今日も皆さんと一緒に発達障害に関する学びや情報交換の場所となることを願って投稿させていただきます。

今日のトピックは「発達障害を抱える子供の中学受験」についてです。

発達障害を抱えいているの子供に「中学受験を受けさせたい」と考えている保護者は多くいます。

受験には試験がありますので、試験に合格しなければいけませんよね。

「え? なぜ受験させるの?」と驚く人もいるでしょう。

avatar
浩二
発達障害のお子さんの意思を尊重して私立中学校を選ぶ方も多いようですね。
avatar
静江
でも私立中学校と公立中学校でどんな違いがあるんでしょうか?

発達障害を抱えた子供達にとっての私立中学受験とは、どの様なメリットがあるのでしょうか。

この記事で詳しく解説していきます。

子供に適した教育環境を

発達障害を抱えている子供は、定型発達児に比べて「物事の受け取り方」が異なる場合があります。そして、発達障害の症状は、抱えている子供により様々です。

投げかけた会話に対し、想像していない返事が返ってくることも珍しくありません。

また、発達障害の影響により、日常生活の「生きづらさ」からストレスを抱えていることが多くあります。

その子供に適した教育環境を準備することで、子供がのびのびと成長し、ストレスの軽減にも繋がっていくでしょう。

つまり、発達障害を抱えた子供の為に、「周囲でサポートできる環境を作る為の中学受験」と言えるのです。

中学受験をするメリット

では、発達障害を抱えた子供が私立中学受験を受けるメリットとは何があるでしょう。

メリット

・中高一貫校の場合受験によるストレスを軽減できる
・進路を制限されにくい
・個性にあった環境を選ぶことができる
・少人数制や補習など教育方法が充実している
・今までの人間関係をリセットできる

中高一貫校の場合高校受験のストレスを軽減できる

中高一貫校なら高校受験でのストレスを軽減することが出来ます。また大学付属の学校の場合さらに大学受験のストレスも軽減することができるでしょう。

受験は特にストレスを感じやすいイベントのひとつです。受験の回数を減らすことで精神的にかなり楽になるのではないでしょうか。

進路を制限されにくい

特別支援学級に在籍している場合、成績評価や内申点がつかない可能性があります。それらがない場合、普通高校への進学が難しくなるため注意が必要です。

私立中学の場合特別支援学級を設置していなくても手厚く支援してもらえるところもあるのでそういった学校を探すことも大切です。

個性にあった環境を選ぶことができる

見学や相談をさせてもらうことによってその学校が個性にあっているかどうか考えることが出来ます。どんなことを重視して学校探しをしているのかをあらかじめはっきりさせておくことでより良い環境が整った学校を選ぶことが出来ます。

少人数制や補習など教育方法が充実している

公立高校に比べて手厚い教育体制をとっている学校もあります。少人数生で個人個人をより丁寧に見てもらうなどして、より理解を深めてもらうことに繋がります。

「大人数での授業は雑音や視線が気になって集中できない」などの悩みがある方には特に効果が期待できるでしょう。

今までの人間関係をリセットできる

小学校生活でいじめを受けていたり、友達がいなかったりして今の人間関係が苦しい場合でも別の環境に映ることによってそれまでの人間関係をリセットすることが出来ます。

中学受験のデメリット

続いて、デメリットについてです。

デメリット

・学費が高い
・中学受験によって負担がかかる

学費が高い

公立中学校と私立中学校それぞれで1年間にかかる費用は下の表の通りです。

必要経費区分\学校区分公立中学校私立中学校
学校教育費128,964円1,022,397円
給食費38,422円4,154円
総額167,386円1,026,551円

参考:文部科学省「子供の学習費調査」(平成26年度)

私立中学校での必要経費は公立中学校より85万ほど高く6.1倍ほどになります。学校外活動費(塾など)を含めると公立:481,841円、私立:1,338,623となり私立は公立の2.8倍ほどの費用がかかることになります。

年間で85万円の差が出るため3年間で約255万円の差が出ることになります。公立に通わせるのと比べるとかなり余裕をもつ必要があります。

補足: 学校教育費について


学校教育費には授業料(公立中学校では0円)、修学旅行などの行事費、納付金、図書・学用品費用、教科外活動費、通学関係費などが含まれます。

中学受験によって負担がかかる

受験するのでもちろん合格できるように勉強する必要があります。

受験勉強は決して楽なものではないですし、受験してから発表があるまでの期間も不安につながるでしょう。

勿論、受験には費用がかかります。金銭面の負担が大きくなってしまうのです。

発達障害の子供中学受験ポイント

  • 教育方針
  • 学校の設備
  • 通勤手段や通勤方法
  • いじめの予防と対応

教育方針・校風

学校がどのようなことを重視しているのか知るため教育方針や校風をチェックしましょう。「自主性を重んじる」「責任感を持たせる」など学校によって意識しているものは違っています。

どんな学校なら快適に学校生活を送れるのか、どんな風に育って欲しいのか一度書き出してみると良いかもしれません。

学習方法

学習方法も様々です。iPadやパソコンを活かしたIT・ICT教育が普及してきています。黒板とノートを使った学習方法よりも電子機器を用いた学習の方が向いている人も多いと思います。

そのほかにも実験など実際に自分で行う学習を重視していたり、ディベート、プレゼンなどの他者に向けたアウトプットの学習を重視していたりする学校もあります。どんな学習方法が向いているのか考えてみましょう。」

通学手段

通学手段も大切なポイントの一つです。たくさんの人がいる場所、騒音が苦手な方にはバスや電車通学は大きなストレスになるでしょう。また通学時間が長いことが負担になる場合もあります。

お子さんがどのようなことにストレスを感じやすいのか、どの通学手段だと最も快適なのか考える必要があります。

いじめ対策

いじめが発生しないような環境づくりがされているかどうかチェックしておきましょう。スクールカウンセラーがいるかどうか、生徒と先生のコミュニケーションは十分かなど調べておくと良いでしょう。

またいじめの予防だけではなく対応もしっかりとっているかどうかも重要です。残念ながらいじめが絶対に起こらない環境を作るのは非常に難しいことです。だからこそいじめが起こってからどう対応するのかも確認しておくことは非常に重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか。中学受験を考えてる方の参考になっていると嬉しいです。

偏差値だけにとらわれず、自分らしい生き方ができることが大切です。

何を重視した学校を選ぶのか、子供の意思を尊重し、一緒に考えてみましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。引き続き「アレッタ」をよろしくお願いいたします。

また、発達障害お役立ちトピックスでは、日々発達障害に関する情報を発信しています。

「発達障害について知りたい」「どうやって子育てしたらいいのか知りたい」「支援の仕方を知りたい」

など発達障害に興味のある方はぜひご覧になって見てください。