今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「発達障害 子供 ブログ」についてです。
発達障害の子供たちに向き合うことに疲れているパパやママはきっと多いはず。
25人のクラスであれば、1〜2人の割合で発達障害の傾向があると言われています。
この記事では、発達障害の子供たちの成長を見守る、放課後デイサービスのスタッフの目線と、発達障害の子供たちと向き合う親御さんたちの気持ちをお伝えします。
少しでも、今の悩みや負担が軽くなれば、幸いです。
目次
発達障害の向き合う前に
発達障害は個性です。子供たちの成長を信じましょう。そして何より、あなた自身の休息を忘れないようにしてくださいね。
発達障害は個性
発達障害と診断されたり、その傾向があるのかもと思った時、大きな不安が押し寄せてきます。
大切なことは、発達障害は子供たちの持つ個性ということです。その個性がより強く、ハッキリと出てしまうと認識することです。
時間をかけて、ゆっくりと寄り添っていくことで、少しずつ意思疎通や様々なことに共感出来るようになります。
休息は必ず必要です
発達障害の子供たちの行動には、時に予想しない行動にショックを受けたり、大きな悲しみに直面することもあります。
子供たちの行動の一つひとつには、思いや意図が必ずあります。
しかし、肉体的、精神的に疲労が蓄積している状態では、その思いを受け取ることも、汲み取ることも難しくなります。
そしてネガティブな感情ばかり湧いてしまいます。
育てる側が健康でなければ、子供が健康に育つことも難しいのです。
是非、周りの人たちに相談、協力してもらいながら、あなた自身を休ませてあげて下さい。
子供たちを信じる
成長につれて、いつか自分で気づき、正しい選択が出来るようになることを信じることが大切です。
最初のうちは不安でも、共に生活していく中で、親子関係も良くなり、周りの環境に馴染んでいきます。
不安に考えずに、前向きに子供たちと向き合っていきましょう。
発達障害の子供たちとのコミュニケーションの取り方はこちらの記事も参考にして下さい。
発達障害の子供を育てる時の辛さ
どのような対応をしたらいいのか分からずに不安が押し寄せることもあります。周りの環境に頼ることも大切です。
対応方法が分からない
初めに、発達障害の子供と接する方法に正解はありません。
それぞれの個性を理解して、直面する課題をゆっくりとクリアしていがなければなりません。
つまり、どう接していいかを模索するのではなく、愛情を注ぎ、信頼関係を積み上げることが優先的です。
孤独感・不安感
発達障害という診断が下った時、大丈夫かな?きちんと育つのだろうか。
様々な不安から、自分1人になったような気がして、激しい孤独感に包まれてしまうことがあります。
自分一人で抱えずに、悩んだら相談することも大切です。
また、成長スピードは子供たち個々に違います。
周りと比べずに、子供たちのペースに合わせてあげましょう。
身の回りの環境に頼ることも
1人で乗り越えることは非常に困難に思う方も大勢います。
家族や地域の施設へ早めに相談することも大切なことです。
家族やパートナーへの理解が得られない時もあると思います。
発達障害支援センターや、あまりに精神的に辛い場合はメンタルクリニックへの相談も視野に入れても良いでしょう。
放課後デイサービスの活用
教育の面で不安がある場合は、放課後デイサービスへの相談も可能です。
アレッタでは、子供の個性を活かし、未来に羽ばたける子供たちを育てます。
ありがちな親御さんの行動
発達障害の子供さんを持つ親御さんたちは、ストレスも溜まりがちです。ついついきつく当たってしまったり、気づかないフリしていませんか?
気づかないフリ
子供が発達障害かもしれない。
だけど、実際そうか分からないし、特に指摘されたわけではない。
実は発達障害にもかかわらず、現実逃避してしまうこともありがちです。
発達障害の気になるサインはこちらの記事を参考にしてください。
過剰な支援
また、その反対のケースでは、心配がゆえに、過剰な生活サポートを施してしまう場合です。
宿題を全て手伝ったり、洋服の着替えをしてあげたり。
愛情の大きさと、支援の量が比例して大きくなってしまうと注意です。
もし、その支援が急に途絶えてしまったら?
