今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「子育て 眠い」についてです。
「子育てに疲れて眠い…けど眠れない」
といったお悩みをお持ちではありませんか?
子育てママに多い悩みの1つに「睡眠に関する悩み」が挙げられます。私たち人間にとって、睡眠は生きる上で大切なプロセスです。けれど、なかなか寝かせてくれない環境が、あなたにストレスを与えていきます。
そこで本記事では、子育てに疲れても眠れないママに向けた「3つの問題点と対策」について解説していきます。
ママにも休息が必要です!ぜひ参考にご覧くださいね。
目次
子育てで眠いママは不安・不満がいっぱい
まずお伝えしたいのは、子育てに疲れ眠いママのために、パートナーや実家などに「子育が本当に大変なんだ」と伝え、ママのSOSを理解してもらうことです。
出産を経験したママは、ひとりの親として長い子育てが始まります。
もし初めての子供なら、いろいろな疑問や不安でいっぱいなことでしょう。なぜ泣いているのか?どんな環境が望ましいのか?など、心配で子供から目を離せられないママは多く、とても不安なのです。
では、2人目の子育ては楽になるのか?と言うと、そうとも限りません。
仮に年子のケースでは、ほぼ同じ年齢の子を、同時にお世話しなくてはいけませんよね。つまり、より多くの負担がママに重くのしかかります。
例えば、2人目の子を寝かそうとして、ダダをこねた1人目の子が泣き出し、つられて2人目の子も泣き出してしまう。逆のケースもあり得るでしょう。
パートナーや実家などに相談しても「それがママの仕事だから」と言われれば、不満だってたまりますし、孤独を感じます。
ママにだって、泣き出したい気持ちになることが多々あることを、パートナーにもぜひ知ってほしいのです。
だからこそ夫婦で協力し合い、その子にとって1度しかない子育て期間を、ともに過ごしてください。
浩二「パートナーもお忙しいはず。けれど、仕事とは違う大変さが子育てにあることを理解し、ママを助けてあげてください。」
子育てに疲れて眠いママが持つ3つの問題
ここからは、眠い理由や問題について考えてみましょう。
子育てに疲れて眠いママが持つ3つの問題を挙げてみました。
- ゆっくりできない
- 産後ハイ
- 精神的ストレス
子育てに疲れ眠い理由・問題:ゆっくりできない
まずは、物理的な原因によって眠れないケースです。
赤ちゃんは、1日のほとんどを寝て過ごします。ですが、ミルクやトイレ、寂しいなど、さまざまな理由で頻繁に目を覚まし、ママを呼ぶのです。
この「細切れ睡眠」がママの睡眠不足に大きく影響します。
寝るのが得意な赤ちゃんがいる一方、苦手な赤ちゃんもいるのです。よって、簡単には寝ついてくれない子だっています。
赤ちゃんの状態を確認したり、あやしたりといったプロセスが、徐々にママの睡眠時間をなくし、眠い状況を作り上げるのです。
子育てに疲れ眠い理由・問題:産後ハイ
次に、ママ本人のテンションによって眠れないケースです。
出産を終えた直後のママは、出産から解放されると同時に、幸福感や喜びからテンションの高まりを抑えられません。この状態を「産後ハイ」と言います。
産後ハイ状態だと目も覚めるため、寝ようと思っても寝付けず、睡眠サイクルを狂わせる原因の1つです。
産後ハイの期間は人それぞれで、数カ月〜半年以上続く場合があります。
子育てに疲れ眠い理由・問題:精神的ストレス
最後に、精神的なストレスによって眠れないケースです。精神的ストレスの主な原因をまとめました。
- 自分の時間が取れないストレス
- 泣き止まないストレス
- 主張が分からないストレス
- 泣き声(音量)のストレス
- 孤独を感じるストレス
- パートナーの理解を得られないストレス
- 泣き声(音量)のストレス
ママは育児に追われるため、自分の時間が取れません。泣き出す理由や主張が分からず、ママもパニック状態に陥ってしまう場合があります。
また、赤ちゃんの泣き声は、時に100dB以上にもなると言われるほどの騒音です。
人の会話声は、およそ50dBです。
