今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「子育てサークル」についてです
・友達をつくりたいけど子育てサークルには参加したくない
・子育てサークルって何?どんなことをするの?
・子どもの発達が気がかり、子育てサークルに参加してもいいの?
これらのどれかにあてはまるお悩みをお持ちの方の参考になる情報をまとめました。
児童館のママたちの間でも子育てサークルの話題がよく出ます。
2歳のうちの子も入れるみたいだけど…うまくやっていけるか心配!
参加する・参加しないのどちらが正解で得かということはありません。
親子で楽しめる場所を見つけるてがかりにこの記事をご活用ください。
目次
子育てサークルや習い事…どこにいけば友達をつくれる?
お子さんと二人きりの時間ばかりだと退屈に感じたり、まるで世間から取り残されていると不安に思うこともあるでしょう。
月齢の近いママの話を聞いたり、お子さんも目新しいおもちゃで遊べたりと市町村の子育て支援サービスは子育ての孤立防止の役割を担っています。
・親と子のつどいの広場
・地域ボランティアの子育てサロン
・子育てサークル
子育てサークルはママたちが協力して運営しているみたいだけど怖いうわさもあるでしょ?
参加して友達ができたら嬉しいけど、私がトラブルが起きても「イヤ」と言えない性格だから参加したくない気持ちもあって迷ってます。
子育てサークルに限らずですが…
・ママたちの人間関係のトラブル
・宗教などの勧誘
・当番の負担など
デメリットと感じる部分があれば無理に参加する必要はありません。
友達をつくりたいなら子育てサークルの参加はマスト?
お子さんが友達をつくれるように協力してあげたい親御さんのお気持ちはわかります。それに、ママだって悩みや愚痴を聞いてくれたり、困ったときに助け合えるママ友がいてくれたほうが心強いですよね。
子育てサークルは企画や運営も地域のママたちが協力して活動する組織ですので、参加すれば一気に距離が縮まります。
主に居住地近くで、未就園児を子育て中の保護者が定期的に集まり、自主的に企画・運営・活動しているグループです。 親子遊びや季節の行事を楽しみ、子育ての相談や情報交換し互いに支え合いながら、地域で一緒に子育てを行っているグループを子育てサークルと言います。
引用:横浜市青葉区ホームページ内子育てサークルガイド
同じ学区内なら、同学年でなくても幼稚園(保育園)・小学校以降も顔を合わせる機会の多い人たちなので早めに仲良くなっていた方が気が楽かもしれません。
アレッタのある横浜市南区の子育てサークルはこのように実施されています
南区では様々な「子育てサークル」が活動しています。メンバーが協力し合って自分たちでグループを運営しており、主に未就園児親子を対象としています。
同じ地域の中で親子で仲間づくりをしたり、就園前に大勢だからこそできる経験をしたり、「子育てサークル」に入って親子でたくさんの思い出を作りましょう。
引用:はぐはぐの樹ホームページ内南区子育てサークル
ここ(pdf)の子育てサークル名簿から問い合わせできるのね
でも2021年度の名簿だから、サークルが存続しているかの確認も必要ね
静江さんいいところに気が付いてくれましたね!
コロナ禍は活動拠点の公民館や児童館が使用できず、活動自粛を余儀なくされました。
感染収束以降も活動内容を一部自粛・近隣サークルと合併・やむなく解散したサークルも多いと聞きます
子育てサークルの活動内容やメリットについては後程ご紹介しますが、
・怖いうわさ
・めんどくさそう
などの理由で入会したくないという方もいますよね。
無理して気分の乗らない子育てサークルに参加せずとも、友達をつくれる場所はあります。子育てサークルの参加不参加によって友達をつくるスタートに差がついてしまうことはありません。
・市町村の子育て支援サービス
・児童館や公民館のイベント
・習い事
・発育健診会場
・公園
子育てサークル以外で友達をつくるならココがおすすめ!
