今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
発達障害の当事者で「昼間に以上な眠気がくる」「夜眠れない」という方や、保護者の方で「息子や娘が睡眠で悩んでいる」という方多いのではないでしょうか。
発達障害の人の1/2は睡眠障害を併発していると言われています。これは発達障害でない人と比べると2倍の数値です。
寝ることは人生の1/3ほどを占めるとても重要なことです。しっかりと意識して対策する必要があるでしょう。
ということで、今日のトピックは「発達障害と睡眠の関係」についてです。是非最後までご覧ください。
目次
発達障害から生じる睡眠障害
発達障害の人が睡眠障害もかかえている割合は約50%と言われています。中でも自閉症スペクトラム障害 (ASD)、注意欠陥多動性障害(AD/HD)の人には睡眠に問題のある人が多いようです。
睡眠問題というと「不眠症」「過眠症」「睡眠時無呼吸症候群」などが有名ですが、特に「過眠症」、日中の強い眠気が問題になることが多いです。「朝起きられない」「日中起きているのがつらい」という方は要注意です。
睡眠障害は小学生高学年ごろから発症する場合が多く、好きな授業でも始まってから10分ほどで寝てしまうこともあります。診療を受け、正しく治療を受けることによって睡眠が改善され成績がよくなることも多いです。
睡眠障害の治療法
悩んでいる症状が過眠症であろうと不眠症であろうとまずは専門機関において適切な診察、治療を行ってもらう必要があります。軽度の過眠症や不眠症であれば生活習慣の指導と睡眠薬や鎮静剤などの薬物投与で改善する可能性が高いです。
睡眠にはいまだ解明されていないことが多く、睡眠の専門医も不足しています。睡眠に対する知識があまりないにもかかわらず睡眠外来を設置している医療機関もあります。睡眠医療認定医を選んで受診するのが好ましいでしょう。
日本睡眠学会専門医療機関 105機関
睡眠障害を理解してもらうための行動
睡眠は生活する上で非常に重要なものであるにもかかわらず軽視している人が多いのが現状です。「遅くまで夜更かししてだらしない」「早起きもできないなんて…」となかなか理解していくれない人も多いです。
日本には睡眠の専門家が少ないので、一般の方々もなかなか重要性を理解できないでしょう。「今日〇時間しか寝てない」というのをまるで自慢話のようにする人もいるほどです。
まずは家族の人や先生などに睡眠の重要性や睡眠障害を知ってもらいましょう。このページを見せるだけでも効果があるかもしれません。一人で抱え込まずとりあえず相談してみることが大切です。
睡眠不足で発達障害になる可能性
ここまで発達障害によって引き起こされる睡眠障害について話してきましたが、逆に睡眠障害から発達障害が引き起こされる可能性があるということが懸念されています。
2012年アルベルト・アインシュタイン医学校の研究では、「いびき」「口呼吸」「睡眠時無呼吸症候群」をもつ子供たちが7際までに発達障害のような症状をもつ可能性は、発達障害でない子供と比べ40~100%高いと判明しています。
「発達障害のような症状」と言われているのはその症状が発達障害特定していいか、たまたま似たような症状が出ているのかまだ解明されていないことが原因だと考えられます。
また注意欠陥多動性障害と診断された人がそのほかにも「睡眠時無呼吸症候群」を持っていると判明し、睡眠の改善を行ったところADHDの症状が改善した。との報告もあります。
これらのことより発達障害と睡眠はとても密接に関係していると考えられています。睡眠不足が現代病の一つだと言われている今、睡眠に対する考え方を改める必要がありそうです。
また子供の睡眠状態をよくするためには家族ごと睡眠習慣を改善していく必要もあります。「早く寝なさい」と言割れたところで親が起きていると子供もなかなか寝る気分にはなれないでしょう。
アレッタについて
「放課後等デイサービス アレッタ」では発達障害に関する情報を多く発信しています。「発達障害の人たちの手助けをしたい」「どうやって育児をすればいいか知りたい」「自分の症状とどう向き合えばいいかわからない」という方は是非訪れてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
発達障害と睡眠にはとても強いつながりがあることがわかりますね。
発達障害も睡眠障害も迅速で正しい対処をすることが大切です。
必ず専門機関で相談するようにしましょう。
本日は最後までご覧いただきありがとうございました。引き続き「アレッタ」をよろしくお願いいたします。