今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所になることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「子供嘘つき」についてです。

「食べたでしょ!」「食べてないよ!」「じゃあこのお菓子の袋は何?」

ゴミ箱にお菓子の袋があればすぐに分かるはずなのに、子供って分かりやすい嘘をつくことがありますよね。

なんで子供は嘘をつくのでしょうか?そこに発達障害は影響していますか?

どう接するのが正解?

発達障害を抱えているからと言って、「嘘をつく」とは限りません。子供の嘘は障害に関係なくあります。

ただ、子供が嘘をついたと分かった時はついつい感情的になってしまいますよね。

「なんで嘘つくの!」と怒鳴りたくなっちゃいます。大声で怒っちゃうこともあるでしょう。

でもそれは逆効果なんです。

子供は「ビクッ」となって怒られたことを覚えてしまいます。わんわん泣いて「ごめんなさい」っていうかもしれませんが、実際何が悪かったのか本当には理解していないかもしれません。

子供がその嘘をなぜついたのか、原因を理解するために1呼吸置いてみましょう。これってなかなか難しいですよね。でも、大切なんです。

本当のことを話したときに褒める

子供は怒られると思って嘘をついたりします。でも、嘘だとわかったら、もっと怒られてつらくなります。

最初から本当のことを話した方が、つらくないよという事を教えてあげましょう。そのために、本当のことを言った時、しっかり褒めてあげましょう!

「本当のことを言ってくれてありがとう」と。

これはなかなか言えませんよね。でもここがポイントです。

頑張って本当のことを言ったのに、大声で怒られたのでは意味がないのです。親も頑張って、大人の対応をしましょう!

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静江
そもそも、嘘ってなんでしょうか?

多くの辞書では、「真実でないこと」と説明されています。子供が嘘をつくとき、それは何らかの理由で本当のことを言いたくないと思ったという事です。

どんな理由があるのでしょうか?

親に叱られたくない

子供が嘘をつくときの原因として多いのは、怒られたくない・叱られたくないという事です。これは大人でも同じですよね。

怒られると誰でも嫌な気分になります。特に大きな声で怒鳴られたり、きつい言葉で言われたら、嫌ですよね。同じようなシチュエーションになったら、ドキッとしてしまいます。

子供にとっては特に強い印象となって残ってしまいます。そのため、失敗した・間違ったと子供が感じた時、とっさに嘘をついてしまうのでしょう。

親を悲しませたくない

子供が嘘をつく原因として、大好きな親を悲しませたくないという事もあります。

「先生に褒められた」とか「テストでいい点数が取れた」と聞くと、親は誇らしく、うれしく感じるのはないでしょうか。「よくやったね」「頑張ったね」と沢山褒めてあげますよね。

逆に、「先生に叱られた」「テストの点数が悪かった」「何かを壊してしまった」「約束を破ってしまった」場合、子供は親を悲しませてがっかりさせるのではないかと心配します。

そのため、親を悲しませないための嘘をついてしまうのです。

注目してほしい

子供が嘘をつく別の原因として、親や友達に注目してほしいという気持ちもあります。

兄弟が多く親の関心が自分に向いていないと感じた場合、自分の方を向いてほしくて嘘をつくこともあります。

例えば、「お腹が痛い」とか「頭が痛い」とかいった感じです。そう聞くと大抵の人は「大丈夫?」と心配します。そのことによって、自分に関心を払ってもらって少し満足するのでしょう。

また、友達の輪に入りたくて「同じものを持っている」、とか「〇〇に行ったことがある」といった嘘をつく場合もあるようです。

発達障害の影響は?

では子供が嘘をつくときに、発達障害の影響があるのでしょうか?発達障害だから嘘をつく、というのは正しくないと思います。子供は教えられないと嘘をつきます。

でも、発達障害の特性が影響することは考えられます。

感情過敏

例えば、感情が過敏という特性があります。以前失敗したことを親に怒られたという印象がとても強く残ります。その為「失敗した」と自分が思った場合、怒られないために嘘をついてしまいます。この「失敗した」という基準が自分基準だというところが、問題です。

本当は「失敗」ではないのに、「失敗」だと思い込んで本当のことを話さない場合があるのです。これは困りますよね。早く分かればフォローしてあげられることもあるのに、その機会を逃してしまうことになります。

