今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。

今日のトピックは「赤ちゃん打つ発達障害になるの?」についてです。

赤ちゃんが目を離した隙に頭を打ってしまうと、親御さんは慌てふためいてしますと思います。

同時に、発達障害になるって噂を思い出したり、後遺症は大丈夫かなどが頭をよぎり、不安になったことはないでしょうか?

子育てに不安はつきものですが、正しく判断することで安心感が得られますよね。

そこで、あなたの不安を取り除けるよう発達障害との因果関係についてご紹介したいと思います。

赤ちゃんが頭を打つと発達障害になるのは本当?

気になる発達障害との関係性ですが、意識障害がなかったり、病院で検査をしても異常がないような超軽症の子供には、学習障害のリスクを心配する必要はないとのことです。

こちらの情報は、八重洲クリニック脳神経外科専門外来から発信されたものですが、興味深い内容だったのでお伝えしますね。

正しく理解をしないと、赤ちゃんが頭を打って問題がなかったとしても、心配ごとが増え続けてしまいます。

頭部外傷と発達障害に関する詳しい動画はこちらです↓

頭を打つと二次性ADHDになりやすい?

八重洲クリニック脳神経外科専門外来から発信された情報によると、「頭を打つと二次性ADHD」という話は画像診断で異常が認められる事例に限って検証された論文がもとになっているとのこと。

「重症の頭部外傷を受けた小児はADHDをおこしやすい。しかし、軽症例や中等度の頭部外傷ではADHD発症との関連は不明

引用元:八重洲クリニック脳神経外科専門外来
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静江
よくある「頭を打つ」では、意識障害もなければ画像診断での異常もないことが多いので、その場合は検証の対象になっていないので、関連は不明ということですね

重度の意識障害を伴う重症頭部外傷では、脳の損傷も大きいことが多く、将来後遺症が起こる確率も高く、高次脳障害が問題となることは避けられないかもしれないそうですが・・・。

高次脳障害は、学習障害として表面化することになると言われています。

学習障害がみられる注意欠陥多動性障害(ADHD)とも関係が深そうですが実際はどうなのか気になりますよね。

参照元:八重洲脳神経外科

こんな症状には要注意!

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静江
不安を取り除くために、赤ちゃんが頭を打ったあとに確認することについて見ていきましょう!
あまり心配がいらない場合

・意識がある
・すぐに大泣きする

注意が必要な場合

・意識がない
・泣かない
・もうろうとしている
・名前を呼んでも反応がない
・けいれんを起こした
・顔色が悪い
・嘔吐している
・ぐったりしている
・傷から大量に出血している
・いつも出来ていたことが出来なくなっている

打ち方によっては、脳へのダメージが心配なところ。楽観視し過ぎずに経過観察をすることが大切です。

すぐに泣いて元気そうでも、時間が経ってから症状が出てくる場合もあります

焦らず落ち着いて赤ちゃんの様子をこまめに確認してみてくださいね。

下のサイトは、症状について詳しく書かれていますので気になる人は、是非ご覧ください↓

子供の頭部外傷 | リハビリ(回復期リハビリテーション)の鶴巻温泉病院(神奈川県) (sankikai.or.jp)

受診の目安

受診の目安は先ほどご説明した「注意が必要な場合」にあてはまるとき。ただ、赤ちゃんの状態をみると、慌ててパニックになってしまうかもしれません。

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静江
そんなときは、まず深呼吸をして冷静さを取り戻してくださいね。

そして、頭を打ったときの状況や衝撃はどの程度だったのかということは、先生へ的確に伝えられるようしっかり把握しておきましょう

受診の目安で不安な方は、こどもの救急(ONLINE)というサイトを利用すると、チェックボックスに状況・症状を入れるだけで「救急車を呼ぶべきなのか」「明日の朝まで様子見で良いのか」などを提案してくれるのでぜひ利用してみてください。

看護師さんなどのプロに話して受診すべきか相談したい方は、【小児救急電話相談 #8000】にお電話してください。(利用可能時間帯などは自治体によって異なるので、各自治体へのリンクからご確認ください)

高次脳障害と発達障害の違いとは?

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静江
高次脳障害と発達障害は、まるで兄弟かのように似た症状がみられます。

高次脳障害

高次脳障害は、頭を強く打つなどして、脳にダメージを負ったことによる後天的な障害です。

症状は、言語・思考・記憶・行為・学習・注意など。

知的な機能に障害が起こった状態のため、注意力や集中力の低下、比較的古い記憶は保たれてるのに新しいことが覚えられない、感情や行動の抑制がきかなくなるようです。

参照元:東京都医師会

発達障害

発達障害は、生まれてからずっと脳に異常がある状態、つまり先天的な障害

症状は、言語・行動・学習に症状など。

たとえば、じっとしていられず落ち着きがなかったり、文字が上手く読めない等の学習障害(LD)があげられます。

発達障害についての詳しい記事はこちらです↓

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浩二
2つとも実に似た症状がみられますが、決定的な違いは先天性か後天性かということですね。

