今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「発達障害の子供向けのおもちゃ」についてです。
子供のおもちゃもいろんな種類がありますよね。昔からあるブロックとか、絵本以外にもどうやって遊ぶの?っていうようなものまで、その種類は豊富です。
発達障害は「脳」の機能障害が原因と言われています。刺激を沢山与えて脳の活動を活発にさせたいですが、おもちゃにどんな効果があるのでしょうか。
そして、発達障害の子供の成長に役立つのは、どんなおもちゃなのでしょうか?
この記事で解説していきます。
目次
おもちゃが子供を成長させる
発達障害を抱えている子供は、脳の成長に極端な偏りがあります。その影響により、生活面で様々な事が困難となってしまうのです。
おもちゃには、脳の成長に様々な刺激を与えてくれます。
物の色や感触、重さや大きさ、行動することで得られる効果など、様々な情報をおもちゃから得られることができます。
発達障害に限らず、子供にとって「おもちゃ遊び」は、脳の成長にとても重要なのです。
人気のおもちゃ6選
おすすめのおもちゃを紹介していきます。
これらのおもちゃを実際に遊んでいる動画も合わせて紹介していますので、参考にご覧下さい。
- コップがさね
- くるくるチャイム
- ことばずかん
- マグネットブロック
- くみくみロープ
- パズル
コップがさね
コンビ コップがさねposted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング
1歳未満の子供でも遊べる定番のおもちゃです。
サイズが違ういろんな色のカップがセットになっており、重ねていく事ができます。逆に、中にしまっていく事もできます。
簡単な仕組みのおもちゃで、間違って飲み込む心配もありません。
どんな効果があるの?
大きさの違いが分かるようになります。
サイズが大きいものに、それより大きいものは入らないこと。小さいものを入れる事ができることなどです。
重ねる事ができた。しまう事ができた。といった成功体験を沢山する事ができます。
脳は褒められるとドーパミンが、ドバッと出てきて活性化します。
小さな時に、「できたね。やったね。」という成功体験をすることは大切だということです。
カラフルな色のコップですので、色を教えてあげる事もできますね。
下記にこのおもちゃで遊んでいる動画もありますので、よければご覧下さい。
くるくるチャイム
くもん出版 NEW くるくるチャイムposted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング
遊び方はいたって簡単です。上の穴にボールを入れるだけ。
あとはくるくる回って、下から出てきます。出てくるときに「カーン」っていい音がするのが特徴です。
このボールは、飲み込む心配が少ないサイズなのもうれしいですね。小さい子供は何でも口に入れちゃいますから。発達障害の子供はある程度大きくなっても、「とりあえず噛んでみる」という子もいます。
どんな効果あるの?
5色の色のボールがあるので「何色入りま~す」といって、色を教える事もできます。
自分の手でボールを握って、小さな穴に入れるという訓練になります。物を掴んで、離すというのは色んな動作の基本ですよね。
食べ物を持つのも、鉛筆を握るのも、テレビのリモコンを持つのも。
発達障害の子供の特徴として、目の動きがおかしいというものがあります。
キャッチボールが苦手だったり、位置感覚がつかみにくかったりしますので、このおもちゃで「動くものを目で追いかける」練習が出来ます。
ことばずかん
にほんご えいご ことばを育む おしゃべりいっぱい! ニューことばずかんDX(1セット)posted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング
子供に大人気のアンパンマンの「ことばずかん」です。アンパンマン以外にも種類がありますので、お好みをお選び下さい。
このおもちゃの特徴は、アンパンマンが付いているペン型の物を絵に当てると、声で教えてくれるという点です。子供は音が出るものが好きですよね。
ドキンちゃんを触ったら、ドキンちゃんの声がします。
質問されたものを正確にペンで触れる事ができると、アンパンマンが褒めてくれます。「できたね。やったね。」という成功体験ができるのです。
結構いいお値段がしますが、日常生活に必要ないろんな場面がページごとに設定されています。また単語だけでなく、2つの単語をつなげた言葉も教えてくれますので、良い刺激になるでしょう。
どんな効果があるの?
ペンを握るということ、書いている絵にピンポイントでペンを当てることで手先を使います。
質問という所を触ると声で質問されるので、聞いたことを理解して行動するという練習にもなりますよね。
人は記憶するとき、脳への刺激が強い方がより記憶に残りやすいと言われています。手で当てて、声を聴いて、褒められるという多くの刺激を脳に与える事になるのではないでしょうか。
色を覚えたり、乗り物を覚えたり、数を覚えたりできます。
自閉症のお子さんは言葉を話すのが遅い傾向があると言われていますが、このずかんで楽しく言葉を覚えられるといいですね。
マグネットブロック
magformers マグフォーマー 62ピースposted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング
名前の通り、磁石付きのブロックです。カラフルな色のプラスチックです。
少し大きめなので飲み込む心配なないでしょう。
近づけると勝手にくっつくので簡単です。色んな形のピースが入ってます。
もっとたくさんのピースがあるセットもあるようなので、年齢が上がると増やしてもいいかもしれません。
どんな効果があるの?
