今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「子育て 日本 問題」についてです。
これから子育てを始める方や、すでに子育てを頑張っている方も、メンタル面や自分を取り巻く環境に不安や不満はありませんか?
日本は比較的恵まれた国と言われています。もちろんその通りですが、抱えている課題もあり、その課題に苦しむ方がいることも事実です。
その一つが子育て、です。
この記事では、日本が抱える子育ての問題に焦点を当て、その問題に向き合っていくためにどうすれば良いのかを解説します。
大切なことは現状を変えていく行動力です。大変な子育て、一緒に頑張っていきましょう!
目次
日本で子育てをする上での3つの問題
少子化が進む日本では、子育てしにくい環境と感じる人も増えていることも要因の一つ。経済的、教育的、環境の問題としてどんな問題があるのか見ていきましょう。
経済的な問題
日本の世帯年収の平均値は約564万円。中央値は440万円のようです。
公立学校に通わせる前提では、子供一人当たりにかかる子育て費用は約2400万円です。
私立学校の場合は3000万円をこえるため、子どもは一人だけで精一杯。この金額に頭を抱える家庭も多い現状です。
教育的な問題
教育環境は子育てをする上でも重要ですよね。保育所から高校卒業までにはどのような問題があるのでしょうか。
保育所や保育士さんの数
近所の保育園に入れたいと思っても、倍率が5倍や10倍だったということはありませんか?少子化対策と言われながら、保育所が不足している地域もあることが現実です。
保育所までの距離や、園の方針にちょっと合わなくても我慢。このように妥協しなければならない場合もあります。
待機児童数
その中で、待機児童となる子どもたちは5,634人。
減少傾向にはあるものの、待機児童に悩む家庭はまだまだ多くあります。
いじめや不登校
一番怖い問題ですよね。しかし、なかなか無くならない問題です。
いじめの認知件数が年々増加している傾向あります。この背景にはSNS普及からネット上での批判がよりやりやすくなった観点もあります。
特別支援教育の課題
発達障害を抱える子どもたちの支援も課題の一つとされています。令和5年1月時点では、小中学校のクラスのうち、6.3%が発達障害の子供たちが在籍しているようです。
先生たちの特別支援教育の講習受講率がまだ38.9%と少なく、発達障害を抱える児童を支援する体制作りや、環境作りが必要とされいます。
経済的な問題を解決するには
子育てに必要な資金は養育費と教育費です。シーンに応じて必要な資金を分割して考えると、計画が立てやすくなります。そして教育資金の工面方法について改めて理解しておきましょう。
必要教育費用の分割
ざっくり2400万円必要と知っただけでは、本当に足りるのか不安になりますよね。
以下公立の学校で考えてみましょう。
幼稚園・保育園 約40万円
小学校 約65万円
中学校 約55万円
高校 約100万円
以上は塾や医療費、交通費などは計算に含まず、学校教育のみで計算しています。
さらにここから、月々の支払額まで落とし込みます。
幼稚園・保育園⇨月々3万3千円となります。
ここまで落とし込み、この資金の調達方法を考えていくわけですね。それぞれのライフステージおいて、細かく内訳を見ることが大切です。
なお、私立ではさらに年額100万円程度の上乗せされるイメージです。そして、子どもの意向に目を向けて、どこまで教育に費用をかけるかを判断していきましょう。
資金調達①自己資金で解決
教育資金のために貯金に取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。
一番確実であり、一番安全です。
資金調達②親族からの支援
祖父や祖母からの教育資金の援助も有効な手段です。
贈与税も上限額が1500万円と高く、活用しやすいところもメリットです。
資金調達③投資で用意
教育までに10年以上の十分な期間がある場合に有効な手段です。
現在は優良な積立投資が豊富に存在するため、是非活用してみましょう。
資金調達④機関の活用
【児童手当】
3歳未満:15,000円
3歳以上:最大1,500円
中学生 :10,000円
詳しくは内閣府のサイトも参考にしてください。
【奨学金】
例えば大学に通うための奨学金は有利子で最大月額120万円の奨学金が借りることが可能です。無利子有利子、返済不要など、条件によって様々です。
是非日本学生支援機構のサイトを参考にしてください。
教育的な問題を解決するには
現社会では技術やスキルを特化させること。好きなことや得意なことを伸ばす教育も必要性が増しています。
専門性を磨く
大人になり、いざ社会人となった今、学校で学んだことがあまり活かされていないと感じることはありませんか?
今は在宅ワークの普及や、ジョブ型雇用、今までの働き方と大きく変わっていますよね。
重要視されることは専門性。
子どもたちが学びたいと思うことを、得意なことに特化させることはこれからの時代に有効だといえます。
発達障害を抱える子どもたちへの支援
学校では支援が充実していなくとも、民間の機関で対応することも可能です。
私たちが運営するアレッタでは、子どもたちの明るい未来を応援しています。
近くの公的機関や保育所、または放課後等デイサービスに相談してみてくださいね。
いじめや不登校を無くす努力よりも悪化させない
いじめは常に付きまとう問題で、無くすことは非常に困難だと言われています。
起きてしまう予防策も大切ですが、悪化させないことも大切です。
・当事者の子どもたちを話し合わせる
・親や先生が介入しすぎる
この対応は十分注意が必要です。
また、予防策として、学校以外のコミュニティを作って逃げ道を確保することも有効です。一つの輪の中、組織の中に止まると、そのコミュニティが崩壊した時に逃げ道が無くなります。
家族や別の友人関係の構築も有効な手段です。
子育て環境を良くするには
子育てに正解はありません。日々子どもたちと接する中で、辛いこともあれば楽しいこともあります。気分の浮き沈みはありますが、愛を持って接することで、将来に良かったと思える子育てになりますよ。
教育に正解は無いとマインドチェンジ
全員に共通する正解はありません。
家庭が100あれば、100通りの価値観があります。
親だって失敗したなと思うこともありますし、子どもたちも同じ。失敗したら、もっと良くなる方法が必ずあります。
一度の失敗で、自分の教育はダメだ・・・。私は親として失格。
このような想いを抱く必要はありません。改善すれば、大丈夫なんです。
子育てって良いなと思えることに焦点を当てる
イライラする毎日が続くこともありますよね。
これは当たり前のこと。
しかし、こんな何気ない仕草や行動に、”かわいい”、”愛おしい”と思える瞬間はありませんか?
- 寝顔を見るとかわいいなと思う
- 覚えた歌やダンスを一生懸命やっている姿
- にっこりした笑顔
その瞬間を是非大切にしてください。
愛を持って受け入れる
ついつい親の目線で主観的になってしまうこともあります。しかし、たまには子どもたちに目線を合わせて理解してあげることも大切です。
そして何より、子育てを頑張っているあなたは素晴らしい。自分への愛も忘れずに、日々の子育てを頑張っていきましょう。
まとめ
今回の記事では、日本における子育ての問題について解説しました。
日本が抱える3つの課題は以下の通りです。
- 経済的な問題
- 教育的な問題
- 特別支援児童の問題
経済的な問題に関しては、教育資金を可能な限り細かく分割し、その内訳を知ることが大切です。教育的な問題は、子どもたちの好きなこと、得意なことを伸ばす専門性を高めることが今後強く求められます。
発達障害を抱える子どもたちには、支援してくれる民間機関もたくさんあります。是非相談してみましょう。
そして何より、子どもたちへの愛、自分への愛が大切です。
大変な子育てを少しでも楽しくするためには、プラスの要因に目を向けることも必要です。子育てというマラソンを完走した先には、言葉にできない感動があるものです。