上記で挙げた場所をおすすめポイントとともにご紹介します。
市町村の子育て支援サービス(子育てサロン)
子育て支援サービスには資格をもった相談員がされ常駐されており、お子さんを安全に遊ばせながら専門的な相談を受けられることも魅力です。ただ地域のボランティアの方が企画・運営している子育てサロンでは専門家のアドバイスを受けることは出来ないかもしれません。ですが人生の先輩方がお子さんもママ達も温かく見守ってくれる場所。ゆったりとした時間の流れる中、まさにホッと一息つけるサロンです。
私が行った子育てサロンは親子用に飲み物を用意してくれていました。
「お母さんもたまには休みなさい」と、わが子の様子も見ながらコーヒーをいただいている間はボランティアの方が子守をしてくれていました。おじいちゃんおばあちゃんに遊んでもらっているような感じで子どもも喜んでいましたよ。
「※ママカーストには付き合っていられない」「値踏みするようにジロジロ見てくるママにはうんざり」…つらい経験をして同年代ママだと緊張して会話が続かないことでお困りでも、年が離れた方となら不思議とリラックスして会話を楽しめるかも。
※ママカーストとは家庭環境や持ち物などを勝手に比べて序列をつける行為のこと
「下流は嫌だ」とお互いを蹴落としあいママ友いじめに発展する様が描かれたテレビドラマも話題になりました。参考:Wikipediaママカースト
【横浜市南区の子育てサロン】
横浜市南区子育て応援マップ(地域の子育てサロン・施設の子育てサロンのページをご確認ください)
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横浜市のホームページからは→南区→区の暮らし総合→子育て教育→子育て支援相談→子どもと遊ぼう地域子育てマップ→南区子育て応援マップと進んでください。
児童館や公民館のイベント
事前予約制のことが多いですが、飛び入り参加OK の場合もあります。基本無料ですが工作イベントは参加費用がかかることも。
イベント参加ついでに、児童館で開催中の子育てサークルの様子も垣間見られますよ。「見学を申し込んだらサークル入会を断れなさそう」で心配な方は視察してから申し込んでみてはいかがでしょうか?
公民館の図書室や図書館では読み聞かせイベントを行っていることも。大きい音・にぎやかな場所が苦手なお子さんも静かな図書館なら落ち着いて過ごせるかもしれません。
泣き出してしまっても大丈夫!すぐ退出できることも安心して参加できるポイントです。
習い事
共通の話題があるので会話には困りません。
・次に会う約束を取り付けなくてもいつもそこにいえば合える間柄なら「仲良くなりたいけど自分から連絡先の交換を申し出るのが苦手」でドキドキそわそわしてしまうママも安心!
・いろいろと詮索されたくないなら、顔見知り程度で留めておけばトラブルも未然に防げます。最低限あいさつさえ交わしていれば相手も傷つけずある程度の距離は守った付き合いを続けられます。
発育健診会場
アレッタの「発達障害お役立ちトピックス」をご覧の方の中には、お子さんの心身の発達に日々頭を悩まされている方もいるかと思います。
そういったご家庭には健診時に別室で【市町村で行っている発達相談や療育教室】をすすめられることも、同じリーフレットを渡されたママを見かけたらその方もあなたと似たお悩みをお持ちなのかもしれません。
突きつけられた現実に驚き、ショックを受けているかもしれないので特に声をかける必要はなく、その場はそっとしておいた方が無難でしょう。発達相談や療育教室で再度お見掛けすることがあれば「○○市の健診会場で~」と声をかけるきっかけにはなります。
「発達障害グレーゾーンの疑いあり」と健診で告げられるお子さんは
・その子の特性や
・親御さんのご苦労
が周囲に理解されず、時に心無い言葉に傷ついたこともあったかもしれません。
「障害」と告げられることはショッキングでしょうが、同じような悩みを持った仲間がいたほうが心強いのではないでしょうか?
「誰のせいでもない、その子の生まれ持った特性」と受け入れることで生きやすくなる方法が見つかることもあります!
・何もかも放り出してしまいたいほど疲弊してしまっても、ひとまず今日一日を無事に乗り切る力をくれるのは当事者しかわからない悩みを共感してくれる相手ということもあります。
▼似た悩みを持っている同士ならではの情報交換もできるので、療育ママ友がいると心強いです。
ですが、「私も同じ」と何でも理解できているといった過信はご法度!敬意をもって接することが大切ですね。
公園
友達をつくることを目的にしなくても親子で楽しめる場所、もう二度と会うことはないだろうと思う相手でも、砂場で勝手に道具を借りてしまったことがきっかけで会話が盛り上がることもよくある光景ですね。
学区が違うママとの会話から、「利用したことのないお店や病院の情報を思わず得られた」なんてことも。
・近所の公園でよく会う親子、顔見知りになってもいろいろと詮索されたくないなら、ある程度の距離感を保って付き合えばトラブルも未然に防げます。
・人見知りが発動しても、最低限あいさつだけは交わせるように努めれば相手を傷つけず良好な関係を保てます。
子育てサークルのトラブル・怖いうわさって?
