今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは、「子育て中に感じる孤独感」についてです。

子育て中の方は、「孤独感」を感じた経験をお持ちではないでしょうか?

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静江
私は1人目を産んだ後、家族以外と話す機会がなく、社会から切り離されたようで、孤独感を感じていました。

特に昨今のコロナ禍では、感染対策のため、ご自宅で過ごすことが多くなり、外との繋がりがない方も増えたのではないでしょうか?

なかなか上手くいかないことも多い育児。相談できる相手がいたり、ストレスが発散できるだけで、より子供との時間を大切にできます。

この記事では、「孤独感を感じる原因」と「すぐにできる対処法5選」について、詳しくお伝えします。是非お読みください♪

実はみんな感じている? 子育て中の孤独感の原因は?

周りと会話の機会もないと、「孤独感を感じているのは私だけ?」という気持ちになる方も、いらっしゃるかと思います。

まず、どのくらいの人が、感じているのかデータを交えてみていきましょう。

データでみる孤独感

子育て中の親御さんのうち、孤独感を感じたことがある方は、なんと約67%に及んだそうです。特に女性は74%と非常に高水準だったようです。

子育て中に孤立や孤独を感じた​経験は「よく感じる」「ときどき感じる」を合わせると約67%にのぼりました。男女別で見ると女性は74%、男性は33%となり、女性の方がより孤立や孤独を感じているという実態がわかりました。

子育て中・経験者1000人に聞く「子育て中の孤立や孤独に関する調査」。67%が孤立や孤独を経験、女性は74%が経験有。No1地域SNS「ピアッザ」調査|PIAZZA株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)

引用元:同上

隣の芝生は青く見え、周囲のご家族はうまくいっているように見えますが、そんなことは無いようです。

10人中7人が孤独感を感じるとなると、至極普通のことのようです。

多くの人が感じる、その原因は?

多くの人が孤独感を感じるようですが、人の感じ方は様々です。外の世界とのつながり不足から、孤独感を感じるわけですが、ここからは、よくある一般的な原因について、例示いたします。

仕事から離れ、世間から取り残されているように感じる 

子供が産まれる前は、仕事をしていた方も多いと思います。それまで、会社での役割・仕事があり、忙しく過ごしていたのに、出産を機に仕事をしなくなり、世間や会社の流れの把握もできず、取り残され様に感じ、孤独感を感じてしまう方も多いようです。

近くに気軽に話せる友達がいない

結婚を機に、地元を離れた方等は該当するかと思います。生まれ育った土地でなければ、近くに友人がいないことが普通です。

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静江
夫が転勤族なので、周囲に頼れる友人はいません。私の様な方も多いのではないでしょうか??