平面の状態に並べたものが立体になる様子を見る事が出来ます。空間認識力や想像力も刺激するでしょう。
自分で並べたものが形になるという達成感も味わえます。
色や形も教えてあげられます。
丸いものを作ったら、転がしてみてください。「丸いものって転がって行くんだ」って学べます。
四角い物を作ったときも、転がしてみてください。「四角いものは、転がらないんだな」っていうことを学ぶでしょう。
くみくみロープ
くみくみスロープ たっぷり100(1セット)posted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング
このおもちゃはいろんな部品を自分で組み合わせて遊ぶものです。ちょっと小さい子供さんには組み立ては難しいかもしれません。大人が手伝ってあげましょう。
大人もしっかり楽しめると思います。
組み立てたら、付属の小さいボールを上から入れていきます。このボールは小さめなので、間違って口に入れて飲み込んでしまわないように注意が必要かもしれませんね。
レベルがアップするにつれて複雑に作れます。途中で分かれるコースを作ったりして、落ちてくるペースが変わったりして楽しいですよ。
ぐるぐる回る歯車のようなところもあり、ガラガラいい音を立てて転がっていきます。
最終的には自分でオリジナルなコースを作ることができるようになっているようです。
どんな効果があるの?
まずは説明書に書いてある通りに作ることから始めます。平面に書いてあるものを立体に仕上げていく、空間認識に繋がるかもしれません。
小さいボールを掴んである離す、という訓練になります。
自分でコースを組むための発想力も培えるといいですね。
いろんな色がありますので、色の違いも学べます。
パズル
カタミノ / katamino gigamic / ギガミックposted with カエレバ楽天市場AmazonYahooショッピング
これは対象年齢が3歳から99歳までとなっているおもちゃです。
家族全員で遊べるというのはいいですよね。
ちょっと高めなのが難点ですが、いくつ(おじいちゃんやおばあちゃん)になっても遊べると思えば納得の価格でしょうか。
カラフルな色のブロックを枠に綺麗にはめていくというゲームです。
レベルがいろいろ設定されているので、簡単なものからチャレンジでるでしょう。
親が分からなくても安心してください。ちゃんと答えがあります。
どんな効果があるの?
いろんな色があるので色を教えてあげられます。
いろんな形をはめる必要があるので、想像力や発送力がつくのではないでしょうか。
自分の手で入れていくので、手先も使いますので、数学脳を鍛えたり、空間を認識する力もつくでしょう。
なにより親が一緒に真剣に考えられるというのが、いいのではないでしょうか?
出来ないことがあっても大丈夫。最初からやり直したらいいんだよ。という事も教えてあげられます。
発達障害の子供の中には、「負けるのは絶対嫌。負けそうになったらゲームをぐしゃぐしゃにする。負けたら泣きわめく。」という特徴の子もいます。
このパズルは勝ち負けではなく、一緒に作り上げるという体験ができますよね。
集中力や忍耐力もつくかもしれませんよ。
他にもレゴブロックやジクソーパズルなど一般的に知育玩具と呼ばれるおもちゃは、手先や脳を刺激するように考えられています。子供が夢中になるおもちゃに出会えるといいですね。
手作りできるおもちゃもある?
おもちゃって買うと結構なお値段がしますよね。
一緒に作るという手もあります。
絵カード
例えば言葉を覚えたり、物の名前を覚える為に「ことばずかん」を買うのではなお手製のカードを作ることができます。
図書館で借りた本をコピーしたり、ネットで検索した絵や写真を使う事も出来ますし。
ラミネートをしたら強度が増しますが、そのままでも大丈夫です。成長したら使わなくなる可能性がありますから。
ほかにもペットボトルを使ったおもちゃとか、検索するといろいろありそうでしたよ。
専門家の力も借りよう
自宅で出来る遊びにはどうしても限界があります。
外で元気に遊ばせることも大事ですね。太陽の光を浴びて五感を存分に刺激して、脳の働きを活性化することが出来ます。
療育を利用する
ほかの方法として、療育プログラムを利用するということもできます。
専門家が自宅には置けない大型のおもちゃを使って、楽しく教えてくれます。教えるというより、一緒に遊ぶというほうがいいかもしれません。
療育は、10歳までには始めた方がいいという意見もありました。
もしも発達障害だと診断されているなら、出来るだけ早く療育を利用しましょう。
子供が柔軟に吸収できるうちに苦手を克服するように、助けてあげたいですね。
放課後デイサービス
放課後デイサービスの利用も考えましょう。
こちらはマンツーマンではなくグループでの活動になります。
もちろん専門のスタッフが対応してくれますよ。生活の苦手な部分を改善する支援もしてくれるようです。
放課後等デイサービス・アレッタでは、心身に障害のある小学校1年生〜高校3年生までの児童を対象にサービスを行っています。ご両親の悩みの相談にものってます。
また、発達障害お役立ちトピックスでは、発達障害に関する様々な情報記事を公開しています。ぜひ参考にご覧下さい。
まとめ
おもちゃと言っても本当にいろんな種類がありますね。
「脳を刺激する」ことは、誰にでも役に立つ情報です。人はある程度成長してしまうと、老化していきますよね。子供と一緒に楽しく、脳トレしましょう。
最近はアプリの中にも、絵カードやパズルがあるようです。
もしも画面で見た方が子供が理解しやすいなら、そちらをぜひ使いましょう。
大事なことは、子供が飽きずに楽しく続けられることです。
どんなに効果があると言われるおもちゃでも、続けて使わなければ役に立ちません。
今回紹介したおもちゃはどれも、大人が一緒に楽しめるものでした。いろんなものを上手に利用していきましょう。
ご拝読いただきありがとうございました。