスグラフィア)、簡単な計算や九九ができない算数障害(ディスカリキュリア)の3つに定義されています。

学習障害を抱える子に挙げられる特徴は下記です。

  • 文字や数字を正常に認識できない
  • 文字や数字がブレたりボヤけたり見える
  • 文字や漢字を覚えられない
  • ノートの枠線に沿って文字を書けない
  • 簡単な計算ができない
  • 九九が理解できない
  • 暗算ができない

下記は「はったつしょうがい」の言葉を並べた画像です。

ディスクレシアの一例

例えば、文字の認識が苦手なディスクレシアの子は、そもそも文字を正しく認識するのが苦手な子です。「はったつしょうがい」のように言葉がズレて見えていたり、「ほつなつじょうかい」の様な似た文字に認識したりします。難しい漢字になるほど認識が難しく、1文字を理解するのに時間がかかるのです。

つまり、文字の認識が遅れれば、当然ながら読むことにも時間を要します。

浩二

信じがたいかもしれませんが、文字の認識そのものが難しいのです。「い」が「し、」に見えているのかもしれませんね。

その他の発達障害

下記3つも、発達障害の1つ(DSM-5)に定義されています。

  • 発達性協調運動障害
  • トゥレット症候群
  • 吃音症

発達性協調運動障害(DCD)

発達障害に分類される運動障害です。私生活を送る上では問題ないものの、複数の動作を同時に必要な行動を苦手とします。表現を変えて例えると、運動が極端に不器用な子です。

例えばサッカーで例えてみると、下記のような特徴が挙げられます。

  • ボールの蹴り方がぎこちない
  • ボールを蹴れない・ミスをする
  • 相手からのパスを受け取れない
  • ボールを蹴る力加減が分からない
  • ボールの持ち方がぎこちない
  • ボールを落とす
  • ドリブル(ボールを蹴りながら走る)が難しい

普段から私たちは、1つの行動を起こすために必要な動作(協調性の行動)を、ほぼ無意識に行っています。

例えば授業中、黒板に書かれた文字をノートに書き写す行動を思い浮かべてください。

黒板の文字を見て認識し、姿勢を正し、正しく鉛筆を持ち、正しい力加減を知り、書く場所を認識し、文字を書き写す。一般の人なら何気なくできる行動が、障害を抱えている子には難しいケースがあるのです。

静江

あなたにとって当然のことが、障害を抱えた子には難しいということを、分かってあげてくださいね。

トゥレット症候群(TS)

無意識に体の一部を動かしたり、発声を繰り返したりなど、突発的かつ不規則な行動の繰り返しを「チック」と言います。このチック症状が1年以上の長い間、治らなくなった子供に対して診断されるのが「トゥレット症候群」です。

浩二

トゥレット症候群の「トゥレット」とは、発表した医師の名前から取っていますよ。

チックには「運動チック」と「音声チック」の2種類に分類されます。まずは、運動チックの特徴を挙げてみました。

  • まばたきが多い・繰り返す
  • 顔の表情を変える
  • 首を不規則に動かす
  • 肩をクネクネと動かす
  • 体がビクッと動く

続いて、音声チックの特徴が下記です。

  • 理由もなく声を発する
  • 理由もなく大声をあげる
  • 同じ言葉を繰り返す
  • 不愉快にさせる言葉を発する

チックの症状は小学生位の子供に見られる症状で、成人する頃には自然と無くなっていくものです。ところが、一部のチック症が治まらず、長引いてしまう子がまれにいます。

ポイントは、これらのチック症状が無意識で行われていることです。

特に、相手や周囲を不愉快にさせるような言葉を発する(汚言症)は、注意を受けかねません。

静江

チック症は、無理に止めないでくださいね。ストレスから症状が悪化する可能性も考えられます。

吃音症(きつおんしょう)

言葉を声に出すことが苦手、言いにくいなど、話すことに強い苦手意識を持つ子がいます。もしかすると、吃音症を抱えているかもしれません。

例えば、ある人の名前を呼びにくい。LDとは違って文字や言葉を認識できていても、会話が苦手な特徴があります。

したがって、一般の子のようにスムーズな発声が苦手なので、本の朗読や、話すといったことを極端に嫌がるのです。

静江

話し方が変な自分に抵抗を持っているんですね。

発達障害を併存するケース

ここでお伝えしたいのは、発達障害は複数併存する場合があることです。

例えば、ASDを抱えている子がADHDを、またはLDを併存していることがあります。時にはチック症を持ち、下記でご紹介する症状も併せ持っているかもしれません。

発達障害に併存していることが多い症状

あなたの子が、明るい場所を嫌う。大きな音がする場所を嫌う。フローリングをつま先立ちで歩くといった経験はありませんか?