お仕事をされているママは特に、子育てサークルに時間を費やせないという方もいますよね。参加するメリットの方が多いのですが、お客さん感覚では参加できない・役員にならなくても当番制の仕事があることを煩わしいと感じる方も多いようです。
子育てサークル内で起きるトラブルのほとんどはママ同士の人間関係によるものが多いです。
・ママ同士の派閥(悪口大会)
・暗黙の了解のアフターランチ会
・お菓子や掃除当番
・資金面
上記に挙げたトラブルが全ての子育てサークルで起きている訳ではありません。また極まれに、表向きは楽しい親子の遊びの場所なのに気がついたら宗教の勧誘を受けていた事例もあるようです。
程よい距離感を保てばトラブル回避できることは多い
▼子育てサークルのママ友と居住地が近ければ小中高入学以降もずっと顔をあわせることにもなり兼ねます。
お互いに踏み込みすぎない程よい距離感を保つようにに努めて、良好な関係を続けていきたいですね。
自分で解決できないお悩みやトラブルは
・相手との距離を置く
・専門的な相談機関の助けを借りる
などして、一人で抱え込まないことが大切です。
お子さんの発達による友達とのトラブルを心配されてサークル参加を踏みとどまっているなら、発達支援に特化した子育てサークルもあります。
そちらは後ほどご紹介します
適度な距離感を保って子育てサークルを楽しもう!
ここまで、子育てサークルの
・参加しなくても友達をつくれる場所は他にもあること
・注意すべきトラブルや怖いうわさ
についてご説明してきました。
怖がらせてしまっていたのならすみません。子育てサークルは気軽に親子で楽しめる場所ですので、まずは見学・参加してみるのもアリだと思います。
とりあえず参加してみようかな。
行ってみて「やっぱり私には合わない」と思ったら退会してもいいんですよね。
もちろんです。黙って辞めてしまうのはNGですが、やむおえず退会される方もいます。
気楽に参加してみましょう!
子育てサークルに参加するメリットは主に3つ
子育てサークルの活動内容は
・地域の特色
・リーダーの采配
によって多種多様ですが、どのサークルでも共通すると思われるメリットを挙げます。
・子どももママも友達が出来る
・入園前の集団生活の練習
・個人では申し込めない貴重な体験
次に具体例をご紹介します。
・子どももママも友達が出来る
ママたちが協力して活動する子育てサークルでは、お互いに自分の子以外でも見守ったりお世話をすることは多々あります。
それは
・役員の仕事を全うする必要
・おやつや掃除当番などの責務
など、わが子から離れて行動する機会があるからです。
お互いの見守りを強いられることを煩わしいと感じる方もいますが、それこそが親も子も一気に距離が縮まる理由でもあります。
うちの子の場合は子ども同士だとなかなか輪に入れず個人行動をしていることが多いけど、
大人に一緒に遊んでもらうのは好きみたいだから、顔見知りのママが増えた方が安心かも。
「迷惑をかけてもお互いさま」と許容し合うというわけですね。
・入園前の集団生活の練習
基本の活動
・出席シールを貼る
・名前バッジをつける
・活動の始めと終わりの歌唱
・体操
これらで園生活の予習ができます。
コロナ以降は自粛してしまったかもしれませんが、おやつの時間は
・食事の前の手洗い
・食器の準備
・いただきますとごちそうさまを待ってから食べる
・協力して片づけなど
入園後のお弁当の練習ができます。
他には
・季節の行事にあった制作(のり・はさみの練習)
・発育測定(身長・体重)
・ハロウィンやクリスマスのイベント
など、入園してママから離れてもひとりで頑張れるよう、園生活を見越したプログラムを活動に入れていることが多いです。
・個人では申し込めない貴重な体験
主な活動拠点は公民館や児童館などの室内ですが、年に何回かおでかけの活動があることも。
個人では申し込めない施設見学を楽しめるのも子育てサークルならでは!
