定規でうまく線が引けないと、定規を使うこと自体に嫌悪感を抱くようになります。
そんな時は、定規に使いやすくするための工夫を施してみましょう。
目次
定規を抑えている感覚が強調されるアイテムを使う
定規で線を引くときにうまくいかないのは、抑えている手の方ではなく、線を引いている手の方に意識が集中しすぎてしまうことが原因でもあります。
そこで、定規を抑えている感覚が強調されやすいアイテムを定規に貼り付けてしまいましょう。
おすすめは、紙やすりやスポンジなどです。
指先が刺激されるようなアイテムを貼り付けることで、プラスチックや木製の定規を使うときも手に力が入りやすくなります。
そのようなアイテムを見つけることが難しいという場合には、市販されているサポートアイテムを活用してみましょう。
また、手軽に使えるものとしては、消しゴムがおすすめです。
消しゴムを四角の形に切って、両面テープで定規の真ん中に貼り付けることで、持ち手のようになり持ちやすさがアップします。
両手で別々の動きをすることに慣れる
定規を使って線を引く時は、片方の手は定規を抑え、もう片方の手は鉛筆を持って動かさなければなりません。
この、両手がそれぞれ別々の動きをするということに慣れることができず、定規でうまく線を引くことができないという場合もあるでしょう。
そこで、粘土などを使った遊びで指先を使って別々の動きをすることに慣れるのがおすすめです。
粘土を使って何かの形を作るには、こねたり伸ばしたり引きちぎったり丸めたりと、色々な動きをすることが必要になります。
これらを遊びの中で習得することによって、両手を使って別々の動きをすることに慣れることができます。
この時、何かを作る上でその完成度の高さを求める必要はありません。
指先を動かして何かを作るということを楽しめているかどうか、に重点を置きましょう。
もしうまく形にすることができていなかったとしても、粘土遊びができていたら十分です。
その遊びを続けることで、自然と両手の使い方を学んで定規をうまく使えるようになるでしょう。
定規を手で押さえ続けることが難しい場合
定規を使って線を引き始めることはできても、その後定規を押さえ続けることが難しいという場合もあるでしょう。
そんな時は、定規が動きにくくなるような工夫を施すのがおすすめです。
定規の裏面に、滑り止めの効果を発揮してくれるアイテムを貼り付けてみましょう。
例えば、紙やすりやビニールテープなどがおすすめです。
このようなアイテムを貼り付けることで、紙においた定規が動きにくくなり、押さえ続けることが難しくなくなります。
この方法で定規を押さえ続けることに慣れれば、そのうち裏面に何もつけずに綺麗な線を引けるようになるはずです。
線を引くたび毎回裏面にテープを貼るわけにはいかないので、家で練習をする際にこの方法を試して定規を押さえつづける感覚に慣れるように工夫してあげましょう。