自立した生活から少し離れてしまっている可能性もあります。
きつい言動や体罰
教えても、同じことを繰り返してしまったり、周囲の人やお友達に迷惑をかけしまった時、ついついキツく当たってしまったり、時には言葉の暴力を振るってしまったり、体罰に走ってしまう場合があります。
この時感じる恐怖心というのは、子供たちの意欲・やる気を奪ってしまいます。
その感情はグッと堪えて、根気良く、忍耐強く、長い目で子供たちと向き合っていきましょう。
今までの接し方を間違えていたと思ったら、これからの接し方を変えるだけで大丈夫です。
あなたの愛は子供たちに伝わりますよ。
大切なことは怒りのコントロールです。こちらの書籍も参考になりますので、気になる方は読んでみて下さいね。
発達障害かも?と思った時の対処法
発達障害の特性がある子供たちは、自分の思いや考えを上手く伝えることが苦手です。
ちょっとでも、もしかしたら?と感じた時は、
あなたから率先して支援してあげることが大切です。
まずは生活の中で改善可能か試してみよう
発達障害の判断は非常に難しいものです。
もしかしたら?と思った時は、お家の生活の一部から、様々な工夫を施してみましょう。
例えば、お風呂に入っても何していいか分からなくなる。
こんな苦難があったとすれば、その手順が分かるように掲示してみたり、生活の工夫を取り入れてみましょう。
早めの行動
発達障害の子供たちの言動には、必ず思いがあります。
しかし、その思いが理解できずに放置してしまうと、親、子供両方に辛い生活が強いられることになりかねません。
発達障害という診断に対しての恐怖感が重くのしかかったり、Cしてしまうこともわかります。
しかし、発達障害だからといって人生が不幸になることは絶対にありません。
どうしていいか分からない時は、是非早めに専門家に相談を持ちかけてみましょう。
子供たちが生活しやすい環境が見つかるはずですよ!
3つのステップで対応
発達障害かも?と感じたら、
- 気付く
- 仮説を立てる
- 行動する
この3ステップが大切です。
【気付く】
子供たちの行動を観察する。
【仮説】
なぜその行動を取るのか。
専門家にも相談。
【行動】
子供たちに合わせた環境を構築する。
発達障害の種類
自閉症スペクトラム
①協調性と社会性に欠ける
②コミュニケーションが上手く取れない
③想像力が乏しい
自閉症の一つで、見極めることが非常に難しい特性です。
脳の機能がアンバランスになることが原因とされており、精神的な病や教育不足で引き起こされるものではありません。
周囲に対して不安や恐怖を感じやすい面もありますが、素晴らしい能力を持つ一面もあります。
- 電車の名前を全て覚える
- ピアノ演奏が一度で弾ける
- パソコン操作がすぐに理解できる
これは一例ですが、自分が好きだと感じるものに対しては、極端に高いレベルで成長する場合があります。
ADHD
①じっとしていられない
②忘れっぽい・集中できない
③感情より先に行動する
Attention Deficit Hyperactivity Disorderの頭文字を取った略称です。
ADHDとなる原因はハッキリと特定されていません。前頭前野に何らかの障害があり、上手く体がコントロールできないことが要因とされています。
非常に元気な子もたくさんいますが、そのコントロールが難しく、臨機応変な対応や状況に応じた調整ができません。
体が先に動いてしまうこともあり、指名されていないけど答えてしまったり、列に横入りしてしまったりする場合もあります。
また、妙に忘れっぽいこともあります。学校の荷物を毎日忘れてしまうこともあります。
LD
①読み書きが苦手
②聞き取りが苦手
③計算が苦手
勉強は頑張っているのに、効果が見られない場合があります。
個人差は大きく、得意なことや不得意なことが極端になったり、ばらつきが見られることもあります。
【読み書き】
「れ」と「わ」の違いを覚えられなかったり、ノートに上手く文字が書けないなど書くことが苦手。
【聞き取り】
周囲の音が混ざると、声が届かなくなったりします。理解はしているのに、聞き取ったことを上手く話せない場合もあります。
【計算】
一桁の計算ができても、それ以上ができない。図形が理解できない場合があります。
発達障害かも?気になるサインが知りたい方はこちらの記事も参考にして下さい。
まとめ
今回の記事では、発達障害の子供さんを持つ親御さんへエールをお送りいたしました。
発達障害は子供の個性です。明るい未来を目指して、子供たちを信じましょう!
対応方法が分からなかったり、極度な不安に襲われる時は、是非周りの施設にも相談してみて下さい。
一人で悩まずに、第3者の力を借りることも大切な時もあります。
何より、親御さんたちが健康でなければ子供も健康にはなりません。
まずはあなたの心身を大切にして下さい。頑張りすぎる必要はありませんよ。