自分の感情を優先させる

また、自分のしたい事やしたくない事を優先してしまう場合もあるでしょう。本当は学校に行かないといけないと分かっているのに、朝寝ていたいために「お腹が痛い」という嘘をついてみたり。

実際の声がありました。

皆と同じにしたい

他にも発達障害の子供の場合、忘れっぽかったり皆の話についていけなかったりします。そんな時は何とかその場を乗り切りたい自分が変だと思われたくないと思い、嘘をついてしまうこともあります。すぐ嘘だと分かるとしてもです。

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浩二
「しょうがない」と思わないでくださいね。

いろんな原因がありますが、「発達障害だから嘘をついてもいい」わけではありません。目の見えない人が、赤信号を渡ったらどうなりますか?それはしょうがない事ですか?そうではないですよね。それは危険なことです。

どんな人もルールを守って生活する必要があります。どんな子供にも嘘をつくことはいけない、と教えてあげたいものですね。

現実と想像が混ざっている

子供が嘘をつく別の原因として、自分の想像していることと現実が混ざっている場合があるということです

子供が嘘をつくようになるのは、一般に3歳ころからと言われています。なぜでしょうか?

それは、成長するにしたがって色んなことを考えられるようになるからです。つまり、成長した証ということですね。

目の前のことだけではなく、「こうなったらいいな」とか「こうなるのかな」と想像できるようになったという事です。すごいことですよね!

ただ、まだまだ成長途中のために現実と混ざってしまうのです。

テレビで遊園地の映像が流れた時、「楽しそうだな。行きたいな。」と思った場合です。そこで自分が遊んでいる姿を想像していることになります。そして友達と遊んでいて「この間の休みに家族であの遊園地に行ったんだ」と聞いたら、「私も行ったよ」と言ってしまうことがあるかもしれません。

本人の中では「遊園地に行った」という事実になってしまっているのでしょう。

嘘つきは良くないってどうやって教えるといいの?

親の手本

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静江
子供はよく見ているんですね。

「うそをついてはいけません。」というのは簡単ですが、いざ自分を振り返ってみるとどうでしょう?子供は親の言う事ではなく、している事をしっかりみています。

「参観日絶対行くから」と約束したのに、仕事が休めなくていけなくなった場合。大人は事情が分かりますが、子供には理解できません。「お父さんの嘘つき」とインプットされてしまいます。

セールスの人が来て子供が応対した場合。「お母さんいらっしゃいますか?」とセールスの人が言いました。出たくないな、面倒くさいなと思って「今いませんって言っておいて」と子供に言ったとしたらどうでしょう?

子供には嘘の良い・悪いの区別はつきません。なぜ親は良くて、自分のついた嘘は悪いのか?混乱してしまいます。そして、嘘をついても良いと理解してしまうかもしれません。

子供との会話には十分注意を払いたいですね。

嘘をついてはいけない理由を説明する

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浩二
そもそも、なぜ嘘をつくのはいけないのでしょうか?

うそをつくと信頼してもらえなくなるからです。裏切られたと感じ、がっかりするからです。本当のことを言ってもらえなかったと思い、怒りさえ覚えるかもしれません。本当のことを言っても、うそをついているんじゃないかと思ってしまいます。

そのことを子供に話しましょう。一度失った信頼を回復するのは、それはそれは大変です。

1度話しただけでは不十分です。子供はすぐに忘れます。(大人もですが)何度も説明しましょう。

嘘をついたら信じてもらえなくなるよ、と。

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静江
下記のサイトもぜひご参照ください。
神奈川県横浜市の放課後等デイサービスアレッタWEBサイトへ

放課後デイサービス・アレッタでは、心身に障害のある小学校1年生〜高校3年生までの児童を対象にサービスを行っています。

また、発達障害お役立ちトピックスでは、発達障害に関する様々な情報記事を発信しています。ぜひ参考にご覧下さい。

まとめ

子供はかわいいですが、育てるのは本当に大変ですね。いつまでもそばにいてフォローしてあげたいられるといいのですが、いずれは1人で世界に出ていかなければいけません。

今からその時のことを考えて、世間のルールをしっかり教えてあげましょう。それが出来るのは、今そばにいるあなたです。

どんな大人になるのか楽しみですね!子育ては楽しく大変な一大事業です。それにしっかり向き合うのは本当に素敵なことです!

ご拝読いただきありがとうございました。