今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「発達障害の子ども向けのタイマー」についてです。

「うちの子供は時間管理ができない」「時間になっても準備が出来ていない」「時計が読めない」といった症状がある子供がいます。

時間管理ができないとその日にやるべきことが出来なかったり、学校で叱られたりして子供が自身を無くしてしまうこともあります。大人になって働くようになっても直らなければ職場で白い目で見られ、長く苦しむことにも繋がってしまいます。

そこで小さい頃から発達障害の子供が主体的に時間管理が出来るような環境を整えてあげることが重要です。

発達障害の子供には専用のタイマーがあったほうがいいの?

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浩二
まず発達障害の子供の成長過程では必ずタイマーが必要なのでしょうか?
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結論から言うと必ずしもすべての発達障害児にタイマーが必要なわけではありません。なぜかというと発達障害は各人それぞれ、症状の現れ方や程度が大きく異なるからです。

次のような症状がある場合は子供でも使いやすいタイマーの導入を検討してみると良いでしょう。

特定の特徴や症状がある子供にはタイマーの導入を検討すべき

タイマーを使ったほうが良い子供の特徴は以下のようなものです。

  • 時間感覚が比較的弱い。物事の開始、終了など時間を守れない。
  • 今やっていることに没頭しすぎてやめられない。
  • 「のどが渇く」「トイレに行きたい」などの感覚に鈍感
  • 時計が読めない、読むのが苦手である。

これらの症状は発達障害の子供の特徴としてよく見られる兆候です。このような子供にはタイマーの導入を検討しても良いでしょう。

時間管理というものは元々簡単なことではありません。私たち大人であっても、やろうとしていたことに中々手がつかなかったり、結局、後日に回してしまったりすることも良くありますよね。

子供であればなおさらなので、発達障害の子供にとっては更にハードルが上がってしまうかもしれないのです。

では発達障害の子供はなぜ時間管理が苦手なのでしょうか?

ADHDとLDで異なる?時間管理が出来ない原因と対策

発達障害の子供が時間管理ができないのにはいくつかの理由が考えられます。

自分の子供は何が苦手なのかということをしっかり把握しておくことが大切です。

発達障害には大きく分けると3つの種類があり、どのタイプかによっても差異があります。それぞれの種類については下記の記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。

LDの子供の場合

LDは学習障害とも呼ばれ、読み書きや計算などの特定の分野でその内容を習得するのに困難が生じます。

LDの子供の場合は時計が読めない、または読むのが苦手。

「時計が読めない」といった場合を大別すると以下の2パターンが考えられます。

  • 読み書きの困難さ故に時計が読めない。
  • 時間の概念理解が難しい。

一つ目はそもそも数字が読めない、文字が読めないと言ったものです。~時ピッタリであれば、その時刻を読むのは容易いかもしれませんが、例えば、時計の針が3:25を指していた場合、3時25分なのか、4時25分なのかわかりづらいというようなことが起こります。

同様に時間の概念そのものに対する理解も重要です。一日は24時間であるとか1時間は60分であるということがわからなければ、今日があと何時間あるのかわからないということもあり得ます。

LDの子供はまず段階を理解する。

LDの子供が時計を読めるようにするのはまず、「その子が現在どのレベルなのか?」ということをしっかり把握するところから始めましょう。

具体的には以下のような段階が考えられます。

時計を読む段階

STEP1:1~100までの数字が数えられる。
STEP2:時刻が読める。
STEP3:1日や1時間の時間感覚が理解できる。
STEP4:時間の計算が出来る。

時計を読むというのはこの段階をすべてマスターしなければなりません。まず1時間は60分なので、60までの数字が分からなければ、どうしようもないですよね。
その場合は単純ですが、数字を覚えるところから始めましょう。

その次に、現在の針が何時を指しているのかということを自分で言えるようにします。

またそれとほぼ同時で1日は24時間であるとか、1時間は60分であるという時間の概念も良く言い聞かせましょう。

最後に時間の計算が出来るようにします。これは「何時まではあと何分残っている」とか「何時までにこの作業をしないといけないのか」といった時間意識に直結します。

中途な時刻を読めるようにするにはこちらの記事内容も大変参考になります。
>>>【障がい児支援】時計が読めない!子には、こう教える!

すぐにできなくても焦らず、子供に寄り添いながら教える。

LDの子供は教えられたからといってすぐにできるようになるわけではありません。

それにもかかわらず「何でこんなこともわからないの?」と親が叱ってしまったり、学校で叱られたりすると自信を無くしてしまう恐れがあります。

幼い頃からの接し方がその子の将来や精神面にも大きな影響を与えるのは間違いありません。従って教えるときは出来るだけ余裕を持つようにしましょう。そして子供がLDであることに理解を示し、良く褒めながらやると良いでしょう。

ポイント

気を長くして余裕を持って接するようにする。

ADHDの子供の場合

では次にADHDの子供の場合を見てみます。

ADHDの子供の難しさは「不注意」や「多動性」による

ADHDの子供の特性は「不注意」「多動性」「衝動性」が挙げられます。このうち「不注意」では中々一つのことに集中するのが難しいというのがあります。同時にその一方で興味のあることには集中しすぎてやめられないということも起こります。

