今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「発達障害 イラスト」についてです。
発達障害かもしれない…。そんな不安がよぎったことはありませんか?
発達障害という言葉が、なにやら恐ろしく感じてしまいますよね。
発達障害について調べてみてもいまいち理解できない。
発達障害の情報は、専門用語も多く聞いたことがない言葉もたくさん耳にすることが原因です。
そこで、今回の記事ではイラストで分かりやすく発達障害について知れるこちら書籍から、3つの気になるサインをご紹介します。
目次
まずは子どもを理解しよう
発達障害の定期付けは非常に難しいと言われています。
子どもたちの思いをくみ取り、共に成長する姿勢が求められます。
発達障害の定義は難しい
子どもたちも、大人たちだって、性格は様々ですよね。
外に出て遊ぶことが好きな子もいれば、おうちでゆっくり遊ぶ子もいます。
明るく活発な子もいれば、大人しく引っ込み思案な子もいます。
それは、本人たちの個性であり、特徴です。
その個性が極端に強く、周りと合わせる事が少し苦手なだけなのです。
混同されやすい発達障害について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考下さい。
協調性を共に育む
私たちの努めは、個性豊かな子どもたちを理解し、思いやり、時には新しい感情を知れたことに感謝しながら、寄り添い、支援することが大切だと思います。
今の社会は、組織の中で生活する場面が多く、1人で生きていくというよりも、仲間と生きていく環境の方が多いことが現状です。
社会の輪の中で、苦しい思いを少しでも減らすため、協調性を育む支援が求められています。
子どもたちも苦しんでいる
なかなか感情表現が出来なかったり、極端な個性というのは、子どもたち自身も悩み、苦しむことがあると理解する必要があります。
その思いが溢れ出てた時、それは子どもたちのメッセージです。
その言動の意図や心の奥を、もしかしたら?という仮説に基づき、対応し、改善する。
そのサイクルを根気よく続けることが必要です。
気になるサイン①泣かない・笑わない・興味がない
まずは赤ちゃんの時から見てみましょう。
反応が薄いと感じる
- 喉が渇いた
- 背中が痒い
- おむつが気持ち悪い
赤ちゃんがよく泣く理由ですね。
反対に、あやしてあげると笑って喜んだり、身近な人を求めて追いかけたりもします。
自分の知っている顔や、心を許している人に寄っていく行動は”愛着行動”と呼ばれます。
しかし、中には興味関心が少なく、泣いたり笑ったりしないケースがあります。
想像することが大切
自閉症スペクトラムの特性は、身体を使った感情表現が苦手な子もいます。
気になるサイン②不安感情が欠けている・極端に多い
すこし大きくなってきた子はどうでしょうか?
発達障害の特性を持つ子どもの中には、“不安”という感情を極端に感じる子と、そうでない子がいます。
迷子になっても平気
例えばお買い物中、興味のある物が目に入れば、好きな物に向かって一直線。
これは良くある行動ですよね。
その後、ふとお母さんやお父さんの姿が無いと我に返った時に”寂しい”、“不安”という感情が込み上げて、泣きだしたりします。
しかし、一人で行動することに全く不安を感じない子もいるようです。
気が付いたら勝手に外に出ていた・・・。やっとの思いで見つけ出したと思ったら、全く怖がっていない、なんていう事例もあります。
極端に怖がることがある
反対に、その真逆の子もいます。
お風呂や爪切りなど生活の部分から、人と触れ合うことや、周囲の音などに極端に不安を感じたり、嫌がったりする場合があります。
環境が変化することに対する不安や、敏感な感覚が原因と言われています。
地域の繋がりも効果的
- いつも通る商店街のお店
- 散歩途中のお花屋さん
まずはあいさつから始めてみませんか?
少し距離が縮まったことを実感すると、その環境に対する安心感から、気持ちを落ち着かせることに繋がります。
変化に対する恐怖感
この先何が起きるんだろう、このような想像力が上手く働かないために、不安を感じてしまうことがあります。
この原因は、変化に対応することが苦手だからと言われています。
変化に対する不安を消すためには、まず頭の中に決められたルールを作ります。
そのルールに従って動く。
そうすれば毎回変化に対応しなくてよくなりますよね。
子どもたちの中には、ルールから外れることを嫌い、ルール外のこと自体が理解ができない場合もあります。
しかし、時として臨機応変な対応が必要な場面もあります。
信頼関係の構築
新しいことを覚えるためには、誰かに教えてもらわなければなりません。
この人の言うことなら理解したいな、と思ってもらうための関係構築が大切です。
関係性が作れるまでは、長い時間をかけて寄り添ってあげましょう。
根気よく付き合っていきましょう!
