今日も皆さんと一緒に、発達障害等に関する学びや情報交換の場所となることを願って投稿させて頂きます。 今日のトピックは「療育遊び」についてです。
「子供の成長のために何かしてあげられることはないかしら?」
「遊びを通じて学べることができたら嬉しい」
このようなお悩みを持つ方向けに、療育遊びについて解説していきます。これを読めば、療育遊びとは何か?ということがわかります。
ぜひ、最後まで読んでください。
目次
療育遊びとは
療育遊びとは、字の通り遊びを通じて子供の成長を促す遊びのことをいいます。医療と教育から構成され、医療、教育、福祉などを総動員させて、子供の発達を促します。
療育により、「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」の向上が見込めます。
詳しく療育遊びの効果について解説します。
想像力が育つ
つみきの1かけらを乗り物に置き換えたり、自分で遊びの中で想像を膨らませることによって、意識の時間軸やイメージを形成する力、表象・象徴する力が育ちます。
自己肯定感が増す
遊びは子供にとって普段味わうことができない大切な生活体験です。非日常的で安心できる空間です。そこで、認められ大切にされた体験が、自分は存在してよいものだという自己肯定感が生まれてきます。
人との関わり方が学べる
ごっこ遊びなどの遊びは、一人ではできません。他者がいるからこそルールを守り、コミュニケーションを取りながら行うので、自然と人と関わる面白さや自信が学べます。
参考元 フローレンスが行っている療育とは~感覚遊びを体験してみよう~【8月保育塾】
子供の成長を伸ばすためには、その子の年齢や発達段階に応じた遊びや刺激が必要になってきます。発達心理学において、0~1歳(感覚運動器)で五感を学び、2~7歳(前操作期)で直感的に遊んだり、ごっこ遊びをやり始め、自己中心の気持ちが芽生え、右脳中心になると言われています。
さらに、3歳頃までに脳の80%が発達すると言われています。
参考元 ひえだGroup
療育遊びの種類
療育遊びにはいくつかの種類があります。
感覚遊び
遊びの中で最も初歩的な遊びであり、五感を使って楽しむものです。揺れるおもちゃを見たり、声を聞いたり、おしゃぶりをするのが一例です。
↓の動画で感覚遊びについて詳しく解説しています。
運動遊び
運動遊びは、字の通り、体を動かして楽しみます。かくれんぼや鬼ごっこ、ボール遊び、なわとびなどです。子供は体を動かして遊ぶことにより、身体の動かし方が複雑・精巧になってきます。発達に遅れのある子どもの中には、感覚遊びに夢中になるあまり運動遊びが苦手な子もいます。
1人で運動遊びをする場合は↓のようなグッズで遊ばせてみましょう。
想像遊び
想像遊びはごっこ遊びなど、架空の人物になりきって遊んだりして、いろいろな人の社会的役割を学んでいきます。
受容遊び
受容遊びは、絵本を見たり、お話を聞いたりする遊びです。知的好奇心や情感豊かな心の発達に良いとされています。
子どもの寝る前などに読み聞かせしてあげましょう。
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構成遊び
構成遊びは、積み木を積んだり、絵をかいたり、折り紙・切り紙をするなど、何かを想像して作る遊びです。リアルな玩具は、遊び方や玩具の用途、状況理解の助けになります。
↓の積み木はひらがなの勉強もできるので、小学校に上がる前の学習としても最適です。
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参考元 保育における子どもの社会性とイメージする力を育てる遊び
療育遊びでの子供への接し方
「こうした方がいいよ」と教える
幼児期は何が良くて何が悪いのか判別がまだついていない時期です。具体的に「こうした方がいいよ」という望ましい行動を、その子の特徴に合わせるようにして教えます。
そうすることで、振る舞いが良くなり、保護者の育てにくさや回避感情、気持ちの落ち込みをなくすのが基本です。
努力をほめる
発達障害の子供は、その特性から気になる行動が目立ちます。その時にただ注意するだけでは、親子の関係が悪くなるだけです。
「こうしたら上手くいくよ」とコツを教えてあげましょう。そして、出来なかったことができた時や頑張っている姿勢が見られるときにはしっかりほめてあげましょう。幼稚園の先生や学校の先生にもお願いしてもらうとより過ごしやすくなります。
良い親子関係を構築する
子供は大人から暖かく見守られていると安心します。そのことを実感することによって大人の期待に応えてくれます。
就学ころまでに療育
できるだけ小学校入学までに介入をおすすめします。本格的な社会生活が始まる前に、療育を始めることで、本人が社会生活を送る上での障害を減らすことができます。
参考元 ニコニコこどもクリニック
まとめ
今回は、療育遊びについて解説させていただきました。
療育遊びとは医療と教育が合わさった遊びだということ、
療育遊びにはいくつかの種類があるということ、
療育遊びにおいての子供への接し方について理解していただけたのなら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。