発達支援を受けられる機関の例

発達支援を受けることのできる機関には、児童福祉法に基づいた児童発達支援センターや児童発達支援事業所などが挙げられます。
0歳から6歳までの幼児は、こうした支援施設にて、集団での支援や個別での支援を受けることができます。

小学生以上のお子さまの場合は、放課後等デイサービスの支援対象です。
アレッタも、この放課後等デイサービスのうちの一つです。

放課後等デイサービスの支援対象

放課後等デイサービスでは、小学生・中学生・高校生の就学児童が主な支援対象となります。
学校の授業後、つまり放課後や長期休暇の間に通うのが、放課後等デイサービスです。

サービスを利用する際、療育手帳や障害者手帳などといったものが必要となるわけではありません。
専門家の意見書を提出して認可されれば、手帳がなくてもサービスを受けることができます。

放課後等デイサービスは、児童福祉法に通所型の福祉サービスとして位置付けられています。
市区町村から受給者証を交付してもらうことで、1割負担で通所申し込みができます。

放課後等デイサービスの活動内容

放課後等デイサービスには、専門的に療育を受けることのできる施設や、習い事感覚で体操や楽器の演奏、社会科見学などを行なっている施設などがあります。

まず、仕事に生かすためのPCを用いた作業訓練や、掃除や料理など日常生活での力をつけるトレーニング、人とのコミュニケーションをとるためのトレーニングなどが療育です。

運動、ダンス、書道、描画、創作や造形などは、習い事や創作的活動に含まれます。
他に、学習支援や社会科見学による地域交流などを図る施設もあります。

また、放課後等デイサービスには、お子さまの居場所、さらにはご家族の方へのレスパイトケアとしての役割も担っています。
レスパイトケアとは、介護者の方に、一時的に介護から離れ休息をとってもらうための家族支援サービスのことです。

放課後等デイサービスを利用することは、お子さまにとって新しい体験や貴重な機会を得るのに繋がるのはもちろんのこと、介護者にあたるご家族の方にとっても有意義なこととなるでしょう。

放課後等デイサービスの1日の流れ

放課後等デイサービスの1日の流れとしては、大まかに2パターンあります。
まず平日の場合、13時頃に各学校へお迎えにあがります。

14時半頃から個別活動として、宿題支援等を行います。
16時からはおやつタイムがあり、16時45分からは集団活動をします。
この際、近隣の公園などへ外出する場合もあります。

17時半に自宅へお送りして、1日の活動は終了となります。

学校がお休みの日の場合は、9時半に送迎開始です。
10時に音楽活動、11時15分からはお勉強、12時に昼食を食べて13時には掃除をします。

13時半からは自由時間で、14時45分から屋外活動をします。
15時におやつタイムがあり、16時に送迎開始です。

これらは一つの例で、送迎状況によって時間が前後することもありますが、大まかにはこのような流れで1日を過ごすこととなります。

なお放課後等デイサービスにおけるスタッフは、管理者一名、児童発達支援管理責任者一名、保育士または児童指導員が一名以上という構成で成り立っています。