気になるサイン③言葉の覚えが遅い
もうしっかり話せる時期のはずなのに・・・。
会話が成立しない
発達障害の特性を持つ子どもは、周囲に対する興味や関心が薄く、なかなか自分から言葉を出さない子もいます。
たくさん単語は理解しているけれど、頭で知っている単語で一方的に話してしまい、なかなか会話が成立しない場合があります。
エコラリア
耳に入った言葉を、そのまま繰り返し言ってしまう、エコラリアが見られる子どもいます。
自分の知っている言葉以外が頭に入ってきた場合、どのように反応していいか分からずに、聞いた言葉をそのまま返してしまう場合があります。
また、ある時期を境に突然話さなくなる場合もあります。
コミュニケーションが取れない時の対処法
なかなか会話が成立しないと感じても、本人の感情は豊富であることに変わりは有りません。
ただ、その言葉を繋げることが苦手なだけなのです。
心の中にある思いに重点を置き、何を伝えたいのかな?ということを考えてあげることが大切です。
相手の感情に寄り添い、「楽しいね!」や「もっと遊びたいね!」と共感してあげることで、人との関わりが楽しくなり、自分の感情を表現しやすくなります。
その他の気になるサイン
発達障害かな?と思うサインは、これらの3つ以外にもたくさんあります。
更に詳しい内容が知りたいからは本書を参考にしてみて下さいね。
気になったら早めに相談しよう
一人では解決できないこともありますよね。発達障害かも?こう思った場合は周りに相談してみましょう。
専門の医療機関
- 児童精神科
- 小児精神科
- こどもクリニック
少しでも不安を感じたら、専門家への相談をおすすめします。
しかし、地域によっては専門の医療機関の数も少なく、診察にも時間がかかってしまう場合もあります。
何か気付きを感じたら、早めに行動することが大切です。
放課後デイサービス
障害のある子どもたちが、放課後や学校が休みの日に通える療育機能を備えた福祉施設です。
各地域にも放課後デイサービスが増えてきました。
私たちアレッタは、子どもたちが自分の意思で行動する子を育てるため、保護者の方々をサポートしています。
子どもたちが大人になった時、安心した暮らしができるようにお手伝いしています。
アレッタが気になる方はこちらからお気軽にどうぞ。
地域の施設
- 保健所
- 子育て支援センター
- 自治体の福祉課
- 保育施設や学校
専門機関とは相性が合わない。そんな方々もいると思います。
地域の施設にも是非、相談してみてくださいね。
家庭での支援
愛を持って接する
大人たちも、日々の日常や環境の変化に不安を覚えるように、子どもたちも同じ不安を抱えています。
その行動には、決して悪意を持っているわけではありません。
子どもたちにとって、あなたは一番の味方です。そして、子どもたちもきっとあなたを理解してくれます。
是非、愛、関心を持って接してあげてくださいね。
叱るより褒める
お手伝いが成功した時。
好きなことが上手に出来た時。
些細なことでも前に進んだ時は褒めることを意識してみてください。
褒めるポイントはプロセスを細かく区切って褒めることです。
例えば、片付けなければならないおもちゃが5個あった場合、1個自分で片づけられたら、「えらいね。すごいね。」
まだ4個残っているでしょ!これは本人の心を閉ざす理由にもなります。
是非、その過程を褒めることを意識してみてください。
これだけでも自分1人で出来たという達成感を感じてもらうことが大切です。
頑張りすぎないで!
頑張りすぎない
子育てにストレスを感じているあなたは、きっと子どものことをよく考えて、頑張りすぎているかもしれませんね。
悩みや不安を話せる環境作りも、子育てには大切なことです。
アレッタでは、子育てに悩みや不安を抱えたあなたを支援します。
困ったことは、是非ご相談くださいね。
アレッタが気になる方はこちらからお気軽にどうぞ。
まとめ
今回の記事では、発達障害の子どもの気になるサインについて解説しました。
奇異に思ってしまう言動も、きっと伝えたいメッセージがあるのです。
その上で、ちょっとでも気になるサインが見え始めたら、早い段階で相談を持ちかけてみましょう。
気になるサイン①泣かない・笑わない・興味がない
気になるサイン②不安感情が欠けている・極端に多い
気になるサイン③言葉の覚えが遅い
少しでも苦しい思いや、悩みが解決となれば幸いです。