今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「発達障害何科」についてです。
「自分の子供が発達障害かもしれない」「病院で診てもらいたい」となった際、何科を受診すればいいかご存知でしょうか。
この記事では、その様な悩みに対し、分かりやすく解説していきます。
目次
小児科や精神科を受診
発達障害は小児科、精神科で診察を受けることが出来ます。
発達障害とは、生まれつき脳の一部に異常がある為、通常の子に比べ成長に偏りが出てしまい「生活しづらさ」を伴う障害の総称です。発達障害というと「子供の障害」というイメージを持たれがちですが、近年では成人でも発達障害の治療を求め通院している方も数多くいます。
- 広汎性発達障害:アスペルガー症候群・自閉症など
- ADHD:注意欠陥・多動性障害
- LD:学習障害
と大きく3つに分けられ、複数の発達障害を持つ子供もいるのです。また、子供によって障害の重度も異なり、それに伴って「その子供に合った診断、治療法」を探していく必要があります。素人では「個性」なのか、または「発達障害」なのか区別が出来ません。
担当医に状態、症状など出来るだけ詳しく説明し、今後の治療について相談していきましょう。
ここからは、病院を受診する前のポイントなどを解説していきます。
発達障害者支援センター
発達障害者支援センターをご存知でしょうか。
発達障害者支援センターは、発達障害児(者)への支援を総合的に行うことを目的とした専門的機関です。都道府県・指定都市自ら、または、都道府県知事等が指定した社会福祉法人、特定非営利活動法人等が運営しています。
発達障害児(者)とその家族が豊かな地域生活を送れるように、保健、医療、福祉、教育、労働などの関係機関と連携し、地域における総合的な支援ネットワークを構築しながら、発達障害児(者)とその家族からのさまざまな相談に応じ、指導と助言を行っています。引用先:発達障害者支援センター
支援体制の整備状況は地域によって異なってきますので、全国で同じ支援を受けられるわけではないのです。また、発達障害支援センターは医療機関ではありませんので、診断や検査、投薬などの医療行為は出来ません。さらに、各センターで受け入れる対象者の年齢に制限があります。よく確認した上で相談しましょう。
上記リンクから、各都道府県の相談窓口情報が確認出来ますので、よろしければ参考にしてみて下さい。
小児神経専門医が在籍している病院
小児神経専門医が在籍している病人を受診しましょう。インターネット上にホームページを設けている病院もありますので検索、または電話での確認でも構いません。
小児神経専門医は、「成長発達期にけいれん、運動、知能、感覚、行動、言葉やこころの問題などの神経系機能障害をおこす病気の診療に必要な知識・技能・経験を持っている」と日本小児神経学会が認定した医師のことです。
引用先:日本小児神経学会
口コミも確認
専門知識を持った医師であることも重要ですが、病院の口コミも重要です。受診しようとしている病院に実際通われた方の意見は信憑性もあります。病院選定の参考としてお勧めです。
1つの病院に拘り過ぎない
上にも記載しましたが、複数の発達障害を持つ子供も珍しくありません。発達障害の確定診断は難しく、特に複数の発達障害症状が見られる場合、医師によっては違う診断結果となる場合もあり得るのです。また、担当医との相性が悪いと、通院そのものが辛くなる可能性もあります。1つの病院に拘り過ぎず、発達障害者支援センターなどにも相談してみましょう。
発達障害の費用について
健康保険は適用される
障害者手帳が無くても受けられるサービス
これに関して、「障害手帳が無くても受けられるサービスについて」で解説していますので、よろしければご覧下さい。