今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「軽度発達障害」についてです。
みんなと話しているはずなのに、自分だけ陸の孤島にいるみたい。
笑っているのに心は上の空、理由なんてわからない。
このモヤモヤをはどこからくるのだろう。
もしかすると、あなたのお子さんは心の中で葛藤しているのかもしれません。
あなたもまた、微妙な違和感を感じているのではないでしょうか?
今回は、そのモヤモヤの理由と付き合い方について調べてみました。
少しでもお役にたてたら幸いです。
目次
軽度発達障害とは
まず、生きづらさの原因のひとつと言われている、軽度発達障害について考えてみましょう。
軽度発達障害の特徴として、能力はあるのに集団の中で誤解されやすいことがあげられます。
社会に上手く適応できず、辛い経験をされていることもあるのかもしれません。
軽度発達障害の人は、知能も問題ないので一見すると「普通の人」にみられがち。
実は、そこが落とし穴なんです。
きちんと理解することが大切ですよ。
参照元:国立大学法人
発達障害のセルフチェックの詳しい説明はこちらです↓
軽度発達障害が生きづらい理由
普通に生活できるからこそ、今まで見過ごされてきた症状。
あいまいで気づかれにくく、より深刻さが表面化してしまいました。
軽度発達障害の人たちは必死で頑張っているんです。
ただ、少しだけ周りと異なる部分があるというだけ。
たとえば、みんなで話しているときに会話についていけなかったり。
一生懸命やっているのに理解されなかったり。
生きづらさの理由は、たくさんあります。
しかも、軽度発達障害は「症状が軽い=そんなに問題ではない」と思われてしまいがち。
軽度が軽症ではないことを知ると、今後の理解も深まります↓
軽度発達障害をめぐる問題点
軽度発達障害が生きづらい理由を理解したところで、問題点についても考えて、より知識を深めてみましょう!
気づいてもらえない
知能は周りの友達と変わらない。
ちょっと空気を読めないことはあるけど、普通に過ごせてしまう。
だからこそ、気付いてもらえない辛さってあるんです。
一人で抱え込んでいることもあるのかもしれませんね。
周囲の理解が得られにくい
自分では一生懸命頑張っているつもりなのに、周りが求めているレベルまで到達できなかった・・・。
症状や特性から上手くいかなかったとき、周りの人の目には「努力不足」と映り、誤解されてしまうこともあるようです。
二次的障害のリスクがある
軽度発達障害は見た目で判断することが難しく、自分を責めてしまいがち。
「何で、こんなことができないんだろう。」
本人だって悩んでいるんです。
これが、自尊心の低下を加速し、ストレスフルにな状態が続いた結果、うつ症状や適応障害なども発症してしまうリスクが高まってしまうそうです。
切実な思いが語られています↓
不用意な疑いに繋がる
早期発見したい気持ちもわかります。
生きづらさの理由がわかれば、今よりも心は楽になれるから。
ただ、厚生労働省では、問題点が見えてくる時期に適正に発見するという「適正発見」という考え方が望ましいと呈しています。
危惧するのは早期発見という掛け声に押されて、子どもたちに不用意に「疑い」をかけることが流行するのではないかということ 。
引用元:厚生労働省
年齢的に見えていないのに、見逃しを減らすために多くの幼児に疑いをかけてしまうことは絶対に避けて頂きたいと願っています。
判断時期の目安
3歳児検診のあと、保育園や幼稚園で集団生活を送るようになると、いろんな問題点が見えてくるようになります。
・集団行動が苦手
・自由奔放過ぎる
・言うことを聞かない
・一人遊びが多い
このような行動が見られたら、3歳児検診以降から小学校に入るまでの間に発達相談を行うのが良いと考えられています。
相談する場所の詳細はこちらです↓
軽度発達障害を理解する
軽度発達障害を理解することは、あなたのココロを軽くします。
同時に、まだまだ理解されない現実もあるかもしれません。
苦しいときは、信頼できる人に頼ってみてください。
生きづらさの原因を知り、共存していくことで気持ちも楽になれますよ。
あなたの周りにもきっと理解者はいるはずです↓
こちらの本もおすすめです↓
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もしかしたら、わが子には「発達障害」という診断が付くのではないだろうか、あるいは周囲からの指摘に、思い悩み、漠然とした「不安」を抱えた保護者の方々に読んでいただけら、という思いで作りました。
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・ 親の悩みにどう寄り添うか、そしてどのように解決に導くかが、わかりやすく書かれています。【悪い口コミ】
引用元:楽天ブックス
・特になし
軽度発達障害の人への接し方
コミュニケーションは潤滑油ですが、軽度発達障害の人は上手く取れないこともあると理解してあげてください。
ポイントをお伝えします。
穏やかに話す
もしも、間違ったことを言ったとしても、否定しないように心がけましょう。
そして、穏やかに話すことを意識し、相手にも安心して話してもらう環境を作ってあげるとコミュニケーションも前より取りやすくなります。
頑張りをフォローする
頑張っているのにうまく出来ない状況を見ると、何とかしてあげたくなりますよね?
その頑張りが分かりづらいのが、軽度発達障害の特徴なので、相手の気持ちに寄り添うことが大事です。
本人が困っていそうなことがあったら、一緒に考えてあげるのもいいですね。
個性のひとつと捉える
みんなと少しだけ違うだけで、生きづらさを増長してしまうのは悲しいこと。
同じ人生を生きるなら、個性のひとつとして捉えてあげてみてはいかがですか?
軽度発達障害と関わる周りの人も気持ちが和らぎますよ。
放課後等デイサービス・アレッタでは、心身に障害のある小学校1年生~高校3年生までの児童を対象にサービスを行っています。ひとりで抱え込まず、専門家に相談してみると気持ちも楽になりますよ。他にも関連記事がたくさんありますので参考になれば幸いです。
まとめ
今回は、軽度発達障害についてご紹介しました。
軽度という言葉がひとり歩きしないように、しっかりと理解することが大切。
生きづらさには原因があります。
障害を知るきっかけになり、受け入れることで、また違った世界が見えてきますよ。
どんなときもあなたは一人ではありません。
この記事が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。