今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「子育て オムツ」についてです。
なかなかオムツが外れない。
いつになったら外れるんだろうという不安はありませんか?
早期にオムツが外れる可能性が高まるオムツなし育児に興味や、既に挑戦していらっしゃる方もいると思います。
しかし、オムツなし育児を頑張りすぎて、ツラい思いを抱えることになっていませんか?
子育てにおいて、子どものことを第一に考えてしまうことは当然ですが、ママパパが健康であることが大前提であることを忘れてしまいがち。
この記事では、オムツ無し育児によって得られるメリットの解説。そして成功のために必要な心と時間の2つの余裕について解説します。
一生懸命頑張っているあなたへのエールとなれば幸いです。
目次
オムツなし育児は2つの余裕が必要
心と時間の余裕。これがオムツなし育児を成功へ導く鍵となります。
それぞれ解説していきますね。
①心の余裕
オムツなし育児は、完全にオムツが外れるまでに相当な失敗を重ねないといけません。
一発でおまるにおしっこやうんちが成功!オムツが外れました!
という方は本当にごくわずかだと思います。
つまり、長い時間をかけてゆっくり子どもと向き合う心の余裕が無ければ、つい怒ってしまったり、落ち込んでしまったりします。
これはお互いにとって悪影響。
反対に、ゆっくりと向き合う余裕があれば、子どもとのコミュニケーションが豊富となるだけでなく、トイレを身体で覚えるスピードがグッと早まりますので大きなメリットとなります。
②時間の余裕
育児はもちろん大切。だけど仕事や家事にも追われる毎日。できるだけ時間は短縮したい!
この想いの比重が強くなると、オムツ無し育児は難しくなります。
オムツを履かなければ、汚れたお洋服を洗濯する手間や、床や絨毯に飛び散ったおしっこを吹き上げる時間もかかります。
それでも大丈夫!という時間に余裕がある方なら、きっとオムツ無し育児も上手くいきますよ。
オムツなし育児のメリット
子どもたちの健康と成長にも良い作用があると言われています。また親子間のコミュニケーションを深めるためにも良い機会となります。
排泄による親子のコミュニケーションが深まる
排泄が上手くいかない時は応援し、上手くいけば共に喜ぶ。気持ちを共有することで、親子の絆や信頼はグッと深まります。
普段よりも行動や表情を細かく見るようになるため、子どもの想いをたくさん考えるようになります。小さなことにも気付けるようになりますよ。
本来の欲求を満たす
子どもだって、本当は気持ちよく排泄したいと思っている。これがオムツ無し育児の大前提の考え方です。
子どもも、大人と同じ。快適な排泄はご機嫌になり、健康も維持されます。
トイレを覚えるスピードが上がる
早い段階でオムツが外れると、持ち歩くオムツが不要になり荷物も軽量化されるだけでなく経済的です。
成功するまでにはたくさん失敗を繰り返すため、洗濯や掃除の手間はかかりますが、荷物が軽量になるメリットは大きいですよね。
オムツ持ち帰りの手間削減
保育園や幼稚園では、まだまだ使用済みオムツの持ち帰りがルールのところもあります。
帰りにお買い物、と思ってもゴミを持ち歩くのも…。衛生的に大丈夫だろうか…。などの不安もありますよね。
オムツが外れると、この不安も解消に繋がりますよ。
オムツ無し育児のデメリット
メリットの反面、手間が増えたり上手くいかない時に落ち込んだりと、とにかく大変です。
しかし、上手に乗り切ることでメリットに変わりますよ。
失敗が多く手間が増える
おしっこやうんちに失敗してしまうと、汚れた部分の掃除や洗濯の手間が増えます。
冬場では胃腸炎などの流行もあるため、衛生的な不安が増えるリスクもあります。
子どもたちにとっては、この失敗がとても大切。手間をかけた分、子どもたちの次へのチャレンジに繋がりますよ。
結果重視となり変化に気付けない
今日は2回成功、1回失敗した。明日は3回成功させよう!
このような数字目標は、結果として良い悪いを判断しています。なぜ成功したのかというプロセスを見落としがちです。
これが習慣となると、子どもたちの小さな変化に気付きにくくなってしまう可能性もあります。
できるだけ、子どもたちの行動や想いにフォーカスしてあげてくださいね。
期待に対する落胆が大きい
オムツが早くに外れてほしい、この大きな期待があるが故に、失敗した時はなんで失敗したのか分からず落ち込んでしまうことも多々あります。
- 失敗してほしくない気持ち
- 結果を求める気持ち
子どもからすると、オムツを外した排泄は無理難題。失敗を受け止め、成功を喜ぶ。行き過ぎた期待ではなく、ゆっくりと成長を見守りましょう。
楽しむ気持ちと感謝を伝える
オムツ無し育児の成功の鍵は、子どもと一緒に成功への道のりを楽しむこと。そして、トイレやおまるで排泄してくれることに対してありがとうと全面に伝えることが大切です。
何気ない、あなたの一言に子どもたちも笑顔になり、次も頑張ろうという気持ちが芽生えます。
自己肯定感の高まりにも繋がり、自信に満ち溢れる子どもに成長してくれるのではないでしょうか。
発達障害かも?オムツが外れない時の対処法
少し前進したら褒めることが大切です。子どもたちを信じて見守りましょう。
達成感を感じることでステップアップ
発達障害の特性には、強いこだわり、高いプライドがチャレンジの妨げになる場合があります。失敗したくないという強い思いが、前に進めなくなってしまうんですね。
この場合、成功したらスタンプを押す。溜まったらプレゼントがもらえる。など達成感を別の形で与えてあげると意欲が湧く場合があります。
大切なことは、完璧を求めないこと。
「おまるに座れたら偉いね。」
「成功したらもっとすごいね。」
このよくにプロセスを褒めることで少しずつ前に進もうと思えるようになります。
思い切ってパンツにしてみる
保育園や幼稚園に通っている場合、保育士さんたちの指導に合わせて思い切ってパンツにしてみましょう。
お友達は出来るのに、自分だけ出来ない。
プライドが高くて不安だと思う場合は、近くの公園に遊びに行く時にパンツにしてみても良いかもしれません。
気長に見守る
大丈夫です。必ず外れるようになります。
周りのお友達と比較するのではなく、子どもたち自身と向き合っていきましょう。
それでも心が追い付かない場合は、近くの相談できる場所に声をかけてみることも大切ですよ。
アレッタでも支援しています
アレッタでは、発達障害かもしれない?そんな不安を抱えるママパパを支援しています。
是非お気軽にご相談ください。
まとめ
オムツ無し育児で子どもと上手に向き合うには、心の余裕と時間の余裕が必要です。
人間が本来持っている快適な排泄を実現できる反面、成功への道のりは長く遠いものなのです。
成功した時の喜びを一緒に感じ、失敗しても次のチャレンジに向けて一緒に楽しむ。これが有意義なオムツ無し育児に大切なことです。
そして何より、子どもたちには「ありがとう」と感謝の言葉を常に投げかけていきましょう。
子どもたちの健康と、自己肯定感を育むために、ゆっくりと子どもたちと向き合ってみませんか?