答えのない育児。誰かに相談したくなるものですが、相談相手もいなければ孤独感を感じてしまうのも無理ありません。

パートナーが非協力的

パートナーが家事・育児に非協力的な場合、また家事・育児の大変さを理解・共感してもらえず、孤独感を感じるケースも多いようです。

もし、パートナーにもう少し行動変容を促したいのであれば、以下の記事がおすすめです。

すぐできる!孤独感への対処法5選

それでは、外の世界とのつながりを作るため、子供がいても実施しやすい対処法5選をご紹介します。ぜひトライしてみてください。

自治体施設を活用する

多くの自治体に「子育て支援センター」がございます。子育ての相談で乗ってくれたり、離乳食講座や子供のベビーマッサージ講座等、役に立つ講座を開講してくれています。

無料や格安の参加費で活用できるものばかりです。

通い詰めると、子育て支援センターの職員さんと顔見知りになったり、よく利用されている親御さんとの関係もできることがあります。

以下、厚生労働省のページを参考に確認してみてください。

令和元年度 子育て世代包括支援センターの事例集

一時預かり施設を使う

多くの自治体や、それと密に関係のあるNPOの団体等が、一時預かりを実施しているケースがよくあります。

子供を家族以外に預けたご経験がない方は、「こんな小さい子を預けて、大丈夫だろうか」と思われると思いますが、全く問題ありません。

子供の人格形成に一番影響を与える親が、心身が安定していることが一番大切です。

孤独感を感じて心の余裕がないときは、一児預かり施設を活用し、美容院にいったり、友人と会う時間を作って、リフレッシュしましょう。

子供の習い事を始める

子供向けリトミックや、音楽教室などに参加してみてはいかがでしょうか。最近では、0歳から始められる教室も増えています。

子供が小さくても始められる教室

・リトミック(0歳から)
・音楽(0歳から)
・ベビースイミング(0歳から)
・体操(1歳から)
・英会話(1歳から)

そこで、付き添いの親御さんに勇気を出して声をかけてみるのもよいでしょう。合わなければ最悪、習い事をやめれば関係性は切れますし、リスクは低いです。

なお、発達障害のお子さんには、おすすめの習い事がございます。以下記事を参考にしてみてください

毎日外出する

今日はスーパー、明日は公園といろんなところに用事を作り、外に出ることもとても良いです。気分転換になりますし、子供を連れているといろんな方が「かわいいねぇ~」と話しかけてくれます。

マンション等でしたら、子供を連れているだけで、同じ子育て世代と友人関係になることもよくあるようです。

仕事を始めてみる

保育園などに子供を預けて、仕事復帰するのも一つです。小さいうちに預けても、預けた以外の時間を大切に過ごせば、キチンと愛着関係は作れます。

また、育児は常に子供の命を守るために気が張り詰めますが、仕事は良い気分転換になるとの声もよく聞きます。十分検討できる選択肢です。

外で人とつながるメリット

上記の対処法を使って、外でつながりを持つと様々なメリットがあります。代表的なものは、以下の3つです。

話を聞いてもらって、すっきりする

子育てに悩み事はつきもので、悶々と考えてしまうことも多いですよね。

そんな時、人に話を聞いてもらうとすっきりした経験はありませんか?

これは、心理学では「カタルシス効果」と言われていて、人に話をして共感を持って聞いてもらうと、問題は解決しなくとも、心の中に抑圧していたストレスが発散されすっきりします。

そのため、外の世界につながりができ、悩みを相談できる人を作ることは、心の安定につながります。

また、相談先が確保できない場合、自治体等の相談窓口を使う方法もございます。電話やメールでも実施できます。ご興味がある方は、以下記事をご参照ください。発達障害の子供の相談も対応いただけます。

みんな同じ悩みを持っていることわかり、安心できる

また、子育てをしていると、特に一人目の子育てではよく「こんなことをするのはうちの子だけ?」と思う場面がよくあり、心配や不安に駆られます。

そんな時周りの人にその話をすると、たいていの場合、「うちの子もあった」と共感してもらえることが多いです。

聞かないとわからないですが、多くの家庭では同じような出来事が起きています。

情報交換を通じて、子育ての問題解決のヒントが得られる

住んでいる地域の中で外のつながりができると、親同士の情報交換で子育てのヒントが得られることが大変多いです。

今は何でもネットで調べられる時代ですが、近くの「行って良かった子供OKのレストラン」や「おすすめの小児科」、「あそこの習い事教室の評判」など、実際の経験談を交えてアドバイスをもらえると、とてもありがたいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本記事では「子育てで感じる孤独感」について、以下の通り解説しました。

まとめ

1.子育て中、10人中7人は孤独感を感じている。

2.孤独感への対処法は、以下5選
「自治体施設を活用する」
「一時預かり施設を使う」
「子供の習い事を始める」
「毎日外出をする」
「仕事を始めてみる」

3.外でひととつながるメリットは、
「話を聞いてもらうと、すっきりする」
「みんな同じ悩みを持っているとわかり、安心できる」
「情報交換を通じて、子育ての問題解決のヒントが得られる」

対処法5選については、気軽に始められるものばかりなので、是非明日から早速対処法を試してみてください♪

お読みいただき、ありがとうございました。