ADHDの子供の場合は現在の作業を後回しにすることに不安や不快感を感じることがあります。結果、時間管理が緩くなってしまうのです。

この背景には「海馬」という脳の一部分の発達が遅れているためと考えられています。

この海馬の発達の遅れは物事を順序立ててこなしていく能力とも関係しているので、なおさら計画性や時間感覚が持てなくなってしまうのです。

ADHDの子には肯定的な声掛けと時間感覚を含む言い方を。

ほんの些細な接し方を変えるだけでもADHDの子供が時間をしっかり守る手助けになります。

ここでは二つ紹介しますが、一つ目は「肯定的な声掛け」です。

これは非常に単純です。子供が時間通りに行動できた場合にそのことをしっかり褒めるということです。

「よく出来たね!」という一言だけでも子供にとっては親から褒められたという経験であり、「こうすれば良いんだな」という自己肯定感と一緒に脳の発達を手助けしてくれるのです。

時間通りにできたときには当たり前のことでもよく肯定する一言を添えるようにしましょう。

もう一つは、時間感覚を意識させる言葉を挟むということです。

例えば、「9時になったら出発するよ」というところで「あと10分で9時になったら出発するよ」と付け加えるイメージです。

行動を起こすまでにどのくらい時間が残っているのかという見通しを持たせておくようにします。それだけでADHDの子供が随分動きやすくなりますよ。

ポイント

・うまく出来たら良く褒める
・「あと何分で~」等、時間感覚を含む言い方をする

これらのことを理解し、準備が整ったうえでタイマーを使って時間管理をすると良いでしょう。

発達障害の子供におすすめのタイマーを紹介!

より良く時間管理が出来ることを願うなら「タイマー」を導入することを検討しましょう。

ここではおすすめのタイマーを三つ程、紹介します。

発達障害の子供に一番のおすすめはやはり「タイムタイマー」

最もオーソドックスなタイマーで、発達障害の子供でも使いやすいのが人気のタイマーです。具体的には以下のようなメリットがあります。

タイムタイマーのメリット

・操作が直観的で簡単なのでおもちゃ感覚で子供で抜群に使いやすい。
・大きな文字で読みやすく間違いがない。
・針の音が静かなので集中する子供を邪魔しない。
・0~60分で設定できるので色んな場面で使う頻度が多い。
・シンプルで「おしゃれ」なのでインテリアとして室内になじむ

子供が使うものなのでやはり操作が「簡単」なのがとてもいいです。赤いディスクをスライドさせて目的の時間にセットするだけ。まだ小さなお子さんが時間を勉強するのにも使えそうですね。

またシンプルで無駄のないデザインであり、文字が大きめなので子供でも読みやすいです。

これを使いながら子供が自主的に時間管理をするようになるのが理想ではないかと思います。子供がうまく使えたらしっかり褒めてあげましょう。

これを機にご検討してみてはいかがでしょうか。

概要:「わかりやすい! 」「シンプル! 」「おしゃれ! 」な60分タイマー。
金額:4,980円(21/6/7 amazonより)
良い点:シンプル。簡単操作で使いやすい。文字が見やすい。針の音が静か。
悪い点:ものによってはやや壊れやすい。つまみがおかしくなる。
良い口コミ: 子供たちが時間を気にして行動するようになった!サイズ感がいい!
悪い口コミ:音が鳴らない不良品があった。

「安価」で「机の上で使いたい」なら次の二つもおすすめ!

「タイムタイマー」は正規品の場合、少しお値段がはる、という方も見えると思います。
そんな方には次の二つも充分に代用品として使えますよ。

こちらは小さめのサイズで自立式なので机の上で使える点が便利です。

安価でも発達障害児の為の

  • 残り時間が色で視覚的にわかる。
  • 操作が簡単で子供でも使いやすい
  • 静音なので子供の集中力を阻害しない

といった点は同様に使えます。

概要:時間経過を実感。やる気、集中力を高められるタイマー。
金額:1,969円(21/6/14 amazonより)
良い点:シンプルで使いやすい。安価、卓上でも使用できるサイズ感と自立性。
悪い点:音量などの設定ボタンが電池ケースの内側にある。
良い口コミ:大きくて見やすい!残り時間がわかりやすい!形も可愛らしい!
悪い口コミ: ものによっては壊れやすい。

概要:子供と大人のためのサイレントタイマー。
金額:2,199円(21/6/14 amazonより)
良い点: 残り時間が視覚的にわかる。簡単操作。立ちやすい。
良い口コミ: 使っていくうちに大体これなら何分設定にしたらやれるだろうとこちらも分かるようになり、時間内にやれた喜びがある。
悪い口コミ: 初期不良だった!

まとめ

いかがでしたでしょうか。
本稿で見ましたように発達障害の子供に時間管理が難しいのは、発達障害の種類によっても異なる原因があります。

  • LDの子供は状態の把握から始める
  • ADHDの子供は良く褒めることと時間感覚を含む言い方をする
  • より主体的に時間管理をさせたいならタイマーの導入を検討する。

タイマーを使用するかどうかは臨機応変に決めたら良いでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。