今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「迷子防止リュック」です。
発達障害の子どもが、少し目を離した一瞬のすきにどこかへ行ってしまい焦った経験はありませんか?
そもそも発達障害の子どもはどうして迷子になりやすいのでしょうか?
今回は、その理由の解説とお出かけの負担を少しでも軽くするアイテム・迷子防止リュックをご紹介します!
目次
迷子防止リュックって?
迷子防止リュックには、子ども用ハーネス(迷子紐)がついているのが特徴です。
親が紐の片端を手にして、もう片方の先端は子どものリュックに結び付けて使います。
子どもが勝手に離れていかないように繋ぎとめてくれるんですね。
迷子防止だけでなく、飛び出し防止、歩行補助のため購入する人もいます。
ハーネス(迷子紐)の注意点
ハーネスの長さが長すぎると、通行人の妨げになったり、子どもの首や胴体に巻き付いて思わぬ事故になったりすることがあります。子どもの横にぴったりついて歩ける距離、特に人の多い所では1メートルくらいの長さを目安にしましょう。
またハーネスがピンと張った状態で使用すると、子どもが前に行こうとする反動で後ろに転倒する危険もあります。ハーネスが少し緩んだ状態がベストです。
迷子防止リュックのメリット・デメリットって?
メリット、デメリットそれぞれあるので、見てみましょう。
デメリット
- 使用している人まだ少なく、じろじろ見られる
- 犬や奴隷みたい、と思う人が多い
- 紐が長いと引っかかる危険がある
- 急に引っ張ると子どもが転倒する危険がある
メリット
- 子どもが二人以上いるとき、荷物が多い時、会計時、、安心できる
- 迷子防止、飛び出し防止など危険防止になる
- 手を繋ぐのが嫌な子どもでも安心
「危ない!手を繋いで!止まって!走らないで!」など子どもに強く言わなければいけない時が減り、気持ちの面でもストレスが減るかもしれませんね。
こちらは、一歳の子どもを持つお母さんが、迷子防止ハーネスを使って散歩に出かけ、ハーネスがあってよかったとと思った場面をまとめた動画です。参考にご覧ください。
発達障害の子どもはどうして迷子になりやすいの?
発達障害の子どもは迷子になりやすいといわれますが、なぜなのでしょうか?
その理由を発達障害の特性から見てみましょう。
衝動性が強い
何かに興味を惹かれると、すぐに近づいたり追いかけて行ったりします。気づいたときにははぐれている、、ということが。
空間認知能力が低い
3次元空間上において、物体の位置や形状・方向・大きさなどの状態や位置関係を素早く正確に認識する能力のこと
空間認知能力が低いと、自分が今どこにいてどこを向いているのかわからず迷子になりやすいんですね。
空間認知能力について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
一つのことに集中してしまう
興味があることに集中しだすと、ほかのことが目に入らないということがあります。
好きなキャラクターが目に入り、立ち止まって見ているうちに置いて行かれたり、好きな動物を追いかけて知らないところに行ってしまう、、などです。
実際に、発達障害の方自身が、どうして迷子になりやすいのかをまとめたものがあります。
子どもの特性を理解し、安全を第一に考えて必要性が高ければ、周りの意見を気にせずに取り入れてみましょう。
それでは、おすすめの迷子防止リュックを紹介していきます。
迷子防止リュックおすすめ7選!
リュックタイプ
テントウムシになりきり!
- 価格:4073円 楽天市場 21/5月現在
- 対象年齢:1歳以上
- サイズ:W26×D8×H18㎝
- ハーネス取り外し可能
- ヒモ部分長さ58cm
キュートな恐竜リュック
- 価格:4073円 楽天市場 21年5月現在
- サイズ:W26×D8×18㎝
- ハーネス取り外し可能
- ヒモ部分長さ58㎝
レビューでは、一歳の子どもでぴったり、少し大きくなると小さすぎるかも、という声もあったので、サイズを確認してくださいね 参考:楽天レビュ―
多機能&5色展開
お値段は少々高いですが、レビューがとても多かったのがこちら
- 価格:5480円 楽天市場 21年/5月現在
- 対象年齢:1-4歳
- サイズ:W22×D10×H22㎝
- ハーネス取り外し可能
- ヒモ部分長さ67-108㎝
- フロントポケット・サイドポケット付き。背中部分は通気性あるエアクッション素材。肩からずり落ちないようにチェストストラップ付
- 5色あるので、男の子女の子どちらでも大丈夫
- 多機能&高品質を求める方にお勧め
ミッキー・プーさんの小さめリュック
- 価格:3630円 楽天市場 21年5月現在
- 対象年齢:1-2歳
- サイズ:W19×D8×H17㎝
- ハーネス取り外し可能
- ヒモ部分長さ98㎝
- スウェット素材でやわらか
- 小ぶりのリュックなので小さい子供向け
たくさん収納できるはらぺこあおむしリュック
- 価格:2460円 楽天市場 21年5月現在
- 対象年齢:1歳半~
- サイズ:W24×D9×H24㎝
- ハーネス取り外し可能
- ヒモ部分88㎝
- 水筒を収納できるサイドポケットが2つ
シンプルなタイプなら
- 価格:1002円 楽天市場 21年5月現在
- 対象年齢:1-3歳
- サイズ:W22.6×D1.8×H17.6 cm
- ストラップ部分長さ66㎝
- 状況に合わせて「持ち手」と「ストラップ」2通りの使い方ができる
- 薄くてコンパクト(中にはおむつ一枚程度しか入らない)背負ったままチャイルドシートに乗せることができる 参考:Amazonレビュー
ぬいぐるみタイプ
子どもがぬいぐるみをおんぶしているようなかわいい後ろ姿のリュックです。
スヌーピーをおんぶしよう
- 価格:3388円 楽天市場 21年5月現在
- サイズ:W23×D19×H25㎝
- 足をにぎると耳がぴょこっと動く
- 荷物を入れることはできない
迷子防止リュックはあくまで保険!
ハーネスがあるから絶対大丈夫というわけではありません。ハーネスを引っ張った時に、ハーネスが外れてしまうこともあります。
ハーネスを短く持ち、さらに手を繋ぐのがベストです。
子どもの身体が大きくなると、子どもが引っ張る力も強くなってハーネスがリュックから外れてしまう事故も起こるので、商品の対象年齢をチェックしてくださいね。
迷子にならないためにできること
ハーネス付きリュックは迷子を防ぐのに役立つアイテムですが、同時に迷子にならないための対策も必要です。
お出かけ前にできること
- 目立つ服装・持ち物を選ぶ。音の鳴る靴を履く。
- 持ち物に親の連絡先を書いておく。迷子札を手首などにつけても
- 子どもの全身写真を撮っておく
お出かけ先で
- ハーネスをつけていても、なるべく手を繋ぐ
- はぐれた時の集合場所を決める
- はぐれた時に誰に助けを求めたらいいか教える
目的地についたら、はぐれた時にどこで待ち合わせするか、どんな服をきた人(スタッフ、駅員さんなど)に頼ることができるのかを話しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
発達障害を持つ子どもが迷子になりやすい理由をみました。
- 衝動性が強い
- 空間認知能力が低い
- 一つのことだけに集中してしまう
といった点です。
また、お出かけの負担を少しでも軽くするアイテムとしておすすめの迷子防止リュックをご紹介しました。
メリット・デメリットどちらもありますが、子どもの命と安全を第一に考え必要であれば取り入れてみましょう。
お出かけ前、お出かけ先で迷子にならない対策もしっかりとって、楽しいお出かけタイムを過ごしてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。