それは、「感覚過敏」が影響しているからかもしれません。

  • 視覚過敏:明るく見え過ぎてしまう
  • 聴覚過敏:特定の音が嫌い・大きく聞こえる
  • 触覚過敏:触れた感触が嫌い・苦手

すなわち感覚過敏とは、部屋が明るく見え過ぎてしまう子や、普段の生活音が煩く聞こえてしまう子、触った感触が苦手な子です。

例えば聴覚過敏の子では、人混みが多い場所や、大きな音がする場所に近づくことを嫌がります。あなたに比べ、周囲の音を聞き取れてしまう(過敏に反応する)からです。

また、特定の高音を苦手とする子がいる一方、低音を苦手とする子もいます。

静江

車通りの多い道や、地下鉄を嫌がる子ではありませんか?
実は、乗り物が怖いのではなく「うるさいから」かもしれませんね。

浩二

他には、手をクレーン車のように動かす「クレーン現象」といった行動をする子もいます。

発達障害wiki:発達障害を抱えたそもそもの原因とは

「何らかの原因によって、脳の発達に偏りが生じた」というのは事実です。

しかしながら、なぜその子に限って脳の発達が偏ったのか?の明確な根拠は、まだ見つかっていません。また、ASDやADHD、LDは、生後に突如発症することはありません。なぜなら病気ではないからです。

そのため、育児の仕方に問題があったとか、何らかのケガや病気・事故によって抱えた障害とは異なります。

他にも、発達障害を抱えた夫婦から産まれた子供が、必ず発達障害を遺伝するとは限りません。逆に、一般の夫婦から発達障害を抱えた子が生まれる確率は、決してゼロとは言えないのです。

浩二

だから、あなた自身を責めることはありませんよ。

どんな病院を受診すればいい?

発達障害の難しい所は、見た目では判断ができない点です。子供の何気ない行動やしぐさ、言動などを観察して違和感を感じた場合、医療機関の受診をおすすめします。

wikipedia:発達障害を診てもらえる病院は?

発達障害の診察は、小児科や児童精神科で対応してくれます。なお、成人の場合は精神科です。

静江

とにかく原因をハッキリさせたい人は、医療機関を受診しましょう。

発達障害を抱えた子供の数:どれ位の割合なの?

他にも、2012年(平成24年)、通常学級に通学している小・中学生徒(約5万4,000人)を対象にした文部科学省の調査によると、6.5%の生徒が発達障害を抱えている可能性があると報告しています。

対象人数発達障害の可能性がある人数
通常学級に通学している生徒
(小・中学生)
約5万4,000人およそ3,510人
1クラス30人の場合30人およそ2人
学校生徒500人の場合500人およそ33人
6.5%を基準とした際の割合

1クラス30人で計算した場合、およそ2人の確率で発達障害を抱えている子がいる結果です。あくまで調査結果であって、必ず発達障害を抱えている子がいるは断言していません。

とはいえ、この調査結果は「発達障害を抱えつつも、通常学級へ通学している生徒がいる可能性は高い」という事実を示唆しています。

参照:文部科学省_特別支援教育について

発達障害wiki:子供の「その子らしさ」なサインに気づこう

大切なのは、あなたが発達障害に対する正しい知識を理解し、子供の「その子らしさ」なサインに気づくことです。

静江

子供のサインに気づいてあげましょう!

発達障害に気づく:「その子らしさ」なサインとは?

では、子供のどんなサインを意識すべきでしょうか。これまでにご紹介した障害などをまとめました。

種類子供からのサイン
PDD・ASD・ひとりぼっちの時間が多い
・無口な子
・感情を表に出しにくい
ADHD・いつも周りを気にしている
・順番を守れない
・ジッとしていられない
LD・文字を認識できていない
・文字を書くのに時間がかかる
・計算の概念を理解できない

DCD
・運動が極端に不器用
・同時に複数の動作が困難
・物の扱い方が下手

TS
・不規則な動きを繰り返す(運動チック)
・理由もなく声を発する(音声チック)
吃音症・話し方に違和感がある
・声に出すことを嫌がる
感覚過敏・明るく見えてしまう(視覚)
・苦手な生活音がある(聴覚)
・苦手な感触がある(触覚)
浩二

サインに気づいたら、動画に記録しておきましょう。問診の際にわかりやすいですよ。

静江

他に、サインを感じた時期や回数の記録などもおすすめです。

その子に適した療育(りょういく)を知ろう

発達障害を完治する方法はないものの、打つ手が全くないわけではありません。現に、発達障害とうまく付き合いながら生活している子供達や、社会で働いている人がいます。

したがって、子供の抱える障害に適した支援を活用し、社会的自立に向けた練習や取り組みが大変重要です。この取り組みや支援を「療育」と言います。

つまり、専門的な施設で子供に適したカリキュラムを作成し、遊びと運動を通じながら苦手な部分を克服していく治療方法です。

ただし、療育を受けるには下記に該当する障害を抱えていることが前提です。また、施設によっては年齢に制限を受けるケースがあるため、事前に確認しておきましょう。

wikipedia:専門的な施設を利用するには

例えばアレッタでは、下記に該当する小学1年生〜高校3年生までの子供を対象としています。
・精神障害を抱えた子
・発達障害を抱えた子
・知的障害を抱えた子
・身体障害を抱えた子

発達障害の相談窓口ってあるの?