・公園でピクニックやお花見
・動物園
・消防署などの施設見学
・スーパーのバックヤードツアー
・お芋ほりやいちご狩り
貴重な経験が出来る他、入園してからの遠足の練習にもなりそうですね。
合同運動会を開催して近隣のサークルの親子とも親睦を深める機会もあるようです。
協力し合うことが活動が円滑にすすむカギ
子育てサークルは、友達をつくれる場所であること以外にも
・園生活の練習
・貴重な経験
が出来ることをお伝えしました。
しかし、興味がある活動だけ参加するような、いわゆるお客さん気分の参加はできません。
【役員の主な仕事】
・サークル活動の企画運営
・おやつ、制作物の準備と手配
・訪問先などに連絡
【役員さん以外の仕事】
・おやつの準備(当番制・年に数回)
・掃除(当番制・年に数回)
やはり役員さんは仕事が多いです。負担が集中しすぎないように、役員さん以外のママもできる限りサポートします。
「上の子の幼稚園のお迎え」に間に合う時間内で活動を終わらせることが鉄則!みんなで協力して定時終了を目指します。
発達の気がかりな子、子育てサークルに参加したら迷惑?
「発語・歩き始めが遅い」「毎晩夜泣きがひどい」「発育健診で指摘された」など発達に気がかりな点があるのに子育てサークルに参加すると、「周囲に迷惑をかけてしまう」と思っていませんか?
発達障がい児を育てる親子サークル
▼お子さんにこれらの気になるサインが見られたら発達に凸凹があるのかもしれません。
その子の発達の特性を知り、必要なサービスを受けることで成功体験を増やし、自信につながることもあります。
発達に凸凹があるお子さんは、一斉行動が苦手なことも。
・常に目を離せない
・周りに誤ってばかり
サークル活動を楽しむ余裕がないなら、発達障がい児の行動や心理に理解のある方たちが主催する子育てサークルがあります。
こんぺいとうKIDS
横浜で生まれ育ち医療(リハビリテーション)のお仕事をさせている方が代表を務めています。
こんぺいとうKIDSは横浜市南区で平成28年から続く発達障がい児を育てる親子のための子育てサークルです。
・親子ヨガ
・作業療法士リハビリ講座
・理学療法士リハビリ講座
・食育講座
の他に横浜市内へのお出かけイベントも行っていたそうです。
※2022年度はZoomを使用したオンラインの活動を行っていたと記載。
これまでの活動報告は公式ホームページより閲覧できます。
公式ホームページ:Jimdo無料ホームページこんぺいとうKIDS
加配制度を利用する予定なら地域の子育てサークルも
「じっと座っていられない」「話を聞かず没頭しすぎてしまう」など、
・集団生活でうまくやっていけるか心配
・発達の困りごとはあるが、周囲に気づかれたくない
そのような親子に寄り添う制度※「加配」の利用を考えているなら、入園後も遊び相手になってくれる友達がいてくれると心強いですね。
※加配とは
発達障害児を受け入れる幼稚園(保育園)で実施されています。
園での生活に慣れるための必要なサポートをするための先生を加える制度を「加配制度」と言います。
▼加配制度や児童発達支援などの公的な支援・制度についてはこちらの記事にまとめてあります。
発達の凸凹の子の夢中になる遊びを「個性的」「かっこいい」と捉えたり、お世話が好きなお子さんもいます!
▼発達の特性があるが、普通学級に在籍することのメリット・デメリットについてはこちらの記事を参考にどうぞ。
まとめ
本日は「子育て サークル」についてご紹介しました。以下まとめです。
・怖いうわさ、めんどくさそうなどの理由で子育てサークルには参加したくなくても
・市町村の子育て支援サービス
・児童館や公民館のイベント
・習い事
・発育健診会場
・公園
などを利用して友達をつくれる機会はある。
・子育てサークルの活動に参加すると
・子どももママも友達が出来る
・入園前の集団生活の練習
・個人では申し込めない貴重な体験
これらのメリットを得られる。
・子どもの発達が気がかりで子育てサークルに参加してもいいのか不安なら
・発達障がい児の特性を理解した子育てサークルを検討してみるのもあり。
まずは雰囲気を知ることが大切です。事前見学の問い合わせや申し込みは各サークルの代表者にお尋ねください
このページが、日々の育児に心配事をかかえる方にお力添えできれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。