環境省のデータによると、90dBでパチンコ店内に相当する騒音。泣き出す子供をあやすママは、それ以上の音をすぐ近くで聞き続けています。
つまり、人は「音」でもストレスを感じるのです。
パートナーに相談しても理解を得られない孤立感や、泣き声を聞くだけでストレスを感じるママは、決して少なくありません。
ひどいケースだと「産後うつ」を抱えてしまい、生活に支障が生じます。
発達障害の可能性
発達障害を抱えている子供の多くに、睡眠に関する悩みがあります。例えば、なかなか泣き止まなかったり、すぐ起きてしまったりといったケースです。一方で、全く泣き出すことがなく、逆に不安になる子もいます。
他には、着ている服が嫌なのかもしれません。感覚過敏の1つ「触覚過敏」を持つ子は、触れる物に対して過剰反応を示す場合があります。
肌触りが合わない服ってありますよね。ママには肌触りが良くても、お子さんには嫌なのかも。
子育てで眠いママへの対策とは
大前提として、ひとりで抱え込まないことです。周囲に相談したり、話を聞いてもらったり、パートナーへ育休の申請をお願いする。実家を頼るなど、周囲にSOSを出してください。
休める時に、しっかりと休息をとってくださいね。
他にも、本で解決策のヒントを得られる場合があります。
本記事でご紹介したいのは、下記の本です。
睡眠医学者視点から語られた1冊で、子育てで眠れないママにピッタリの内容となっています。ママの心境を伝えた挿絵が多く、読みやすいです。
適度に仮眠(お昼寝)をする
赤ちゃんに起こされる。ゆっくり寝られないママには、15分〜30分程度の仮眠を心がけましょう。
子供を寝かせる時、寝かしつけた後、ママ自身の休息も意識してください。家事やご飯の準備など、他にすることは山ほどあるかもしれません。
しかし、ママ本人の休息も大変重要なことです。
だからこそ、周囲にSOSを出してくださいね。
睡眠の質を良くする
産後ハイのママには、「眠くなくても寝ること」を意識してみましょう。この時、寝つきやすいように、お部屋の環境を整えるのがおすすめです。
例えば、お部屋の明るさを暗くしたり、寝ながらスマホを見ないなどが挙げられます。他にも、子供が寝返りしやすい服を選ぶことや、触り心地の良い毛布、音を出すような物を置かないなど、子供が寝やすいお部屋の環境は大切です。
特に、寝ながらスマホは要注意。
スマホ画面のブルーライトが脳を刺激し、さらに眠れない状況を作り上げてしまいます。
周囲に協力してもらう
精神的ストレスで眠れないママは、周囲に協力をお願いし、あなただけの時間を確保しましょう。
パートナーや周囲の協力は、ママの休息に欠かせない部分です。実家が近くなら、実家に預けてゆっくり眠れる時間を確保するのも良いでしょう。
とはいえ、実家が遠い人や、シングルマザーの人はどうすべきでしょうか。
そこで「子育て支援センター」の利用も選択肢です。子育て支援センターとは、各地域ごとに設けられている就学前の子供を対象にした支援機関。無料で参加できる施設もあるので、ぜひ相談してみてください。
また、産後うつがひどい場合、病院の受診も検討しましょう。ママ本人が倒れては、それこそ大ごとだからです。
障害を抱えた人向けのサービスもある
仮に子供が発達障害を抱えている場合、放課後等児童デイサービスを利用する選択肢があります。
子供に適した療育を受けられるだけでなく、ママ自身の休息時間としてのメリットもありおすすめです。
アレッタの画像をタップすると、サイトへ移動できます。ぜひ参考にご覧ください。
まとめ
赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごすものの、頻繁に目を覚ましママを呼びます。この細切れ睡眠こそ、ママの睡眠不足に影響する大きな要因です。
しかし、ママ本人が産後ハイ状態や、精神的ストレスによって眠れないケースも考えられます。
ママが倒れてからでは遅いのです。
だからこそ、ひとりで全てを抱え込まず、周囲を頼ってください。そして、周囲はママを助けてあげてください。
子育ては、ママひとりで行うものではありません。