発達障害を抱える家庭を支援、サポートするため、全国には発達障害者支援センターが設置されています。

静江

上のリンクからアクセスできますよ。

訪問しての相談はもちろん、電話での相談も対応してくれます。不安や疑問に感じたら、まずは相談してみましょう。

全国に発達障害を抱えている子供や家庭は多く、あなただけではありません。なので、ひとりで抱え込む必要はないのです。

wikipedia:発達障害者支援センターの役割

・相談による支援
・支援計画の作成
・就労の支援
・普及活動の支援

発達障害wiki:「その子らしら」を抱えた子供への接し方

「前にも同じことを言ったよね!」

と、つい叱った経験はありますか?

しかし、正しく認識・理解ができていないだけかもしれません。発達障害を抱えた子供の特徴、すなわち「その子らしさ」は、人それぞれ。

そのため、子供に適した接し方を少しずつ、根気強く探していきましょう。

笑顔で接してあげること

まずあなたが笑顔で接してあげることを意識しましょう。

子供は物事を間違って理解し、失敗することはあります。けれど、その場面で怒って伝えるのではなく、できた部分を笑顔で伝え、褒めてあげましょう。

浩二

「〇〇まではできたね。すごいね!」といったように、笑顔で伝えてあげてください。

また、ある部分が得意なケースがあります。例えば、絵を描くのがとても上手な子です。その子にとっては、文字や言葉で物事を伝えるより、絵や形、色で表現する方が得意だからです。

得意分野を伸ばしつつ、逆に苦手な部分(文字や言葉での表現)を認識し、療育などを活用して少しずつ改善していきましょう。

物事の伝え方を変えてみる

人は、ほとんどの情報を目と耳から得ています。

例えば、テレビゲームをしている子供に何かを伝えても、聞き取れていない時がありますよね。理由は単純で、意識がゲームに向いているからです。

そのため、あなた本人が側まで寄る、または自分の方へ来てもらい、意識を自分に向けさせる必要があります。

また、言うことを聞かない子は、耳から得る情報の処理が苦手なのかもしれません。

1日の主なスケジュール表(時間割表)を準備し、目で見せて情報を伝えると、すんなり言うことを理解してくれるケースがあります。

このような目からの情報を優先して得る「視覚優位」な子には、情報を聞かせるよりも、情報を見せて伝えてあげましょう。

静江

「視覚優位」に関する記事があります。

間違いを正す時の伝え方

間違った行動をしたときは、「間違っていること」を認識・理解させなくてはいけません。例えば、他の子に悪口を言う、相手をたたくという行動は、障害を抱えているからと済まされませんよね。

ですが、叱って物事を注意する場合、普段より早口になったり、声が大きくなったりしがちです。すると、認識・理解が正しくできず、症状を悪化させるかもしれません。

なので、相手の目を見て、普段よりもゆっくりとした口調で伝え、認識・理解させてください。

子供に認識・理解させることが何より重要だからです。

そして、ダメな行動をした原因を探りましょう。原因に気づけなければ、同じことを繰り返す可能性があります。

あなた自身の健康管理も重要

発達障害を抱えた子の育児は、大きな負担となります。あなたは「大丈夫…大丈夫…」と自分に言い聞かせつつ、無理をしているのかもしれません。

ですが、子供の状態や健康管理と同様に、あなた自身の健康管理にも意識を向けてください。あなたの体にもしものことがあってからでは遅いのです。

例えば、放課後等児童デイサービスなどのサービスを活用し、専門知識を有した施設に預け療育を行うと同時に、あなた自身の休息が可能です。

私たちアレッタでは、障害を抱えた子供達の「その子らしさ」に適した療育を行い、理想の未来へとはばたけるお手伝いをしています。

まとめ

生まれつき物事の捉え方や見え方が異なるため、周囲との違いに悩み、生きづらさを感じている子がいます。

ひとことで「発達障害」と言っても、その子だけが抱えている「その子らしさ」は、全く異なるものです。中には、とても手間や世話が必要な子もいるでしょう。

発達障害者支援法が改正され、支援の幅が広がってまだ10年も経過していません。

子供たちそれぞれに持つ「その子らしさ」を理解・尊重し、社会に適用していくために、その子に適した環境や支援、療育が必要です。

全ての子供達が未来へはばたくために「大きな晴れ空を作ってあげる」こと。

それこそ、人類が取り組むべき大きな課題の1つかもしれません。