今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「集団行動苦手」についてです。
もしかして、今読んでくださっているのは子どもさんを持つ親御さんでしょうか?それとも悩んでいるご本人でしょうか?
集団行動が苦手で困ったり、苦手意識を持ってしまう場面は誰でも遭遇する場面てありますよね。
でも今回は集団行動を苦手に思ってしまう原因や特性について学習し、お子さんの困った場面にどのように対処したら良いのかを考えていきたいと思います。
目次
集団行動が苦手な原因は?
集団行動が苦手と感じる原因は、一つだけではありませんよね。一人一人その原因も違います。具体的に、下記に集団行動が苦手になるような要素を挙げてみました。
- 性格
- 過去の経験、コミニュケーションの経験不足
- 人一倍敏感な子どもさんである可能性
- 発達障害などの特性がある可能性
集団行動が苦手かそうでないかというところは、その子が本来持つ性格や行動の傾向によるところもありますね。
小さいうちは集団行動ができなくても、成長することでその場の状況を理解する力が付いたりその環境に慣れたり、他の子供たちともと仲良くするなど集団行動ができるようになる場合も多いようです。
しかし、上記のようにいろいろな理由で集団の中でうまくいかなかったり、集団行動が苦手である場合もあります。
性格によるもの
集団行動ができて理解できていても、単純にひとりでいることの方が好きだったり、集団の中にいると窮屈に感じたり、人に合わせると疲れるなど性格による場合もありますね。
しっかりと対話して理解してあげたいところです。
経験によるもの
現在幼稚園や保育園に上がるまで他の子どもさんとのコミニュケーションをとる機会も少ないことが関係している場合もあります。
単に経験不足で周りとのコミニュケーションの取り方がわからない場合もありますよ。なので、お子さんや市町村の発達についての窓口などの相談しながら、他の子供達と関われる機会を作ってみてもいいかもしれませんね。
他の子どもさんと触れ合いながら集団生活を覚えていく場合もありますが、お子さんの持つ特性によってはそれが最適ではない場合もあります。
そのため、親御さんがお子さんに対して不安におもおうことなどあれば相談窓口で相談してみてくださいね。
以下の動画は参考になると思いますのでご覧ください。
人一倍敏感な子どもとは?
HSCってご存知ですか?HSCは病気や障害でもなく、その子が持つ特性です。家庭内で子どもさんが安心して過ごせる環境を作り、そっと見守っていくことが重要となってきます。
HSPとは、下記の引用をご覧ください。
ひといちばい敏感で周囲の空気や感情に反応してしまい、生きづらさを抱えがちな「ハイリーセンシティブ」と言われる人たち
引用元 NHKバリバラ敏感くんのゆううつ〜HSCの子どもたち〜
そして、4つの特徴があり、
- 深く考えて察しがよい、じっくりと考え慎重になる
- 刺激(光や音、大きい声、服が濡れたり汚れたり、)を過剰に受けやすい、楽しい場でも疲れてしまう
- 共感力が高い、感情が豊かである(人の痛みを自分のことのように感じたり、暴力的な映画が苦手な場合も)
- 些細な刺激・変化を察知する(微かな匂いや音に敏感、人の表情や声色などで気持ちを察知する)
(参照 NHKバリバラ敏感くんのゆううつ〜HSCの子どもたち〜)
HSCの特徴があると集団行動は刺激の連続であることが容易に想像できますね。そうでない子からしたら、「そんなこと気にしてないで」「気にしすぎだよ」と行ったりして励ましてしまうことさえあるかもしれませんね。
集団生活で適応しようとすると我慢したり、言いたいことを言えずに発言できないことなどもあるかもしれません。そのため、お子さんは集団生活では疲弊したり、ストレスを溜めてしまうこともあるようです。
そして、結果的に集団生活が疲れてしまう、苦手になるという状態になってしまいます。
発達障害が関連している場合も
親御さんが子どもさんに頑張って集団行動に慣れさせてみようと奮闘しても、集団生活や集団行動ができない場合もあります。それは、発達障害などの特性がある場合も同様です。
発達障害の場合は、集団生活が苦手になってしまう特性を持っています。
発達障害の具体的な特性としては、
- 集団としてのルールが理解できなかったり
- 自分のこだわりが強くみんなと一緒の行動ができなかったり
- 自分の興味のあることにしか行動しない
- 他の子の気持ちが理解できないなど
の特徴があります。
そのため、周囲から理解が得られない場合や自覚がない、またはサポートを受けられない場合などは集団行動できずに、苦手意識を持ってしまう場合もあるようです。
発達障害を持つ子どもさんの場合は感覚過敏を併せ持つ場合もあるようです。感覚過敏は、特定の音や肌触りや温度などを過剰に感じて激しく苦痛に感じる場合もあります。
その結果、集団行動ができない、または苦手となる場合もあるようです。
このように発達障害や感覚過敏などの特性がある場合には、無理やり集団行動に慣れさせようとすることはおすすめできません。
まずは本人の特性を親御さんやお子さん自身が把握して、発達障害や感覚過敏などの特性に対してのサポートを受けられるようにしていきたいですね。
できる対処は?
お子さんの年齢はいくつでしょうか?
年齢にもよりますが、安心して過ごせる環境を作り家庭でゆっくりと見守り、まずは子どもさんの話に耳を傾けてあげましょう。そして、共感してあげてください。
そして、子どもがなにに困っているのかを一緒に考えて、悩みを解決あるいは軽減してあげられるように力になってあげてくださいね。
もしも、成長しても集団行動に苦手意識がありお子さん自身が辛くて困っているようであれば、もしかすると発達障害などの特別な特性がある場合があります。
その場合は、悩みを抱えずに専門機関などもありますので是非相談してみてくださいね。
気軽に相談を
子どもさんの困りごとを身近で解決してあげられるのは親御さんになります。しかし、親御さんも子育ては初めてなことやわからないこともありますよね。
そんな時の相談窓口は下記になります。
- 市町村の発達障害の窓口
- 病院、カウンセリングなど
- 児童相談所
- 発達情報支援センター
- 年齢が小学生から高校生の場合は放課後等デイサービスなど
施設紹介
放課後等デイサービス・アレッタでは放課後等デイサービスで横浜市を中心に、小学1年生~高校3年生の児童を対象に事業を行っています。
発達障害を持つ子どもさんやそのお子さんを支える親御さんの負担は計り知れませんよね。アレッタはお子さんのお気に入りの場所、親御さんにとって安らげる場所を目指しています。
子どもさんとのコミニュケーションや対話などで悩まれていませんか?どうぞ、アレッタにお気軽にお問い合わせください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は集団行動を苦手に思ってしまう原因や特性についてみてきました。性格やその子の生活背景も関係しています。そして、HSCの傾向があったり感覚過敏、発達障害などの特性が原因で集団行動が苦手になる場合もありましたね。
その対応はお子さんが安心して過ごせる環境を作りお子さんと向き合い、お子さんが抱えている困りごとを共有し、軽減できたり対処できるといいですね。
もし、親御さんだけでは対応できないと悩むようでしたら相談窓口がありますから是非相談されてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。