心配しずぎは逆効果になることも

赤ちゃんが頭を打つと心配のあまり、これまでの行動範囲を狭くしようとしまうこともあります。

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静江
だって、心配の種はなるべく取り除きたいですものね…

ただし、加減を間違えてしまうと赤ちゃんの成長発達にも影響を与えてしまうこともあります。しっかりと見守ることが大切ですよ。

必要以上に不安を感じて受診される患者さんには、あえて「大丈夫ですよ」と伝えて安心してもらうことも大事とおっしゃる先生もいます。

情報過多の時代は良くも悪くも手軽に情報が手に入り、聞きたくないことまでも耳にすることだってあります。 情報の取捨選択は難しくもあり、一歩間違えると精神面にも影響を与えてしまう可能性もありますよね。

心配なときは、お医者さんに相談してみるのもひとつの方法です。

相談できる場所を探そう

保健所・保健センター

新生児訪問や健診などを行っている機関ですが、子育てや発達に関する相談も出来ますよ。

気になることがあったら、上手に活用して心の負担を減らしてみてください。

施設紹介

子供の成長はあっという間。

成長過程で気になる症状がみられたら、こちらの施設でも相談にのってもらえるので覚えておいて損はないと思います。

神奈川県横浜市の放課後等デイサービスアレッタWEBサイトへ

放課後等デイサービス・アレッタでは、心身に障害のある小学校1年生〜高校3年生までの児童を対象にサービスを行っています。

デイサービスと言っても高齢者の介護とは異なります。障害を抱えた児童や親御さんの休息の場にもなるでしょう。

気になることがありましたら、一度相談してみるのも良いかもしれませんね。

お役立ち情報

お役立ちトピックス

発達障害お役立ちトピックスでは、様々なお悩みや症状についての記事を掲載しています。

参考になる情報が沢山あるので、良かったらのぞいてみてくださいね。

赤ちゃんが頭を打つ前に対策しよう

赤ちゃんて、起き上がりこぶしのようにお座りした状態から後ろにゴロン。

掴まり立ちをしていて後ろへゴンッ。

おまけにおでこもゴツン。

体に比べて頭が大きく、重心が上にあるためバランスが取りづらいんですよね。だから、大人よりも転びやすいんです。こちらのTwitterの方の言うことも大げさではありません。

赤ちゃんが頭を打つことへの配慮をして、少しでもリスクを減らすためにいくつか対策を考えてみましょう!

転倒防止グッズの活用

赤ちゃんは頭を打つ確率が高いですので、頭を打つ前にできることは試してみませんか?

赤ちゃんの頭を守る秘密兵器はこちらです↓

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【良い口コミ】
・もっと早く買えばよかった。
・手がはなせない時に使う分には少し安心していられます。
・頭を守るという点では優れていると思います。

【悪い口コミ】
・被せると嫌がって外そうとしてしまいます。
・夏には不向き。

引用元:楽天市場

頭が蒸れてイヤ!という赤ちゃんにはこちらもおすすめです↓

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【良い口コミ】
・嫌がらず転んで頭をぶつけて泣くことが減りました。
・とてもお安く買えて良かったです!
・見た目からして可愛い商品でした!

【悪い口コミ】
・縫い糸が取れていました。
・思ってたよりも小さかったですが、見た目は可愛いです。

引用元:楽天市場

赤ちゃんの周りを点検

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静江
赤ちゃんの目線で見ると、危険なものが見えてくることがあります

「こんなところに角があったんだ?危ないなぁ。」

「ここで転んだら床が硬くて痛いよね。クッションでも置いてみようかな。」

何気なく過ごしていると見過ごしやすいところも、赤ちゃんの目線になることで気づくことが沢山あります。

赤ちゃんのまわりに危険なものがないかこまめに点検して、あなたの大切な赤ちゃんを危険から守ってあげましょうね。

赤ちゃんから目を離さない

「あっ!」と思ったときには、赤ちゃんが転んでいた…というように、赤ちゃんの頃は目が離せませんよね。予期せぬ危険も潜んでいるのが、赤ちゃんの過ごす環境。

やはり、赤ちゃんから目を離さないことが一番の予防策になります。

目を離さないって、簡単で道具もいらないけど、神経をつかいますよね。

ご家族で協力者がいたら、一緒に見守ってもらいましょう。見守る『目』がたくさんある方が、赤ちゃんが頭を打つことへのリスクも減りますし、あなたの負担も減りますからね。

まとめ

今回は、赤ちゃんが頭を打つことと発達障害の関係性について解説しました。

赤ちゃんが頭を打つとヒヤッとしてしまいますよね。

発達障害と関係性があるかどうかは不明な点が多く、今回はあくまで推測の範囲に留まりました。

ただし、以下のような症状には要注意です!

  • 意識がない
  • 泣かない
  • もうろうとしている
  • 名前を呼んでも反応がない
  • けいれんを起こした
  • 顔色が悪い
  • 嘔吐している
  • ぐったりしている
  • 傷から大量に出血している
  • いつも出来ていたことが出来なくなっている

頭を打つことで後遺症が残る可能性はあるそうなので、頭を打ったあとの確認や打つ前の対策など、できることは参考にしてみてくださいね。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。